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英国規制当局は、発達障害である自閉症の「治療法」の宣伝をやめるよう英国内の150人のセラピストに警告しました。 英国広告標準化機構(ASA)は治療によって自閉症が治癒する可能性があるという主張は深刻な懸念をもたらすものであり「やめなければならない」と伝えています。 シーズ(Cease:自閉症スペクトラム発現の完全排除)療法は、ビタミンCや亜鉛のサプリメントなどで、自閉症の原因となっている子どもの毒素を除去するものだと主張しています。 当局者は発達障害である自閉症は治せる「病気」とは異なるもの、そしてシーズ療法には科学的信頼性がないことを強調しています。 ASAの最高責任者であるガイ・パーカーはこう言います。 「医学的に聞こえる専門用語を使うので、心を動かされるかもしれませんが、その主張内容に科学的信頼性はありません。 また、彼らの主張は英国国民保健サービス(NHS)のガイドラインに反してい
米Amazonでは、「発達障害を治すことができる」と主張する、漂白剤と変わらない体に危険な有毒なものを飲ませたり、入浴させたり、本来はヒ素や鉛中毒の治療を目的とした薬を服用させたりする、エセ科学、エセ医療についての本の販売が停止されました。 米Amazonは販売停止の理由は発表していません。 しかしAmazonのこの動きは、ネットネディアのWIREDによる医学的に怪しい本や自閉症スペクトラム障害を「治す」とする方法を販売している大手販売店に対しての批判の結果だと考えられるでしょう。 長年の間、ワクチンが発達障害の原因だとする嘘の情報を宣伝する本を販売するAmazonへの批判がありました。 ここ数週間でその批判が急速に高まったのです。 大手ネットサービス各社は、健康に関する誤った情報に対しての公衆衛生関係者や議員からの監視の高まりに対応せざるを得なくなっています。 先週Facebookは、ワ
相手の立場になって理解しようとするときに、発達障害である自閉症の子どもたちは自分自身の考えをまず押さえつけていることが新しい研究で示唆されています。 発達障害の人の多くが、他人の考えや感情を推測することに苦労しています。 そしてそれが、かかえてしまう社会的な困難の原因となっています。 新しい研究はこの困難に関わる、自閉症の子どもたちの脳の処理プロセスを明らかにしました。 研究チームは脳磁図(MEG)を用いて、8歳から12歳までの発達障害である自閉症の子どもたちとそうでない子どもたちに心理テストを受けてもらい、その間の脳活動をモニターしました。 この心理テストは、他人の考えを推測するものです。 発達障害のない子どもたちは、通常5歳になるまでにこのテストに合格します。 自閉症の子どもたちのほとんどは10代になるまで合格することはありませんが、知能が高く言語能力も優れている場合には早く合格するこ
ピーター、エバン、ブライアンは米サンタモニカを拠点とするテクノロジー企業で、ソフトウェアの試験とバグの修正を行っています。 一見すると、白い壁にセンスの良い絵が飾られ、ところどころに加湿器も置かれ、他の企業と変わるところはないように思われます。 ピーターは働いている環境を「静かだけれど楽しい」と表現します。 他の社員との交流を求める圧力がないことを気に入っています。 エバンは雇用主のことを「とても親切で理解をしてくれている」と言います。 ブライアンは自分の働くオフィスを「他にはない」と言います。 この企業の名はオーティコン。 発達障害である自閉症スペクトラム障害の人だけを雇用している会社です。 ここは以前はマインドスパーク社として知られていましたが、二人の発達障害の息子をもつ父親、グレイ・ベノイストに設立された元はドイツを拠点としていたオーティコン社に買収されたのです。 「オーティコン社も
発達障害である自閉症の特徴は、文化や国の違いに関係なく、変わらないと思われるものがあります。 それは、世界規模で使える診断方法の基礎になるものです。 しかし一方で、国や文化によっては捉え方が変わる自閉症の特徴があります。 自閉症の診断や診断ツールを設計する場合には、そのことを考慮する必要があります。 発達障害である自閉症の人が一部の国では診断がされないままになっています。 自閉症の診断方法や診断テストの多くは、アメリカやヨーロッパで開発されたものです。 西洋の文化的な規範に基づいたものだといえるでしょう。 そのため、西洋ではない地域の親が、子どもの行動について心配になってもそのままでは参考にならないかもしれません。 例えば、南アフリカの農村部では子どもたちが「ハッピーバースデー」を歌ったり、ケーキのろうそくの火を吹いて消したりすることは知りません。 しかし、自閉症の診断における経過観察でそ
