バスケットボールはあまり好きではない。中学の時、バスケ部の連中がイヤなやつばっかりだったからだ。性格の悪いイジメっ子とチャラいアホがたしなむスポーツ、それがバスケなのだろう…。そんなふうに中学生の私は考え、それ以降バスケを見たり遊んだりする機会も特になかった。私の人生とバスケの唯一の接点といえば大人気漫画『SLAM DUNK』(以下スラダン)であり、一応読んでみたら名作だけあって確かに面白かった。しかし中学のバスケ部には自分を桜木花道だと思いこんでるアホとかもいて鬱陶しかったので、「スラダン」がバスケのイメージを向上するまでは至らず、バスケは私の心の「別にどうでもいい箱」に入れられた。 しかしそんなバスケ一切興味なし人生に、もう一度バスケに触れる機会が訪れた。映画『THE FIRST SLAM DUNK』である。予告編を見た時点では、特に思うところは全くなかった。あ〜最近よくある感じの名作
もののけ姫 スタジオジブリを代表する国民的人気作品、満を持して登場! 生物学者の福岡伸一さんをナビゲーターに迎え、宮崎駿監督が構想16年、制作に3年をかけた超大作の魅力を読み解く! ジブリの教科書10 『もののけ姫』目次 ナビゲーター・福岡伸一 『もののけ姫』の生態史観 Part1 映画『もののけ姫』誕生 スタジオジブリ物語 未曾有の大作『もののけ姫』 鈴木敏夫 知恵と度胸の大博打! 未曾有の「もののけ」大作戦 宮崎 駿 荒ぶる神々と人間の戦い ~この映画の狙い~ 宮崎 駿イメージボードコレクション Part2 『もののけ姫』の制作現場 [原作・脚本・監督] 宮崎 駿 海外の記者が宮崎駿監督に問う、『もののけ姫』への四十四の質問 [作画監督] 安藤雅司 宮崎監督の隣で仕事がやれたというのは僕にとってとても勉強になりました。 [美術] 山本二三×田中直哉×武重洋二×黒田 聡×男鹿和雄 宮崎さ
松田 『風の谷のナウシカ』(84)でアスベル役を演じたからオファーされたとは思います。ただ、当時の段階で『風の谷のナウシカ』から10年以上が経過していたので、僕の声がふさわしいかどうか確認するためにひとまず声を録音して絵に当てて確認をしたいと。それでスタジオに行って録音をする作業があったようなんです。 でも、確認してダメだったという可能性もありえたわけですよね。そこで事務所は、僕に気を使ったのか「宮崎駿監督の新作のオーディションがある」と伝えていました。それを素直に捉え、僕もキャストのひとりとしてのオーディションという認識で臨んだんですよ。 ――アシタカが主人公であることも知らなかった。 松田 知らなかったし、考えてもいなかったです。他に受けている人が見当たらなかったけど、ひとりずつ時間をずらしてオーディションしているのかなと思ったくらいで。アシタカという少年のキャラクターや主人公であるこ
Q:一番作画で大変だったのはどのシーンですか? A:1番を決めるのは困難ですが、冒頭のタタリ神の襲撃シーンは、CG使用の数カットを除きすべて手書きでタタリ神のヘビのような触手を描いていて、2分10秒に1年7カ月かかっています。
アキラが今週だけGYAOで配信されている理由がおまえにわかンのか? https://t.co/qQiPJYCDoO
「作者と作品は切り離して考えるべき」 これは例えば人気作家がSNSで炎上した際に、俳優の逮捕が報じられた際に、毎回のように挙がる話題だ。 そもそも、作者の人間性と作品の質に関係性を見い出すのは、非常に困難である。 性格がどうしようもなくクソな人からも世紀の大傑作は生まれる可能性はあるし、その反対に、誰からも愛される人が誰からも愛される作品を創造出来るとは限らない。 僕自身も「作者と作品は切り離して考えるべき」は正論だと思うし、そういう見方で作品を鑑賞したいと常々思っている。 そう、常々思っていたんだ。 アニメ映画『えんとつ町のプペル』に出会うまでは。 この『えんとつ町のプペル』の原作は、5000部でヒットと言われる絵本業界で「大人も泣けるストーリー」として話題を集め57万部を超える大ヒットとなった同名の絵本である。 絵本は西野亮廣を監督として33人のクリエイターが分業し、完成した。 映画で
