おおよそ「図書館司書」というものは 「知の集合体」たる図書館につとめる司書というものは、森羅万象、あらゆる知識体系に対し、幅広い視野とともに、公平さ、謙虚さを持たねばなりません。 が、実際のところは、かなり隙だらけにも思えます。 来館者に対しては、熱心・親切を心がけていても*1、非来館者サービス(図書館ポータル・Web-OPAC)に対しては業者まかせ、無関心なのは、あの岡崎市立中央図書館事件で“ナパーム弾の炸裂以上に明らか*2であります。 「子どもの読書活動の推進に関する法律」では、子どもを“おおむね十八歳以下の者をいう”と書いてあるのですが、幼稚園・小学生は笑顔で迎え、絵本や童話の収集も、読み聞かせも一所懸命工夫する一方で、中高生のライトノベルは意に関せずの「シカト」したりする場所も少なくありません。 「あらゆる知識体系」への対応というのも、「単眼」ではなく、複数の「司書」という専門家集