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世界禁煙デー
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列島を1万キロ歩くモドさんがNYタイムズに盛岡と山口を載せた理由。東京と廃墟ラブホから見える日本 クレイグ・モド(Craig Mod)インタビュー 2023年11月下旬、初雪が降った日の盛岡。筆者はどうしても来たくなり、高速バスに揺られた。 理由は2つある。一つは、筆者がかつて心を打たれた街を、もう一度味わいたくなったから。 そしてもう一つは、作家・写真家のクレイグ・モド(Craig Mod)さんにインタビューさせてもらったからだ。ニューヨークタイムズ紙に「盛岡」を強く推薦し、同紙の「2023年に行くべき52カ所」で、その2番目に盛岡を抜擢させた張本人。 インタビューでモドさんが語った盛岡の姿が頭から離れず、バスに乗ったのだ。
近年、ファミリーはもちろん、女性や高齢者が一人暮らし用の平屋を建てるケースも増えてきました。その一方、「平屋を建てたいけれども、防犯面が不安」と感じ、「やめたほうがいいのかな」と気になる人もいるようです。この記事では、平屋は防犯が難しいといわれる理由を解説したうえで、平屋を建てて後悔しないために取り入れたい防犯対策を、kao一級建築士事務所の越野かおるさんに伺います。 平屋は防犯が難しいといわれる理由は? そもそもなぜ「平屋は防犯が難しい」と思われる傾向があるのでしょうか? 1階に窓や出入口が多くなるから 「平屋は防犯が難しい」といわれるもっとも大きな理由は、空き巣が侵入を試みる窓や出入口が多くなるためです。これは同じ広さの家を建てる場合、平屋は2階建てよりも、侵入しやすい1階部分の床面積が広くなることが理由です。 警視庁の公表データによると、2022年(令和4年)の一戸建て住宅への空き巣
著: 中村一般 5、6歳ごろ、私は三軒茶屋の居酒屋で「バイト」をしていた。 安心してほしい。働いていたのは実の祖父母が営む居酒屋だ。 また、『千と千尋の神隠し』のような過酷な労働をしていたわけではない。皿洗いをしたり、簡単なお酒を作ったり、食事を終えた皿を下げたりするくらいで、子供のお遊びみたいなものだった。 祖父母の店は、三軒茶屋駅から15分ほど歩いたところにあった。コの字型カウンターの大衆酒場で、換気扇が真っ黒のヘドロみたいになっている、俗に言う「味のある」居酒屋というやつだ。 暖簾をくぐると、回転寿司のように真ん中に厨房があり、それを取り囲むように客がぐるっと座る。カウンターには黄色く変色しつつある調味料ボトルが並び、串に刺さった酢イカが詰まった容器、割り箸、山積みの灰皿などが置かれていた。本棚には黄土色に変色した『美味しんぼ』が刺さっていた(『クッキングパパ』だったかもしれない)。
2020年10月、菅前首相の「2050年カーボンニュートラル宣言」により、地球温暖化対策の「脱炭素」に対する日本全体の関心が高まりました。カーボンニュートラルとは、地球温暖化を進めないように、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること。政府は、これを2050年までに達成する目標を掲げています。これは、日本が脱炭素社会の実現に向けて、産業構造や社会システムの転換を進めていくことを意味しています。2021年に開催されたCOP26について堅達さんを取材した際、「この8年が地球温暖化を食い止める正念場」という強いメッセージがありました。それから2年、脱炭素の観点から世界はどのように変わったのでしょうか。 堅達さんは、「温暖化の危機は加速しているのに、人間は戦争や紛争に明け暮れ、結束が弱まっている。そういう2年間だったと思います」と話します。 「温暖化の悪影響が一層顕在化してきています。リビアの砂漠地
