並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

121 - 160 件 / 745件

新着順 人気順

量子の検索結果121 - 160 件 / 745件

  • 常識破りの“常温常圧超電導体”発見か? Science誌「事実ならノーベル賞モノの大発見」

    発表された論文のタイトルは「初の常温常圧超電導体」。研究チームは、銅を添加した鉛ベースの合成物質「LK-99」を開発。LK-99は常温かつ常圧であれば超電導性を維持でき、水が沸騰する温度以上(127度まで)でも超電導性を示すという。 超電導は特定の物質を冷却すると、一定の温度以下で電気抵抗がゼロになる現象のこと。これまでは、比較的高い温度で超電導性を示す「高温超電導体」でもマイナス170度以下まで冷却する必要があった。 Scienceによると、論文におけるデータは十分で「再現性があれば疑う余地がないように思える」という。LK-99は合成方法も比較的単純で、「(研究結果が)正しいか正しくないかはすぐに分かりそうだ」(Science)としている。 関連記事 理研、国産量子コンピュータ初号機の愛称募集 結果は7月末に発表予定 理化学研究所は、3月から稼働を始めた国産超電導量子コンピュータ初号機の

      常識破りの“常温常圧超電導体”発見か? Science誌「事実ならノーベル賞モノの大発見」
    • 「量子コンピューターの性能は誇張されており実用化はまだまだ遠い」と専門家が指摘

      量子力学の法則を利用することで通常のコンピューターよりも複雑な計算を高速で行えると考えられている量子コンピュータは、MicrosoftやIntelなど、さまざまな企業が研究開発に取り組んでいます。しかし、一部の専門家は、量子コンピューターの実現について「多くの人が思っているよりもさらに未来のことになる可能性がある」と指摘しています。 Quantum Computing’s Hard, Cold Reality Check - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/quantum-computing-skeptics 素粒子の世界で見られる「重ね合わせ」や「量子もつれ」などの性質を利用して、従来のコンピュータでは不可能な処理を行うことができると考えられている量子コンピューターは、財務モデリングや物流の最適化、機械学習の高速化など、現実のさまざまな問題

        「量子コンピューターの性能は誇張されており実用化はまだまだ遠い」と専門家が指摘
      • 論文読めば分かる研究者なら当たり前の話なのにhype煽ったり終わったとか言うのやめてほしい話

        まとめ Googleの新しい量子コンピュータがQuantum Supremacyを示した論文と、関連報道や記事まとめ 2019年10月23日に、Googleの53qubitが動作する量子コンピュータ「Sycamore」が量子超越を達成したと公表されました。 この成果は9/21に一度ネットで公開されましたが、その後取り下げられていました。 3349 pv 15 1 user つかの@量子コン入門書や量子クラウド @snuffkin GoogleがSycamoreでやった「スパコンで1万年」の計算が、「スパコンで304秒」になったそうです。テンソルベースのシミュレータを利用。 Closing the "Quantum Supremacy" Gap: Achieving Real-Time Simulation of a Random Quantum Circuit Using a New Su

          論文読めば分かる研究者なら当たり前の話なのにhype煽ったり終わったとか言うのやめてほしい話
        • キユーピーが量子コンピュータ活用 製造ラインの勤務シフト最適化に

          キユーピーが、製造ラインで働く従業員のシフト最適化に量子コンピュータなどを活用した解析サービスを採用した。サービス開発元のグルーヴノーツ(福岡市)が10月9日に発表した。 キユーピーは、惣菜工場の従業員のシフト作成にグルーヴノーツの解析サービス「MAGELLAN BLOCKS」(マゼランブロックス)を活用。グルーヴノーツとともに実証実験を行ったところ、熟練のシフト作成者が30分かけて作成したシフト表と比べても遜色ない結果を、1秒で示せたという。 マゼランブロックスは、量子アニーリング方式の量子コンピュータやAIなどを使って、いわゆる「組合せ最適化問題」を解けるとするサービス。量子コンピュータにはカナダD-Wave Systemsの量子アニーリングマシンを採用している。 2社は今後、製造ラインに人とロボットが混在する際の最適なシフト作成や製造順序の最適化に向けた取り組みを進め、今後見込まれる

