by Kansir 1928年に「蒸気船ウィリー」に登場したミッキーマウスは、繰り返しの著作権保護期間延長を経て、2024年1月1日、ついにパブリックドメインとなります。登場から95年間、ミッキーとディズニー、パブリックドメインをつなぐ密接な「三角関係」について、デューク大学のパブリックドメイン研究センターでディレクターを務めるジェニファー・ジェンキンス氏が解説しています。 Mickey, Disney, and the Public Domain: a 95-year Love Triangle | Duke University School of Law https://web.law.duke.edu/cspd/mickey/ ミッキーマウスは1928年に公開された「蒸気船ウィリー」に初登場したキャラクターなので、「蒸気船ウィリー」の著作権保護期間満了に伴ってパブリックドメインにな
いわゆる「年収の壁」の抜本的な解消に向けて、厚生労働省の年金部会で議論が始まっている。壁が存在する根本的な要因は、会社員らの配偶者が扶養される「第3号被保険者」制度にある。厚労省は部会での議論を積み重ねて、来年末までに恒久的な改革案をまとめたい考えだ。根本的な解消は難しいが、年金部会では出席する委員から厚生年金の加入要件を引き下げる案も提唱されており、議論の行方が注目される。 【関連記事】 遺族厚生年金、男女差2000万円の不公平 考え得る見直し案は 年収の壁は、配偶者の扶養に入るパート労働者が、一定の年収を超えると社会保険料や税の負担が生じるため、就業調整する現象を指す。壁はいくつか存在するものの、10月から始まっている支援強化パッケージで解消の主なターゲットとされたのは、厚生年金に加入しなければならない「106万円」の壁だ。加入要件が徐々に緩和されており、この壁に当たる人が増えているた
ハンブル・パイやソロで大成功を収めたピーター・フランプトンを支えたのが、1954年製のレス・ポール・カスタムだ。のちに“Phenix(フェニックス=不死鳥)”と呼ばれるようになる本器について、入手から現在にいたるまでのエピソードをお届けしよう。 文=細川真平 Photo by Richard E. Aaron/Redferns/Getty Images ギブソン・レス・ポール・カスタム・プレイヤーズ・ブック 全レス・ポール・カスタム・ファン必携の1冊が、新たなコンテンツで増強された改訂版として復活! 大成功を支えた、黒いレス・ポール・カスタム 今では残念ながら、話題にのぼることが少なくなってしまったピーター・フランプトン。しかし、1970年代には彼の人気は凄まじかった。 フランプトンは、1966年にザ・ハードに加入、1969年にスティーヴ・マリオットとともにハンブル・パイを結成する。197
日本の都市部や西洋の多くの社会では、夫婦のみや親子のみで構成される核家族が多くなっています。しかし、ケンブリッジ大学の進化人類学者らは、現代でも狩猟採集社会の乳児は親だけでなく10人以上の養育者が関わって育児されていることを研究で明らかにし、「私たちも歴史のほとんどを狩猟採集民として生きていたため、多くの人に見守られて成長するよう、心理的に組み込まれている可能性がある」と主張しています。 Sensitive Responsiveness and Multiple Caregiving Networks Among Mbendjele BaYaka Hunter-Gatherers: Potential Implications for Psychological Development and Well-Being https://psycnet.apa.org/fulltext/2024
KISSのエース・フレーリーと“Budokan Les Paul” 日本のロック・キッズが憧れたカスタム 2023-11-29 Hard & Heavy Legends Rock エース・フレーリーが愛用したレス・ポール・カスタムの中に、“Budokan Les Paul”と呼ばれる1本がある。今回はその印象的なニックネームを持つカスタムについて、そしてその名の由来ともなった1977年の武道館公演についてのお話。 文=細川真平 Photo by Richard Creamer/Michael Ochs Archives/Getty Images 日本のロック・キッズがテレビで観た、武道館公演の衝撃 1977年にキッスは初来日し、4月2日に行なわれた日本武道館公演の模様がNHK『ヤング・ミュージック・ショー』で5月7日に放送された。 今のようにネットはなく、洋楽ロックの情報と言えば雑誌とラジ
国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)での会合を前に記念撮影する各国首脳ら=アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで2023年12月1日、AP 米政府は2日、2050年までに世界全体の原子力発電の設備容量を3倍にすることを目指す宣言に、日本を含む21カ国が賛同したと発表した。宣言は、アラブ首長国連邦(UAE)で開かれている国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に合わせて公表された。 日本では今年5月、原発の60年超運転を可能にした「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」が成立。岸田政権は原発回帰の方針に転じており、宣言への参加で、その姿勢が鮮明になった格好だ。 宣言は米国が英国とともに主導し、フランスやカナダ、スウェーデン、フィンランド、韓国などが参加。ポーランド、ガーナ、モロッコなど原子炉はまだないが建設計画を持っている国も加わった。 宣言によ
地学専門家に聞く「核のごみ」(3) 「核のごみの最終処分は後世に負の遺産を残すべきでない。『我々の世代の責任で処分すべきだ』という原発推進派の意見も聞く。しかし、安易に処分すれば、危険を次世代に回すことになる。人類的な視野で100年、200年かけて考えるべきだ」 毎日新聞のインタビューでこう語るのは、新潟大名誉教授(鉱物学)の赤井純治氏だ。赤井氏は北海道教育大名誉教授の岡村聡氏ら地質学、鉱物学、地理学、地下水学など地学専門の27人の有志で「火山国・地震国の日本で10万年の間、核のごみを地下に安全に埋設できる場所を選定することは不可能だ。現在の計画を中止し、開かれた検討機関の設置を求める」とする声明を発表した。 政府などに送付した声明は「科学的根拠に乏しい最終処分法は廃止し、地上での暫定保管を含む原発政策の見直しを視野に、地層処分ありきの従来の政策を再検討すべきだ」と指摘している。 「地上で