ここ数年、夏の暑さも冬の寒さも厳しく、電気や灯油、ガス料金の高騰による冷暖房費のアップが家計を直撃している。そんな今、注目したいのが冷暖房費や光熱費が共益費に含まれ、一定額でまかなえてしまう賃貸・分譲集合住宅。しかも、その料金は一般の住宅に比べかなり安いそう。「来月のエアコン代はいったいいくらになるのだろう」という心配から解放される、住まいの仕組みについて取材した。 冬の平均気温が氷点下の北海道ニセコ町に、エアコン1台、一定額で暖房費がまかなえる賃貸集合住宅が誕生 スキーリゾートとして世界的に注目を集める北海道ニセコ町。冬季(12月~3月)の平均気温は氷点下で、1月は平均マイナス6度まで下がる。エアコンは暖房にはパワー不足。多くの家が灯油ファンヒーターを使用している。中には、冬のはじめに点火をしたら、春が来るまでスイッチは切らない、という家も。その結果、このエリアの一般的な木造一戸建てでか
一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる! 生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。 単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。 仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。 NYでのトレンド、OMAKASEについて教えよう 漫画でも説明したように、NYで現在OMAKASEは一つのジャンルとしてとてもトレンディで、街には数多くのOmakaseレストランが出来始めています。流行に敏感なニューヨーカーに対し、おしゃれで楽しいダイニングエクスペリエンスが得られるという提案で売っているところが多い印象です。 あっと驚くような仕掛けが込められた一品や、看板メニューの派手な料理などを用意しているお店も多いです。20代~30代の、新しいものが大好きな人たちがよく遊びに
「要求定義」から自宅リノベを始めてみた。建築家とアイデアふくらみ想像以上の仕上がりに!【後悔しないマンションリノベのコツ】 スタートアップ企業でUXリサーチャーとして働く松薗美帆さん。昨年、都内にある築41年のマンションをリノベーション。パートナーとの新生活をスタートさせました。 建築家とリノベーションのプランを検討するにあたり、松薗さんが最初に着手したのが「要求定義」。仕事でサービスの開発や改善を行う際に欠かせないプロセスを、家づくりに導入したといいます。 家づくりの要求定義って、何をどうまとめればいいのでしょうか? 建築家の反応は? やってみて分かったことは? やりたいことを実現するための要求定義のポイントを、松薗さんに伺いました。 「曲線の壁」で分かれる、表と裏の空間 ともあれ、まずは完成した家を見てみましょう。 松薗さん、建築家の坂田裕貴さん・marieさんの3人チームでつくりあげ
著: 小川紗良 水平線へ沈みゆく夕陽を、ただじっと見届ける。そういう時間を過ごしたことのある人が、この忙しない現代社会で、いったいどれほどいるだろう。仕事や、家事や、日々のあらゆるタスクを一旦放り投げてでも、見届けたい夕陽がある。「すみません、ちょっと夕陽がきれいだったもので」。そんな言い訳を、受け止めてもらえるようなゆとりがある。 この島国で、海や夕陽がきれいな町なんていくらでもあると思うだろう。それは実際にそうなのかもしれないが、鹿児島県阿久根市で見る夕陽には、やはりなにか他とは違う奇跡めいたものを感じてしまう。水面できらきらと連なる光の粒子たちが、次第に空との境を失って、気づけば残像を映したように星々が灯る。 便利ではなくても、人々の営みに惹かれて 子どものころの私にとって、阿久根は長期休みにたびたび帰るのどかな田舎町だった。国道線沿いを走る車の後部座席で窓を開け放ち、だだっ広い海を
