火曜日に岩波ホールで『夢のアンデス』見てきました。端的に言えば軍政期をとりあげたチリ現代史映画です。 同じグスマン監督の『光のノスタルジア』みたいに風景描写の途中でウトっときましたが、チリ軍政への抗議行動のシーンは流石にホンモノ画像で完全覚醒でした。軍政が横暴をするカットよりも反対運動が対峙するシーンのほうがいいですねえ。 「国民に極端な不自由を強いたチリ軍政が経済活動には完全な自由を与えたなんて皮肉だよね」の部分はなかなかなものです。 国民生活を締め付けて貧困を放置して外資に権益を売り渡すあたりは今の日本も同じという。国家や国民の利益よりも政権や支持階層の利益が優先するところもそうですが、それを支える宗教も何やってんだかですね。中国の国民党じゃないほうのKMTとか自民を支えている宗教団体ってチリのカソリックと同じだよねと。 映画には出てこないけどヨハネ・パウロ2世がチリに行くのも冷戦が終