高齢者1万人超の調査で、犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて認知症の発症リスクが4割低かったことが判明した(イラストはイメージ)=ゲッティ 高齢者で犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて認知症の発症リスクが4割低かった、とする調査結果を東京都健康長寿医療センターの研究チームがまとめた。 都の疫学調査に協力した65~84歳の1万1194人を対象とし、2016~20年に認知症になった人の割合を調べた。発症リスクを示す「オッズ比」を算定すると、犬や猫を飼っていない人を1とした場合、犬の飼育者は0・6、猫の飼育者は0・98となった。飼育者でも犬は発症リスクが4割低くなった一方で、猫はほぼ変わらなかった。 研究チームの谷口優研究員(国立環境研究所主任研究員)は「犬の世話を通じて、日常的な運動習慣や社会参加の機会を維持することになり、その結果認知症の発症リスクの低下につながっている」と分析し
世界中の音楽ファンはAIについてどう思っているのか 国際レコード産業連盟が調査 8割は「音楽の創造には人間の創造性が不可欠」 全世界の音楽産業の売り上げの集計やその他のデータなどを取りまとめている団体「国際レコード産業連盟(IFPI)」は、世界中の音楽ファンはAI(人工知能)についてどう思っているのかを調査。26カ国の43,000人以上から回答を得たレポートを発表しています。 この調査は、世界中のファンが音楽とどのように関わり、音楽についてどのように感じているかを調査するIFPIのグローバル・レポート「Engaging with Music 2023」の一環として行われたものです。26カ国の43,000人以上から回答を得たこのレポートは、この種の音楽調査としては最大規模のものだという。 調査によると音楽ファンの10人に8人近く(79%)は、音楽の創造には人間の創造性が不可欠であると考えてい
本や雑誌が読まれなくなった、とよく言われます。 では、昭和の時代はどうだったのか。池上彰さんが実体験をまじえながらふり返ります。 【もっと読む】ゴミはポイ捨て、駅に「痰ツボ」…とんでもなかった昭和 【※本記事は、池上彰『昭和の青春 日本を動かした世代の原動力』(11月16日発売)から抜粋・編集したものです。】 ベストセラーという意味では、社会派推理小説の松本清張や歴史小説の司馬遼太郎、社会派小説の山崎豊子といった人気作家の本がよく売れました。 松本の作品では、『日本の黒い霧』で帝銀事件や下山事件などのよくわからない未解決事件について調べ、松本清張史観によって「実はアメリカ軍の陰謀ではないか」などと推理していって、非常に面白かった。 ただし、松本作品がよく読まれていたのは私より上の世代で、私は松本が亡くなってから読んで「こんな仕事もやっていたんだ」と思った記憶があります。 司馬遼太郎に関して
乳幼児を中心に発症し、全身の血管に炎症が起きる川崎病の患者数が、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)以降、3分の2に激減したことがNPO法人日本川崎病研究センターの調査で判明した。川崎病は1967年に故川崎富作氏が報告し、いまだ原因が分からない。患者数の変化から、病気の原因を解明する新たな切り口につなげようと、専門家が調査を進めている。 川崎病は、主に5歳未満の子どもがかかり、全身の血管に炎症が起きる。高熱や両目の充血のほか、イチゴのように舌が真っ赤になったり、全身に赤みを帯びた発疹が出たりする。 症状が重い場合には、患者の心臓に血液を送る「冠動脈」にこぶができ、心筋障害を起こす恐れがある。患者の約3%に何らかのこぶができ、後遺症を残すこともある。 国内では新型コロナの流行が始まる前の2019年までは患者数が増加傾向にあり、19年の患者数は約1万7000人に上った。発病率
住友ゴム工業は、省資源化を目的として、現在「サマー」や「スタッドレス」など性能別に販売しているタイヤを、将来的に全天候に対応する「オールシーズン」タイヤにカテゴリーを集約していく方針を打ち出した。タイヤの性能や耐久性を高めた上で製造本数を減らす。同社取締役常務執行役員の村岡清繁氏は「1種類のタイヤで年間通して走りきれるようにする」と説明した。 実現の鍵を握るのは、路面環境に応じてタイヤの性能を変化させる新技術「アクティブトレッド」だ(図1)。同社はアクティブトレッド技術を搭載したコンセプトタイヤを2023年10~11月に開催されたJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー、JMS 2023)」(東京ビッグサイト)で初披露。同年11月16日には同技術に関する説明会を開催した。 アクティブトレッド技術の市場投入は、まずは日本からスタートする。ただし、「主なターゲ
3年目を迎えた「高校野球女子選抜」VSイチロー選抜「KOBE CHIBEN」から一夜明けた22日、都内ホテルで、共に戦った高校野球女子選抜の選手たちに、イチロー氏(50)が講演会を行った。 【写真を見る】50歳でも進化の理由をイチロー氏「毎日限界を迎える練習をしてるとこうなる」講演会で熱弁 拍手で迎えられながら登場したイチロー氏。「どうですか皆さん体調は?元気?」と労いの言葉を選手たちにかけると、「僕はもうボロボロです、まじでボロボロだから」と笑顔で会場を和ませた。 イチロー氏は前日の試合で、引退後自己最速となる138キロをマーク。足をつりながらも9回116球で完封勝利を挙げ、打者としては過去3年で初となるヒットを放った。 今年50歳を迎えたが、いまなお進化を続けるイチロー氏。選手から「今でも野球を続ける理由は?」と問われると、「ぼく好きだね野球」と食い気味。「練習をするときにその日の限界
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