こんにちは、早[SAKI]です。 カラフルでポップな「海外みたいなお部屋」を日本のマンションで実現する方法を考えるインテリアオタクです。現在の自宅はこんな感じ。 幾何学模様のラグと家具でカラフルポップに仕上げたリビングDIYで作ったベンチソファと、黒とラタンがシックなチェアを合わせたダイニング「好きなものを適当に集めていったら、気づいたらカッコよくなってしまいました」というような、アーティスティックさと気楽さとが適度に同居した部屋が理想です。 あらかじめ計算しつくされたわけではない、ランダム感あるおしゃれを実現したお部屋は、「生まれ持ったセンス」に頼らないとできない、と感じている人も少なくないはず。 でも……それじゃあ再現できなくないですか?! おしゃれな人のおしゃれな部屋を、ただ一言「その人独自のセンス」って片付けてしまうのは簡単です。 でも、「きちんと観察して細かく分解すれば、そこにも
WHOが「冬は室温18度以上にすること」と強く勧告 今から約5年前。2018年11月にWHO(世界保健機関)は「住宅と健康に関するガイドライン」を公表しました。その中で各国に「冬は室温18度以上にすること」を強く勧告しましています。特に子どもや高齢者には「もっと暖かい環境を提供するように」と言葉が添えられました。 ・WHOは「温かい住まいと断熱」を勧告 なぜWHOは年齢を問わず「冬の室温18度以上」にこだわるのでしょうか? 伊香賀先生によれば「冬の室温が18度以上であれば、呼吸器系や心血管疾患の罹患・死亡リスクを低減することが、エビデンス(根拠)は中程度だとしながらも、確認できたからです」と言います。 またイギリスはWHOの勧告より前の、2011年に住宅法を改正し、室温を18度以上に保つことを賃貸住宅に義務づけました。達成できない賃貸住宅に対して行政は解体命令を出すこともできます。賃貸住宅
著: 伊藤幸司(ランジャタイ) (画像/PIXTA)中野の地下では、いつもしょうもない事件が起きている「てめえ!ふざけんじゃねーぞ!」 怒号がなかのzero視聴覚ホール地下2階に響く。小坊主が、首根っこをつかまれた。 「やめろ〜!」 小坊主の正体はガロインというコンビのツッコミの薗田。薗田をつかんだのは、あるライブの主催者の女性だ。 「なんだ〜!ふふふ」 強がりなのか、つかまれたことが面白いのか、なぜか半笑いだ。 「ぜってぇ許さねえからな!ふざけんな!」 「怒りすぎだろ〜、ふふふ」 楽屋から引きずり出された。 「すぐ電話するからな!待ってろ!」 「なんだあ、やめろ〜。ふふ」 ぷるるるる、ぷるるるる。かちゃ。繋がった先は、グレープカンパニーだ。 「御社所属のガロインさんが、ライブ出演でもないのに、勝手に楽屋に侵入して、ケータリングのお菓子を食べてたんです。ガロインさんは、うちのライブ出禁にさ
はじめまして。リノベーションデザイナーをしているフジイです。 妻の「狭くてもいいので防音室が欲しい」という一言がきっかけで、約1週間かけて自宅の賃貸マンションに防音室をDIYしました。仕組みさえ分かれば、DIY初心者の方でも比較的簡単に、既製品の約5分の1の予算で製作できるので、時間と根性さえあればとてもコスパのいいDIYです。 「防音室」と言ってしまえばニッチですが、「お隣との防音壁」や「お篭もり用の小さなブース」としても汎用的に使えるアイデアです。 自宅に録音ブースが欲しい人はもちろん、自宅で仕事や作業をする人やビデオミーティングが多い人、お篭もりスペースが欲しい人の一助になればうれしいです。 防音ブースをDIYするキッカケ 2017年に結婚した妻と都内のマンションで生活をしていました。僕はフリーのリノベーション・住宅デザイナー、妻はソロのシンガーでナレーションなどの声を使った仕事を生