社会的な活動に関わる脳の領域が、女性の場合には発達障害である自閉症を隠してしまうという研究が発表されました。 自閉症の男性はそうでない男性に比べると、社会的な活動に関わる脳領域の活動は少なくなっています。 それとは対照的に、自閉症の女性とそうでない女性とには大きな差はありませんでした。 この発見は、発達障害である自閉症が男性と女性とでは現れ方が異なるという考えを支持するものとなります。 カナダのトロント大学、精神医学助教授のメンチュアン・レイ博士は、こう言います。 「『自閉症の人のすべてが、社会的な活動に関わる脳領域の活動が少ない。』 そう考えるのは、誤りだということです。」 自閉症の女性は自閉症であることを隠してしまう。 今回の研究はそれに関わる初めての脳研究となります。 この研究での調査には、自閉症でないとカモフラージュする行動を、信頼性をもって測定する方法が使われています。この方法を
発達障害の人の多くにとって、他の人とのやりとりは言葉の違う国に来てしまっているような状況なのかもしれません。 人と親密な関係を作るには、ボディ・ランゲージや顔色、表情から理解し、相手の目を見ることが必要とされています。しかし、それが難しいのです。 ネド・シャヒン博士は、こうした問題の一部を解決するための方法を開発しています。それにはAIが大きな役割を果たしています。 「すばらしい能力をもっていても、人とのコミュニケーションに問題をかかえる人たちがいます。 言葉が話せない。 相手が、知らない言葉を叫んでくる。 みんな後ろを向いている。 話す相手がわからない。 誰も自分を気にしてくれない。 自分がそうなったことを想像してみてください。 そんなときに、 怒っているのか、退屈にしているのかを判断できる、 相手の顔を見ることを助け、話していることを理解できるようにサポートしてくれる、 そうしたAIが
アメリカでは、40人の子どものうち一人は自閉症であると、最新の推定値が政府により発表されました。 この新しい数字は、自閉症について政府が行っている少なくとも3つの調査の一つからの結果です。 今年はじめに発表された別の調査の推定値よりも高いものとなっていますが、方法の違いや対象の違いから簡単に比較できるものではありません。 医学的な定期検査が行われていないため、自閉症スペクトラム障害についての人口調査は困難であると、政府の研究者たちは報告書に述べています。 研究者は、3つの定期調査の結果を考慮すると、59人〜40人の子どもうちの一人は自閉症であると推定されるとしています。 米国の政府機関、米国保険資源管理局が行った新しい調査レポートの主任著者であるマイケル・コーガンはこう言います。 「すべての情報を利用することで、より精度の高いものにできるはずです。」 近年のさまざまな報告で、自閉症の子ども
タッシュ・ブリュンクは、発達障害の12歳の息子のヤクソンをスーパーやショッピングモールに最後に連れて行ったのがいつだったのかももうわかりません。 しかし、今年のクリスマスには感覚に配慮されたサンタさんとの撮影会に、ヤクソンと二人のきょうだいを連れていくことができそうです。 ニュージーランドのオークランドにあるウェストフィールド・ショッピングセンターで、発達障害の子どもたちへの配慮が行われます。 このショッピングセンターのマネージャーのレイチェル・ビーレは、感覚に問題をかかえる発達障害の子どもたちに、完全に楽しめるような環境を作りたいと語ります。 「感覚の問題をかかえている子どもたちにとって、サンタが待っている場所でのいつものような、明るい光、音楽、たくさんの人混みは、大きな負担になってしまうことがあるためです。」 ウェストフィールドショッピングセンターは、ニュージーランド全国で同様の配慮を
英ケンブリッジ大学の研究チームは、性別の違いや発達障害の自閉症の特質に関しての、これまでで世界最大規模の研究を行いました。 この研究により、人の心の理解に関する脳の働き、計算や論理的な思考に関する脳の働きについてのES理論による男女の違いと、自閉症に対する極端男性脳理論の確認ができました。 テレビ制作会社のチャンネル4の協力で、36000名を超える自閉症の人を含んだ、50万人を超える人たちがこの研究に参加協力しました。この研究結果は “the Proceedings of the National Academy of Sciences” に掲載されています。 「ES理論」”Empathising-Systemising theory” によれば、平均的に女性は他の人が考えていることや感じていることがよくわかり、適切な感情をもって対応する能力が男性より高いと考えられます。 一方で、平均的に