文:ハコオトコ 写真:斉藤順子 スーザン・ネイピア米タフツ大学修辞学・日本研究コース教授 専門はアニメーションと日本文化。1955年生まれ。ハーバード大学で84年、三島由紀夫・大江健三郎研究で博士号取得。テキサス大学教授などを経て現職。著書に『現代日本のアニメ――「AKIRA」から「千と千尋の神隠し」まで』(神山京子訳、中公叢書)。 「ナウシカ」は大人向けの娯楽と気付いた ――本作では、宮崎アニメが生み出された背景や作品世界の裏にある監督の真意について、膨大な資料や宮崎駿本人へのインタビューを踏まえ、彼の個人史や時代背景についても緻密に分析しています。日本でもアニメを高度な文芸作品として研究するようになったのは比較的近年です。もともと米国で日本文学を専攻していたネイピアさんが日本アニメを研究するきっかけは何でしょうか? 私が若い時、米国では「アニメや漫画は一切研究する価値が無い」と言われて
Twitterで「ドラえもん」と入れると連想検索に「ドラえもん ガラガラ」「ドラえもん 気持ち悪い」と出てくる。覗いてみると、2020年11月20日から公開された3DCGアニメ映画『STADN BY ME ドラえもん2』について書かれたものだ。 客入りが悪いとか、3DCGで描かれたドラえもんは受け付けない、といった内容の書き込みが散見される。 同作の共同監督を務める山崎貴の作風への反発もあってか公開前から「泣ける(感度する)ドラえもん」をウリにするなという声がSNS上で噴出、その流れが公開後にも続いているようだ。 しかし本当に「ガラガラ」なのか、また、内容的に批判されるようなものなのだろうか。 ■興行収入はどうなのか?2014年8月8日に公開された前作『STAND BY MEドラえもん』は最終興行収入83.8億円と歴代の映画ドラえもん史上、断トツの大ヒット作品となっている。 さて、では『2
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo 当初はカリオストロよりもマモーの評価が高かった。アニメ評論家小野耕世と手塚治虫の対談で、小野耕世(後に宮崎駿の信奉者となる)がオーソドックスなカリオストロよりグラフィックなマモーを褒め、手塚治虫(後に彼の前で宮崎駿は禁句となる)がカリオストロを擁護する、という倒錯的状況があった。 2019-04-19 22:38:05 ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo 手塚治虫は「カリオストロは観ていない」と言っていたという証言があるが、当時、小野耕世との対談でカリオストロを褒めているのである。また、ディズニーアニメ「オリビアちゃんの大冒険」の大時計の中のアクションはカリオストロの剽窃ではないか?と日本公開前に指摘したのも、手塚治虫だった。 twitter.com/woody_honpo/st… 2019-04-20 12:42:06
本日、金曜ロードSHOW!にて近藤喜文監督の『耳をすませば』が放送されます。この作品は宮崎駿さんが脚本と絵コンテを描いて近藤さんが監督したものですが、実は「宮崎監督の絵コンテを他の人が監督する」というパターンは珍しいんですよね。 それまでのジブリでは、ずっと宮崎駿と高畑勲の2大監督を中心として作品を作っていたから、「そろそろ他の人にも監督の機会を与えるべきなんじゃないか?」みたいな話が持ち上がり、『海がきこえる』では望月智充さん、『猫の恩返し』では森田宏幸さんがそれぞれ監督を務めました。 でも、それらの作品では宮崎さんは絵コンテを描いていません。その後、『ゲド戦記』や『借りぐらしのアリエッティ』が作られた際も、宮崎吾朗監督や米林宏昌監督が自分で絵コンテを描いているのです。つまり、宮崎さんの絵コンテを宮崎監督以外の人がアニメ化した例は、『耳をすませば』だけなんですね。 ちなみに、『魔女の宅急
リアリティの圧倒的欠如、ポルノ的残酷表現用法。原作ガン無視は元より、SF、災害、ドラマ映画としても最悪。文字通りの災害的駄作。3.11を経験した日本が作ったとは思えないほどの粗雑な災害アニメは何が言いたかったのか。 どこを切り取っても、いや切り取らずとも最低最悪の珍アニメである。コメディアニメとして見れば良くできているが、これを災害、SF、群像ドラマ……なんでもいい。とにかく人に何かしら感動を与える作品として世に送り出しているとしたら、この作品の製作陣は頭のネジが数百本レベルで飛んでいるか、ラリッているとしか言いようがない。 主人公の歩が競技場で陸上のトレーニング中に大地震に見舞われる場面から物語はスタートする。日本沈没2020はここから既にダメである。 地震が原因で彼女やコーチを初めとする一行は屋外に避難することになるのだが、ここでコーチが出す指示は「では、各自更衣室で着替えてから、競技
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