著: 初瀬悠太(ななまがり) 僕は生粋の香川人? それとも半分香川人?僕は四国・香川県高松市に生まれ、実家が讃岐うどん屋という生粋の香川人だ。 高校を卒業して19歳で大阪に行き、大阪芸術大学で学生生活をしながら3年生の時に吉本に入り、「ななまがり」として芸人デビューをした。大阪に9年住んだ後上京し、現在東京に住んで早10年目。つまり、今年で香川に住んで18年、香川を出て19年目になる。 ん? 今この文章を書いてて気付いた。香川に住んでいた年数を超えてしまっていた。 僕は親不孝者でたまにしか香川に帰らないので、どんどん地元の記憶が薄れていってしまっている。方言も検索してみて「そういやこんな方言あったなぁ」と思ってしまう程だ。 どこが生粋の香川人だ。悔しい! いや、はがい! 最近はありがたいことに、香川県住みます芸人の梶剛さんによる特大イベント『かじ祭り』、同期のすゑひろがりずとのツーマンライ
親が高齢になるにつれ、気になる「実家の片付け問題」。 でも、実家と離れて暮らす人にとって帰省は多くて年に数回。実家の片付けに着手するのは難しいのが実情ではないでしょうか。 時間が足りないだけでなく、親や兄弟姉妹とのコミュニケーションの取り方、具体的な片付けの進め方……何から始めればいいのか分からないことばかりです。 そこで今回は、実家の片付けの著書もある整理収納アドバイザー・coyukiさんに「年末年始でできること」をテーマにお話をお聞きしました。 実体験に基づくアドバイスを参考にして、帰省のタイミングに「実家の今後」を考えてみませんか? まずは「実家を今後どうするか」決める ――coyukiさんが実家の片付けを始めたきっかけを教えてください。 coyukiさん(以下、coyuki):きっかけは母の病気です。在宅療養することになったので、母が快適に過ごせるように寝室周辺から片付け始めました
インタビューと文章: 榎並紀行(やじろべえ) 創作しながら暮らす場所として、あえて「東京」以外の場所を選んだクリエイターたち。その土地は彼、彼女らにとってどんな場所で、どのように作品とかかわってきたのでしょうか? クリエイター自身が「場所」と「創作」の関係について語る企画「ここから生み出す私たち」をお届けします。 ◆ ◆ ◆ 今回の「ここから生み出す私たち」に登場いただくのは、大町知己さん。広島県福山市を拠点に住宅の設計・施工を行う「kitokito」の創設者です。ハウスメーカー勤務などを経て、35歳で建築家としてのキャリアをスタート。10年後には世界的デザインコンペで受賞するなど、遅咲きながら地元で引く手あまたの建築家になりました。 全国からオファーが届く現在も、瀬戸内エリアに軸足を置く大町さん。そこには地元に対する愛着だけでなく、豊かな自然環境や腕利きの職人たちが多いことなど、さまざま
著: 永見大吾(カベポスター) こんにちは。僕はカベポスターというコンビの永見と言います。 今回は地元・三重についてのエッセイをというお話を受けてこれを書いているのですが、正直に言うと僕は三重の観光スポットやお店についてあまり詳しくありません。なので、自分が大阪のNSCに入学し、芸人になる以前に暮らしていた、三重での個人的な思い出を振り返りたいと思います。 地元が近い人以外にとっては「そもそも三重ってどこだっけ?」って感じかもしれませんね。立ち位置としては近畿地方で、愛知と奈良に挟まれて若干気まずそうにしているのが三重です。 関東と関西のちょうど中間にあることから、三重にはいろんな地域の人が集まるのが特徴です。僕は大学時代、地元の名張市から離れて大学のキャンパスのある津市に下宿するようになったのですが、「〜だよね」と喋る人がいるんや、と驚いたのを覚えています。名張は奈良にくっついている地域
