投資信託は、運用で純資産が増えると基準価額が上昇し、上昇分が利益となります。その一部または全部が分配金として投資家に支払われます(分配金の金額は決算で決められます)。 ただし、投資信託には、毎月や半年、1年ごとに分配金が支払われる「分配金がある」タイプと、解約または売却するまで分配金を支払わずに再投資する「分配金がない」タイプがあります。 「分配金がある」タイプでは、分配金が「利益確保」となる面は、メリットです。分配金支払い後、運用が悪化し、分配金が支払われない場合もあるからです。 しかし、運用収益を投資家に分配せず再投資をすれば、その利益に対しても、さらに運用益を得られたかもしれません(複利的な効果)。この機会を逃したと考えれば「運用効率の低下」がデメリットとなります。 一方で、運用収益が上昇しても分配金を支払わない方針の投資信託もあります。「分配金なし」のタイプは、運用益を投資家に分配