一年前まで、9歳の発達障害のシャーロット・サリバンは不安症、自殺願望に苦しみ、自尊心もなくなっていました。 しかし、今は別人のようになりました。 オーシャンヒーローズが行っているサーフィンのイベントが、発達障害の人やメンタルヘルスに問題をかかえている人を助けています。 オーシャンヒーローズは、地元のサーファーにより2016年に設立された非営利団体です。 シャーロットの母、ジャスミンはこのサーフィンの取り組みが娘のシャーロットの人生を変えてくれているといいます。 「シャーロットは感覚に敏感で、常に強い不安もかかえて過ごしていました。 原因がわからないパニックを起こすこともありました。 娘は、誰からも愛されていないと感じていて、自傷を行うこともありました。 死にたいと言葉に出していたときには、本当につらくなりました。」 そんなシャーロットが変わったのです。 オーシャンズヒーローズを設立したルー
アレキサンダー・カーターは発達障害です。 学校へのバスをいつもベンチに座って、不安になりながら待っていました。 そして毛布をもっていても、そこはとても寒くなる場所です。 ある日、座っていたそのベンチがなくなってしまいました。 代わりに、ベンチのあった場所に2つの座席とハンドルがついた木の板でできた小さなバスが停まっていました 近くに住むパット・ドーガンが、小さなカーターのために作ったのです。 パットは昨年、凍った湖の上でつりをするための小さな小屋を見つけそれを手に入れていました。 釣りをするためにあった穴をふさいで、車のシートをつけました。ハンドルもつけました。 そして、居心地がよいように内装も整えました。 そうしてできたのが、この小さなバスです。 「私たちは、仲間のようなもの。友だちなんです。」 そうパットが小さなカーターのことをいいます。 パットは現在58歳。先生の仕事をしていました。
ジェイミーは泣いている母親にパンチをし、つばをはきかけます。 7歳のジェイミーは、病理学的要求回避(PDA)と呼ばれている発達障害の一つの症状をもっています。 要求を何時間も続けて、暴力的なパニックを起こしてしまうことがあります。 自分が何をしているのかわからないまま、そうなってしまっていることもあります。 「僕は、すごくすごく怒って、物を壊したりしてしまいます。」 ジェイミーの母親のケイトはこれまでに家が壊され、ナイフで刺されそうになったこともあったとジェイミーの暴力について語ります。 「ふだんは一緒にいて楽しく過ごしています。 なので、こんなふうにジェイミーが暴力を起こすことは信じられないことのようにも思います。 私が特に心配しているのは、ジェイミー自身にとっても、それはとても危険なことです。 ジェイミーは自分でもコントロールができないんです。」 病理学的要求回避(PDA)については、
「機関車トーマスは、小さなころの孫が唯一見るのが好きなTV番組でした。 何度も何度も、それぞれのシリーズのエピソードを観ました。 機関車たちの性格は知り尽くしています。」 そうマーガレット・マッケンジーは孫のリアムについて語ります。 リアムは3歳のときに、トーマスランドを訪れましたが、その頃の記憶は残っていません。 5歳のときに重度の発達障害と診断をされました。たくさんの困難に直面をしてきました。 しかしここ2年の間、13歳になったリアムは、機関車トーマスに再び夢中になって変わりました。 機関車トーマスの機関車を細かく塗ったり、作ったりしています。 もう500以上の機関車があるはずです。 祖母のマーガレットは見てきました。 小さな笑顔の機関車が、リアムを殻を破って出てこれるようにしてくれた原動力になったのです。 リアムは、大好きな機関車トーマスを、他の子どもたちにも紹介するようになったので
ぐるぐる歩きまわったり、指をつけたり離したり、せわしなくまばたきをしたり、そうしたクセを持つ人は少なくありませんが、それを繰り返して行う子どもたちにとっては、どういう意味があるのでしょうか? 常同行動や自己刺激を行うことは、発達障害の子にはめずらしいことではありません。 髪の毛をいじったり、同じところをずっとまわり歩き回ったり、指を動かし続けたりするのです。 自閉症スペクトラム障害の人の常同行動ではとくに、手を叩いたり、にぎったり、まわしたりすることがみられます。 AEIOU財団の発達障害の子を担当する上級作業療法士のペイジ・オーチャードは、常同行動は大人から子どもまでさまざまなものがあるといいます。 「自閉症スペクトラム障害の人は、気分を落ち着かせるためにそうします。 まわりからの刺激が強いために、常同行動を行って自分の動きに集中したり、何かを繰り返し見ることで、それらから逃れようとして