著: 紺野あさ美一番弱った頃に出会った街こんなに都会だったっけ? 久しぶりに武蔵小杉に降り立って、少し呆然としました。 今からもう10年近く前ですが、私は一時期この武蔵小杉に住んでいました。テレビ東京のアナウンサーをしていた頃ですね。 その後は結婚を機に退社し、3人の子供たちの出産・育児に追われていましたが、2年ほど前から少しずつお仕事を再開するようになりました。そうすると「元アナウンサー」「モーニング娘。OG」など様々な肩書きで紹介され、「アイドルもアナウンサーも、夢を叶えてすごいね」「人生グラフずっと高いね」そんな言葉をかけられたりもします。 でも、私にも「へこたれていた時期」というのがありまして……。一度会社を休職させて頂いたこともありました。自分の人生の中で一番弱かった頃かもしれません。その時に引っ越した先が神奈川県川崎市の武蔵小杉になります。 利便性より、ゆったりした空気を求めて
住宅の断熱性能を示す指標が「断熱等級」です。これから家を建てるのであれば、「高断熱の家にしたい」と考える人が多いのではないでしょうか。しかし断熱等級は7段階あり、どの等級を選べばいいのか悩む人もいるようです。そこでこの記事では、断熱等級4、断熱等級5、断熱等級6、断熱等級7を中心に紹介します。そもそも断熱等級とはどのような指標なのか、断熱等級ごとの違いやおすすめの断熱等級、省エネ等級との違いやUA値・ηAC値などを、一級建築士の佐川旭さんに伺い解説します。
毎年1月になると本格的な賃貸のお部屋探しシーズンに突入します。一般的には新築や築年数が浅い物件が好まれていますが、築36年、周辺エリアの家賃相場より高いというのにほぼ満室、空室が出てもすぐ埋まってしまう賃貸マンションが神奈川県川崎市麻生区にあるといいます。しかも大家(オーナー)の池上正芳さんはYouTuber。何がいったいどういうことなのでしょうか。人気の理由を探りました。 廊下もゴミ置き場、エントランスもきれい。設備は新築物件並みの充実ぶり 小田急線百合ヶ丘駅から徒歩6分、線路沿いに立つのが「百合ヶ丘池上マンション」です。築36年でありながら全42戸のうち、今、工事中の部屋をのぞくと満室という人気物件です。 パッと見ると普通の物件ですが、まず特筆すべきは、廊下やゴミ置き場がきれいに保たれている点です。通常、築20年を超えてくると個々の部屋の玄関まわりには傘などの私物が置かれていたり、ゴミ
著: なつめ「老後はのんびり田舎で過ごしたい」 そんな想いを10代の頃から抱いていたが、老後まで待てなかった。 27歳の夏、わたしは猫と共に東京から富山県朝日町に移住した。 一番大切にしたいものは「穏やかな暮らし」だった東京で暮らしていた頃は、都心へのアクセスが便利な中野区のアパートに4年ほど住んでいた。 しかし休日には必ず山奥へひとりキャンプをしに行ったり、広大な芝生がある新宿御苑まで自転車を走らせて昼寝をしに行ったり、常に身体が広々とした自然を求めていた。 都心のワンルームのアパートに安くはない家賃を払いながら、休日には自然を求めて遠出をする。何かがおかしいと思った。 さらにコロナ禍で外出ができない日々が続いて、自宅でひとり内省する時間が増えた。 「世間一般的に言われる”幸せ”ではなく、自分が求める”幸せ”とはなんだろう」 そのとき「自然豊かな環境で猫とこころ穏やかに暮らしたい」という
賃貸住宅に革命起こした「青豆ハウス」、9年でどう育った? 居室を街に開く決断した大家さん・住民たちの想い 東京都練馬区 「青豆ハウス」は"育つ賃貸住宅"というコンセプトを掲げ、2014年に誕生した。住む人と青豆ハウスを訪れる人が一緒に育む新感覚の共同住宅として注目され、その年のグッドデザイン賞を受賞。多数のメディアに紹介されてきた。設立9年目を迎えた青豆ハウスを訪ね、運営する株式会社まめくらしの青木純さんに、地域と溶け合うコミュニティ創出やその背景にある思いを取材。大家さんしかできない役割や賃貸住宅の可能性をたっぷり語ってもらった。 “住む人集う人で育てる賃貸住宅”「青豆ハウス」 青豆ハウスは、東京都練馬区平和台にある。副都心線平和台駅から5分歩くと住宅街の中に突如大きな農園が現れて驚く。練馬区が管理する田柄一丁目区民農園だ。青豆ハウスは、その農園に隣接して建っている。3階建てのメゾネット
