こんにちは、@chikathreesixです。エンジニア起業家としてAutifyというAIを用いたソフトウェアテストの自動化製品を開発するスタートアップのCEOをやっています。 この記事では、BtoBスタートアップがProduct Market Fitするために必須である「顧客のBurning needsを解決する」ことについて、アメリカのアクセラレーターAlchemist Acceleratorにて学んだ経験を元に書きました。 僕らがどのように顧客のBurning needsを見つけ、Autifyという製品にたどり着いたのか、その過程と失敗について共有することで、エンジニア起業家やBtoB SaaS起業家の方々の参考となれば幸いです。 ※BtoCには当てはまらないケースもあるかもしれませんが、僕はBtoCの事は全くわからないのでご容赦ください。 弊社は2019年の1月にアメリカのトップス
以下の設定を追加する。 関連のある設定 rollupOptions.output.entryFileNames rollupOptions.output.chunkFileNames rollupOptions.output.assetFileNames rollupの設定が露出しているので不明点があればrollup側のドキュメントを読むと良い。 ref: https://rollupjs.org/guide/en/#outputentryfilenames import { defineConfig } from 'vite' import react from '@vitejs/plugin-react' // https://vitejs.dev/config/ export default defineConfig({ plugins: [react()], build: { ou
Next.js の App Router が安定版となり、React Server Components (以下 RSC) を実際に試す環境が整ってきた。 実際、今年はやれどこそこのプロダクトが Next.js を採用しただのやっぱり捨てだのといった話題が尽きなかったように思う。 かくいう自分自身も、今年は App Router の案件に取り組んで RSC と格闘する日々を送っていた。 その過程で、こんなようなことを考えるようになったので、今回はこの辺りの話を書き残しておこうと思う(何回か X に同じ旨の POST は上げていたけど、一回もちゃんとまとめてなかったので)。 RSC がない頃の、別の言い方をすると getServerSideProps を使っていた頃の、Next.js におけるアプリケーションの設計は、トラディショナルな MVC にかなり近しい。 ここでいう MVC は、Sp
pdfmeとは Website: https://pdfme.com/ TypeScriptで書かれたオープンソースの無料の帳票エンジン。 テンプレートを使って宣言的にPDFを作成でき、サーバー、ブラウザどちらでも動作する。 2022年2月にbeta版としてリリースしてから現在 Version3で GitHubではStartが1500、npmではバラツキはあるが週間1万件くらいのダウンロードがある。 自分が把握しているだけで、世界中で採用事例があり、電子カルテ作成、工場の手順書作成、ECのカスタムパッケージ制作ソフトなど、すでにいろんなサービスに組み込まれている。 この記事ではどのようなモチベーションでpdfmeを開発しているのかということを説明したいと思います。 なんで帳票エンジンを新規開発するのか PDFファイルを作成・編集するという観点ではpdfkitという素晴らしいライブラリが20
Intro 10 年ほど前に同じことを調べたことがある。 なぜ html の form は PUT / DELETE をサポートしないのか? - Block Rockin' Codes https://jxck.hatenablog.com/entry/why-form-dosent-support-put-delete 当時は全くの素人で、素人なりに調査はしたが、ほとんどが推測の域を出ない結論だった。 この問題についてあらためて記す。 仕様策定の経緯 表題の通り、 <form> の method には GET と POST しかサポートされていない。 HTTP には他にも PUT や DELETE といったメソッドもあるのに、なぜサポートされていないのかという疑問から始まった。 仕様が決定した経緯は、以下に残っている。 Status: Rejected Change Descriptio
