かつて「スーパースター」に憧れた男がおりました。 銀幕を夢み、色んな物を投げ捨てて目指した東京、華の大舞台。 雪降り積もる札幌で振り切ったものは いつか回収しなければならない との使命感を抱きつつ。 「金と女は後からついてくるもんだ。」 そんな口癖を裏切る現実。 それでも悲壮感がないのは育ててくれた環境で、結局全て恵まれていたようです。 コーヒー豆たんのシンデレラストーリー。 彼女こそが俺のライバル。 不景気と言われる世の中の垢。 この歯、この口、この指で、こそぎ落としてこそのスター。 貧乏長屋で野垂れ死にしようと、信じたものを曲げずに済むのは日本の豊かさなのだなぁ。 いつか見てろよ、俺だって!!