発達障害の24歳のバイヤーは、仕事をしたり、旅行をしたり、他のみんなと同じような生活を送りたいと願っていました。 3年前まで就職活動をしていましたが、それはいつもかないませんでした。 しかし、どちらも医師であるサミュエルの両親が、モンディパイソンを見ながら、楽しそうにポップコーンを食べているサミュエルを見て、ひらめいてから変わりました。 母親のバービー、父親のスティーブンが、息子のサミュエルのような発達障害の人たちに働く機会を作るためにポップコーンの会社、「ポップコーン・フォー・ザ・ピープル」を始めました。 発達障害の子をもつシェフ、アグネス・カッシングルビーと一緒になって、サミュエルはポップコーンのいろいろな味付けを開発しました。 「適切な権限を与えれば、誰でも人は責任をもって創造的に、リスクも負って仕事をします。 私たちは、困難を克服しようとしている人たちを雇用し、良質なポップコーンを
「ニューロダイバーシティ」神経多様性という言葉が使われるようになってきました。 学校の教室において、それはどういう意味をもち、どうしようとするものなのでしょうか。 ニューロダイバーシティは発達障害、つまり自閉症スペクトラム障害、ADHD、失読症、失語症などを含め、幅広い神経学的な相違を含むものです。 新しい言葉だといえるでしょう。 1990年代に自閉症の啓蒙活動などを行っていたジュディー・シンガーが、「治す」べきものではないとする考えを発表するときに使ったのが始まりだと考えられています。 目に見えない障害があることが知られてくるようになりました。 発達障害について理解が広まっていることからもわかるはずです。 そうした困難が障害とされることは、サポートにアクセスできる鍵となるものです。 しかし、現代において神経学的差異のすべてについて障害だと考えるのは正しくないでしょう。 「ダイパーシティ・
発達障害の8歳の息子がトイレの上に目を閉じて足を組み、手をひざの上に置いて座っていました 息子は瞑想していると言いました。 私は正直、奇妙に思いましたが息子の顔の平和な表情を見ると、それは良いものだろうと思えました。 息子の作業療法士は毎週の療育で、子供向けの瞑想アプリで、気分を落ち着かせることを行っています。 作業療法の多くは、刺激に対する反応をすること、どう行動するかを学んで練習するものです。 瞑想の基本も、心と体の関係、感覚と行動、私たちの内面と外界とのつながりを築く試みです。 多くの人に瞑想、マインドフルネスはメリットがあるものでしょう。 米シアトルの子ども自閉症センターの心理学者、ステファニー・ピッカリングも瞑想を利用しています。 「心理学の世界では、瞑想の効果について急速に理解が進んできました。 思い出すこと、考えること、感じること、感情、それらについて知ること、そしてそれらに
発達障害の人の多くがフルタイムで働くことができていません。 仕事の困難については、私も40年もの間経験してきました。 発達障害は生涯続くものです。治ることはありません。 学校では私はひどい呼ばれ方をしました。8回も学校を変えています。 先生は、私が言葉ではないコミュニケーションがわからないことを理解できていませんでした。 私は学校を変えざるを得なかったのです。 そして、暗唱が重要となる学校の勉強は私には困難なことでした。 音での情報処理が私には難しいのです。 興味のあることについては長い時間集中して取り組むことができました。 しかし、先生はそうしたことを広げてくれようとはしませんでした。 私は理解されないまま、いつも叱られていました。 それでも、私の母は決して私をあきらめることがありませんでした。 母は別の学校に変え、私に教育を受けさせ続けたのです。本当に感謝しています。 学校での辛い経験