サラリーマン30代コンビ「週末縄文人」、石斧や土器から竪穴住居まで手づくり。文明ゼロからスタート、人気YouTuberの縄文ぐらしに密着 「現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築く」。そんなテーマで週末、山に籠り、縄文生活を実践してYouTubeで発信する「週末縄文人」。膨大なエネルギーと時間をかけ、竪穴住居までつくり上げた二人には、高度なテクノロジーに支えられた現代の住まいや暮らしはどのように見えているのでしょうか。縄文生活は、現代の生き方にも変化をもたらしたのでしょうか。山の中の活動拠点にお邪魔して話をうかがってきました。 スーツ姿がトレードマークの週末縄文人。縄さん(左)は学生時代、ワンダーフォーゲル部に所属し、多くの時間を山で過ごしていたという。1991年秋田生まれ。文さん(右)は幼少期、アメリカ・ニュージャージー州やアラスカ州で暮らしていた経験をもつ。1992年
著: 星野文月松本は、どこにいても美しい山並みが見える。それから、すてきな川がふたつもある。 川幅が大きくてたっぷりとした水の薄川(すすきがわ)と、水深が浅くて、歩いていると気持ちが静かになる女鳥羽川(めとばがわ)。その時の気分でどちらの川沿いを散歩しようか決めることができるのは、川で散歩をするのが好きな私にとってはとてもうれしい。電車を使わずに生活ができるのもいいし、私は車を持っていないけれど、少し遠くへ行きたいときは誰かがそこまで乗せて行ってくれたりもする。 友だちがほとんど徒歩圏内で暮らしているのもたのしい。いつも適当な場所に集まって、好きな時間に解散できる。集まったからといって特に何をするでもなく、誰かの家(たいてい私の家になる)で、おしゃべりをするか、ご飯を食べるか、各々本を読んだりお酒を飲んだりする。そういうことに飽きたらあてもなく外に出る。そんな感じで過ごすことが多い。 ここ
不動産を売却するには、さまざまな書類が必要になります。書類を要するタイミングは、販売活動を任せる仲介会社との「媒介契約時」、仲介会社の「販売活動中」、買主と結ぶ「売買契約時」、売買契約に記載した期日に実施する「引き渡し時」の4つに大別できます。 この記事では、どのタイミングでどのような書類が必要になるのかをご紹介します。 売却に必要な書類の種類や必要になるタイミング、取得する方法 不動産の売却時に必要となる書類について、必要度合いや必要になるタイミングとともに紹介します。 また、用途や入手方法についても解説します。 なかには、すでに持っているはずの書類もありますし、手配してから入手できるまで時間を要するものもあります。 自身の場合はどうなのかを思い起こしながら読んでみてください。 【チェックリスト】不動産売却の必要書類 不動産書類で必要な書類は、以下の一覧表のとおり全17種類あります。詳細
インタビューと文章: 榎並紀行(やじろべえ) 写真: 関口佳代(撮影/本多康司)古くからの別荘地として知られる軽井沢。別荘というと富裕層など特別な人が持つものというイメージがありますが、近年の軽井沢では、そのような限られた人だけではなく、さまざまな人がコンパクトな家を建てるケースも増えているといいます。また、軽井沢の家を本宅として定住する、デュアルライフの拠点として長く滞在するなど、従来の「別荘族」とは異なるライフスタイルも生まれている模様。 建築家・福岡みほさんも軽井沢の豊かな森に魅せられ、6年前、地元の愛媛から拠点を移しました。現在は、軽井沢や東京、瀬戸内などで多拠点生活を送りながら、「森の家」をつくり続けています。 「軽井沢の森の中にいると、五感が蘇ってくる」という福岡さんに、軽井沢の好きなところや自然の中で暮らす魅力、また、森の家づくりにおいて大切にしている点などを伺いました。 福
