軍事侵攻を続けるロシアに対して感じる、大きな怒り。 平和な日常を奪ったその国に対して、ウクライナ人である彼女の心の中には、いつも“叫び”があるといいます。 その“叫び”を歌に込めて、彼女はきょうも歌い続けています。 こう話すのは、17年前に日本に移り住んだウクライナ人女性、カテリーナ・グジーさん(37)です。 カテリーナさんは、ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」の奏者で、日本人の夫と息子の3人、東京都内で暮らすかたわら、バンドゥーラの弾き語りコンサートを全国各地で開いてきました。 特に、ロシアの軍事侵攻が始まった2022年は、1年間で300回以上の公演を行い、平和と安全、そして自由な世界が実現することを願い、歌い続けています。 カテリーナさんが歌い続ける背景には、ロシアの軍事侵攻に加えて、彼女が経験し、目の当たりにした、“2つの原発事故”があるといいます。 生後1か月で起きた原発事故 い