21歳から29歳までの4人の大人が、フィラデルフィア料理文学センターの一室に集まって、調理用品を手にしています。 自閉症スペクトラム障害の人たちが3つのクラスに別れて料理を学んでいます。 言葉を話せる18歳以上の人であれば誰でも無料で参加することができます。 参加しているクリスティーナ・ドケットブルーカーはこう言います。 「私は23歳です。 今、先生がカボチャの料理を作っているのを見ています。」 2017年から、地元の米ドレクセル大学のフィラデルフィア自閉症プロジェクトと共同して、この料理文化センターでこの取り組みが始まりました。 いつも笑顔のクリスティーナは、この料理を学ぶ機会をとても楽しんでいます。 フィラデルフィア自閉症プロジェクトのプログラムディレクター、リンゼイ・シェアはこう言います。 「誰でも食事を作れるようになることは必要です。 発達障害の人ももちろん例外ではありません。 ま
メディアは、多く見てもらえるように医学や科学の記事を掲載しようとします。 しかし、「画期的な」「希望の」「常識を覆す」というようなタイトルがつけられた、発達障害や自閉症の方、家族を混乱させる情報には気をつけなければなりません。 インパクトのある形容詞をつけ、自閉症スペクトラム障害などの発達障害の方や家族に、発達障害について説明をしたうえで、新しく発見された有望な治療方法を伝えるものです。 こうした情報によって、才能ある科学者が発達障害について研究を行うきっかけになることもあるかもしれません。 発達障害についての啓蒙や発達障害の人に役立つ研究資金の獲得につながることもあるでしょう。 しかし、エセ科学や偽治療を信じさせ、発達障害の人や家族を危険にさらすことにつなげる情報もあります。 効果がないだけでなく、危険な発達障害の治療方法を信じて、それを行う家族も実際にいるのです。 例えば、エクスタシー
発達障害の若者がゲームを開発し、オーストラリア最大のゲームショーで発表しました。 発達障害のブラッドリー・ヘネシーが開発したゲーム「アスピーライフ」では、アスペルガー症候群の自らの経験を体験してもらえるものです。 テレビゲームは面白いだけではく、人との共感やつながりを作ってくれる素晴らしい点についてもっと多くの人に知ってほしいと言います。 「ゲームは、もっと何でもできるんです。 そして夢中にさせてくれます。 他のことにはそうならなかった人でも夢中にさせてくれるんです。」 ビジュアルに華やかさはありませんが、このゲームの目的からするとそれは問題ではないと言います。 「このゲームでは、プレイヤーはストーリーを進めながら、発達障害の人の体験をしていきます。 プレイヤー同士でやりとりをすることができるので、それを通じて学んでいくこともできます。」 ゲームをクリアしていくためには、音の大きさ、まわり
年をとった馬が、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の発達障害の女の子を助けています。 15歳のレイチェル・ケリーは、馬によるセラピーを受けています。 「私は馬のサームのそばにいると、すごく落ち着いて、勇気も出るんです。」 そうレイチェルは言います。 「サームがそばにいないと、話すこともできなかったりします。」 しかし、サームから離れてるときもレイチェルは変わったと母親は言います。 「レイチェルはこれまでと全く違います。 本当のレイチェルが見えるようになったと思います。」 獣医のデポラ・アベンフェスは、発達障害の人たちに馬がもつ力が役に立つといいます。 「ここに来る人たちの多くは、言葉でのコミュニケーションに困難を抱えています。 馬にふれると自然に体を動かします。 そして、馬はそれに反応してコミュニケーションをするんです。」 デポラは、馬のサームがレイチェルが殻を破ることを助けたといい
発達障害を病気のようにとらえ、治そうと考える人がいます。 しかし、発達障害の人にとってみれば、必ずしも治してほしいと思っているものではないかもしれません。 私は、発達障害のハッシュタグを見つけたので、自分と同じような発達障害の人がどんなことをツイートしているのかを探しました。 私は自分の他に、発達障害の人に会ったことがありませんでした。 なので、Twitterはそうした人たちとの交流できる機会になりました。 私にとってはとても楽しいものでした。 自分の人生についても話しました。自分の発達障害に対する不満も打ち明けました。 会って友だちになった人もいました。 私の人生は明るくなりました。他の世界にも目を向けられるようになってきました。 しかし、Twitterで問題に思うことを目にすることもありました。 これまで私はかかわらないようにしてきました。 イギリスの医学雑誌に発表された研究「ワクチン