不動産売買は、買主がいてこそ成立するものです。売り出せばすぐに買い手がつくわけではなく、半年、1年……と売れない可能性もゼロではありません。家が売れないのには、理由があります。しかし、理由は1つではありません。家を売るために大切なのは、家が売れない理由を分析し、適切な対策を取ることです。そこで本記事では、家が売れない4つの理由とその対策を解説します。 記事の目次 1. 家が売れない4大理由とは 2. 信頼できて売却力のある不動産会社の選び方 3. 【家が売れない理由1】売り出し価格に問題がある 4. 【家が売れない理由2】広告方法や販売戦略に問題がある 5. 【家が売れない理由3】家自体に問題がある 6. 【家が売れない理由4】内覧対応に問題がある 7. 売れない家を放置すべきではない理由 8. それでも家が売れないときはどうする? 家が売れない4大理由とは 家が売れない理由は、次の4つに
フリーのライター・編集者として、アウトドア雑誌やウェブ媒体などで活躍している藤原祥弘さんの住まいは、新宿から京王線で18分の調布駅が最寄り駅。 都心から近いながらも自然が色濃い調布市の藤原さん的名所を案内してもらいつつ、犬を飼うために一軒家を買ったいきさつ、瘦せた土の庭を豊かにする方法、自然から必要以上に搾取しないアウトドアでの遊び方などを教わった。 藤原さんが調布に来た理由 藤原さんは昭和55年生まれの43才。私が知っている限り、日本有数の「少年っぽい大人」である。 アイドル的な意味での少年ではなく、オニヤンマを追いかけてどこまでも走っていくタイプのほう。 玄関の前には藤原さんが選りすぐった「まっすぐな棒」がたくさん。私も参加したことがある火起こしワークショップの材料だ ――藤原さんの出身はどちらですか。 藤原祥弘さん(以下、藤原):「小さい頃は宮崎県に住んでいて、そこは山も川も海も近く
「入居条件はパン屋さん」大家さんの狙いとは? 入居者も街の人もハッピーになる賃貸1階の”小さな商店街”化が進行中 東京・蒲田 おいしいパン屋さんのある街は、きっと素敵な街。そんな印象を持っている人も多いのでは。パンブームが続く昨今、おいしいパン屋さんは地元はもちろん遠方からも人を呼ぶ求心力を持ち、さらには「引越すならパン屋さんのご近所に!」なんてケースも少なくない。蒲田(東京都大田区)の住宅街にある「SONGBIRD BAKERY」は、実は大家さんが「パン屋さん限定」で募集した物件なのだ。その背景にある思いや、開店後の住宅街の変化について、大家の茨田禎之(ばらだ・よしゆき)さんと店主の本藤正敏(ほんどう・まさとし)さんに伺った。 こだわりのパン屋さんを呼び込めば、街の魅力も上がると考えて JR・東急 蒲田駅前のにぎわいを抜け、小さな川沿いを10分ほど歩いた先にある「SONGBIRD BAK
こんにちは、沙東すずです。東京都内で会社員として勤務するかたわら、文筆や生きものに関するイベントなどの活動をしています(以前はメレ山メレ子というペンネームでしたが、2023年春に改名しました)。 今回はわたしの趣味である「家のカスタマイズ」について、途中経過をお見せしながらその愉しさを語りたいと思います。 マンション購入までの道のり 2023年1月にマンションを購入し、数カ月のフルリノベーション工事を経て5月に入居しました。 実はわたしにとってはこれが2回目のマンション購入、そして改装です。 通称「メレヤマンション」にて、アフリカのガーナで作った棺桶と(撮影:宇壽山貴久子)2016年に最初の中古マンションを購入してフルリノベーション。「古いマンションを好き勝手に改装したい」という夢をかなえました。その後、2017年夏~2020年冬まで中国子会社に赴任。「ぜんぜん住んでないじゃないか!」と思
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