過去の仕訳を直接上書き修正するのはいけないことか 仕訳の作成や入力には慎重を期すべきで、月次の締め(月次決算)も慎重であるべきです。しかし、月が進んでみてはじめて誤りが発見されたりすることは少なくありません。遡及訂正仕訳が禁じられていることで、修正仕訳がごちゃごちゃして結果として正しい数値とならなかったら本末転倒です。 また、仕訳それ自体には誤りはなかったとしても、期中の取引量や事業活動の変更によって、勘定科目を変えたいとか補助科目を設けて管理したい状況となったときに、期首から変更したいという動機も少なくありません。 このような場合、月次決算を外部の第三者に報告し、外部の第三者がこれによって何らかの意思決定を行っているような事情はなく、それをすることにより有害な状況が生じない場合であるならば、遡及して仕訳を直接(上書き)修正することは有用と考えられます。 直接上書き修正はそんなに有害か こ
原材料や商品を掛取引で仕入れる際に発生する「買掛金の管理」。買掛金は、仕入れ債務に分類されるため、徹底した管理が必要だ。企業の経理担当者のなかには、買掛金の管理について詳しく知りたい方もいるだろう。 今回は、買掛金の概要や買掛金管理において行う業務の他、管理の方法等について紹介する。 目次 ●買掛金とは ●買掛金管理とは ●買掛金を管理するメリット ●買掛金管理の指標、「回転期間」と「回転率」とは ●買掛金の管理の方法 ●まとめ 買掛金とは 買掛金とは、商品や原料を仕入れた際に使われる勘定科目だ。代金のやり取りを後から行う「掛取引」の際に利用するもので、支払い義務のある「仕入債務」として扱われる。まずは基本知識として、買掛金が売掛金や未払金、未払費用とどのような違いがあるのか確認していこう。 売掛金との違い請求書を発行する目的 買掛金とともに、掛取引を行ったときに発生する勘定科目として「売
受取請求書処理SaaSのプロダクトマネージャーとして、この1年以上プロダクトのインボイス制度対応を行ってきました。 請求書の受け取り、仕訳処理、支払処理などを行うB2BSaaSだったのですが、インボイス制度自体が非常に複雑で対応方法に非常に頭を悩まされてきました。 法制度自体が過度に複雑なため、業務もプロダクトの設計もユーザー体験も複雑にならざるを得ない点を感じました。 インボイス制度は増税観点で批判されることも多いのですが、業務自体の生産性やエンジニアの開発生産性にも影響を及ぼすと感じ、今回は法制度の複雑性に焦点を当てていきます。政治的な内容はあまり書くつもりはないのですが、昨今あまりに業務をおざなりにして法制度が作られることが気になるので課題意識を書いてみたいと思います。 インボイス制度とは インボイス制度によって業務負担が増える 適格請求書を逐一確認する業務負担が増える 適格請求書か
大前研一「楽天モバイルの大赤字は氷山の一角にすぎない」…三木谷会長がたどる最悪の末路とは 楽天衰退の根本原因は10年前にさかのぼる 楽天存続の唯一の術はモバイル事業との決別 モバイル事業での躓つまづきも、グループ全体としての足腰の弱さが原因だ。「楽天であれば、NTTドコモなど大手キャリア3社が寡占している国内携帯市場に風穴を開けられる」。三木谷会長兼社長やそのまわりは、そんな思いでモバイル事業を始めたに違いない。 しかし、これこそ現実が見えていない、頭でっかちな人の考えだ。 まず、ユーザーは既存の通信会社におおむね満足している。世界の多くの国は1~2社の寡占で、生き残れるのはせいぜい3位まで。4位以降が単独で浮上したケースはまずない。日本は既に3社が存在し、4社目は誰も求めていなかった。 もう1つはカバレッジの問題だ。楽天モバイルは人口カバー率99%とアピールしている。ただ、ユーザーが気に
急成長するスタートアップがどうしてそのスピード感や勢いを失ってしまうことがあるのか、その背景にある構造とパターンを筆者の目から解き明かし、それを回避する方法を提案する。John Qian氏のブログ記事の翻訳。 [スタートアップ]原文 How a startup loses its spark (English) 原文著者 John Qian 原文公開日 2023-08-12 翻訳依頼者 翻訳者 doublemarket 原著者への翻訳報告 238日前 メールで報告済み 238日前 原著者承諾済み 編集 ちゃんとしたシードステージのスタートアップでは、エンジニアは業務経験を「夢中だ」と表現する。大きな会社では、得られるのは最良のケースでも「楽しい」程度だ。どうしてこうなってしまうのだろう。これは避けられないのだろうか。 スタートアップを夢中になれるものにするのは何なのかを調べてみよう。エンジ
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