WHOは世界各国の自殺者に関する調査結果を公表した。日本の自殺者数は人口10万人あたりの比率に換算すると世界第10位で、旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国の中では最も多い。特に45~64歳の中高年男子の自殺者数が急増したという。また、世界全体の自殺者数は推計で年間約100万人に達し、殺人や戦争の死者の総計を上回るらしい(記事はこちら。WHOの該当ページはこちら)。 自殺者が増えているという話はよく聞くが、そもそも水準として自殺率(人口に対する自殺者の比率)は国によってどのようにちがうのか、またそれが何によって影響を受けるのか、気になったので少し調べてみた。 (ことわっておくが、自殺という深刻な問題を面白おかしく取り上げるつもりはまったくないので誤解なきよう。) こんなことを考えたのは、あるところで、引きこもりと生活の余裕に関係があるのではないか、という話が出たからだ。そのとき私は、日々の生活に