このあたりの風景が写った素晴らしい写真が欲しいなら、ブランドン・リビアナが撮っているはずです。 26歳の発達障害のブランドンは、高校生の頃から写真を撮ることが趣味になりました。 どこにでもコンパクトカメラを持っていきました。 アマチュア写真家だったブランドンの先生が、写真の撮り方を教えてくれました。 「息子はすぐに上手になったんです。 息子に写真の才能があったんです。」 ブランドンはカメラを手にして、地域のランドマークを撮影したり、風景の写真を撮影したり、広く歩き始めるようになりました。 ブランドンは一日に何百枚もの写真を撮ります。 そのなかから、10枚くらいを保存して他は消してしまいます。 家には古い工場や穀物エレベーターなどの写真が飾られています。 ブランドンが大好きなのは、道路のそばで建設中のビルや、納屋の修理を行っている人など、「作っている」を感じられる光景を撮ることです。 3年前
中学校のケビン・エドワーズ先生の生徒たちは、見終わってから数ヶ月経った今でも話題にしています。 学校で行われた演劇です。 生徒たちは観ただけではありません。演劇に参加し、俳優たちと関わり、演劇を手伝ったのです。 それは発達障害の生徒たちには完璧な演劇でした。 たまたま、そうなったわけではありません。 ミュージカルの「ファーム!」は発達障害の子に向けて作られました。 特別支援が必要な子どもたちのためのものです。 演劇を行った米ミシガン州立大学を最近卒業したばかりのプロの俳優のライアン・デューダはこう言います。 「芸術や演劇に触れる機会が多くない子どもたちのために演劇を作ったのは素晴らしいことでした。」 感覚に優しい演劇や劇場はまったく新しいコンセプトではありません。 例えば、感覚に配慮して行われている「ライオンキング」などが知られています。 有名な演劇をいくつか変更して発達障害の方向けにして
レット・グリーンハーゲンは、人とのコミュニケーションは上手とはいえません。 しかし分析能力に関しては、CIAの諜報のプロでも勝つことは難しいでしょう。 グリーンバーゲンは、アメリカで軍と諜報機関で10年以上働いてきました。 14歳のときに発達障害と診断をされています。 アメリカ国防省での元上司であるケーシー・ハート情報局長、自閉症スペクトラム障害について研究をしているステイシー・テイヤーと一緒にグリーンバーゲンは、ラスベガスで開催された情報セキュリティの世界最大のイベント「Black Hat USA」で発達障害の人たちが、特にサイバーセキュリティの分野で貴重な存在になる可能性を語りました。 現在グリーンバーゲンは、コンピュータセキュリティの商品を提供するマカフィー社でセキュリティの上級研究者です。 自閉症スペクトラム障害の人たちは、特定のことに集中することができ、他の人が見つけることのでき
24歳のイアン・シンガーは自立して生活していることに誇りを持っています。 しかし、エイミーは母親として知的障害のあるイアンを心配しています。 数週間前、その心配が現実になってしまったことがありました。 息子のイアンが配車サービスのウーバーを利用したところ、長い時間、恐怖を感じることがあったためです。 イアンは、ウーバーを使って近くの友人のところに行こうとしました。 10マイル(約16km)の距離で、いつも料金は16ドルから17ドル(1700円程度)です。 しかし、そのときの乗車利用では、運転手はわざと遠くなるように走りました。 イアンはこう言います。 「何かおかしいとはわかりました。すごく緊張しました。すごく怖くなりました。 どうしていいかわからなくなりました。 電話をもっていましたが、警察に電話をしてよいのかわかりませんでした。 本当にどうしていいかわかりませんでした。」 2時間ほど車は
発達障害のスペンサー・ケリーは起業したことで人生が変わりました。 両親の家で始めたエクスペディション・ソープ社は、これまでの2年間で10万ドル(約1100万円)の売上があります。 2016年6月に盗まれてしまったために代わりの自転車を購入するために父親から借りた300ドル(約33000円)を返すために始めたのがエクスペディション・ソープ社のきっかけです。 「僕は父から借りたお金を返すため、自分ができるビジネスについて考えたんです。 僕も使っています。あなたも使っています。そこを歩いている人も使っています。 大統領だって使っています。使わない人はいません。 だから、石鹸を作ることにしたんです。」 ケリーは天然の成分を入れ、贅沢な石鹸を手作りするようになりました。 地元の専門家とも提携し、家でパッケージにし、ネットや店舗で販売をしています。 ケリーは4歳のときに発達障害、アスペルガー症候群と診
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