            キユーピーが量子コンピュータ活用 製造ラインの勤務シフト最適化に
          • 量子コンピューターに「宇宙線」が重大なエラーを引き起こすとの研究結果

            量子力学における重ね合わせを用いて計算を行う量子コンピューターは、従来の古典的なコンピューターでは不可能なレベルのスピードで計算できることが期待されています。ところが、Googleの量子コンピューター研究チーム・Quantum AIの科学者らは、宇宙から飛来する高エネルギーの放射線である宇宙線が、量子コンピューターの動作に重大なエラーを引き起こすとの研究結果を報告しました。 Resolving catastrophic error bursts from cosmic rays in large arrays of superconducting qubits | Nature Physics https://www.nature.com/articles/s41567-021-01432-8 A potential hangup for quantum computing: Cosmic

              量子コンピューターに「宇宙線」が重大なエラーを引き起こすとの研究結果
            • 「24年4月の量子コンピュータ業界の動向がよくわからんというので書いてみました」記事への反応と解説まとめ

              リンク blueqat 24年4月の量子コンピュータ業界の動向がよくわからんというので書いてみました。 by Yuichiro Minato | blueqat 昨年から量子コンピュータ業界は大きな転換期に入りました。これまで人類には難しすぎるという量子コンピュータはみんなで四苦八苦しながら開発をしてきたと思います。具体的な沿革としては、 1、2012年に簡易型量子コンピュータみたいな量子アニーリングマシンが出る。 2、量子アニーリングマシンは2016年をピークに2018年ごろに廃れる。(デスクトップパソコンと大差ないことがわかる) 3... 498 users 150

                「24年4月の量子コンピュータ業界の動向がよくわからんというので書いてみました」記事への反応と解説まとめ
              • 量子コンピュータエンジニアを始めて6年目になった - Qiita

                はじめに この記事は2014年からの量子コンピュータの変遷を記録し、これから2020年を境にいろいろ量子コンピュータに関わる方々の方向性が変わっていくと感じているから備忘録のために書いておきます。 2014年は量子アニーリング、2018年は量子ゲートNISQ MDRというベンチャー企業でblueqatという量子コンピュータ向けのSDKを提供しています。おかげさまでダウンロード数やユーザー数も順調で、仕事も忙しく進めています。あまり情報を公開しないスタンスでしたがほどよく進めています。 弊社の珍しいところは、東京大学・東工大中心のメンバーで進めていましたが、特に大学の研究室をバックグラウンドとしてはおらず、ビジネス視点で常に物事を進めています。そのため大きな利点は方式に捉われずいろんな技術を身につけているところで、普通は量子アニーリングは東工大・東北大、量子ゲートは阪大・京大・東大みたいな棲

                  量子コンピュータエンジニアを始めて6年目になった - Qiita
                • 2022年ノーベル物理学賞:量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実験と量子情報科学の先駆的研究で欧米の3氏に

                  2022年10月5日 2022年ノーベル物理学賞:量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実験と量子情報科学の先駆的研究で欧米の3氏に 2022年のノーベル物理学賞は,量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実験と量子情報科学の先駆的研究で,仏パリ・サクレー大学のアスペ(Alain Aspect)教授,米のクラウザー(John Clauser)博士,オーストリア・ウィーン大学のツァイリンガ−(Anton Zeilinger)教授に授与される。 量子力学によれば,2つの物体を相互作用させることで,物理的な性質を相関させることができる。例えば2つの光子の偏光を互いに直交させる,量子コンピューターの量子ビット2つが同じ値を取るようにするなどで,これを「量子もつれ」と呼ぶ。単に性質が相関するだけなら珍しいことではないが,量子もつれが特別なのは,もつれ合った2つの物体の性質が,測定するまで具体的

                    2022年ノーベル物理学賞:量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実験と量子情報科学の先駆的研究で欧米の3氏に
                  • 東大、光量子コンピュータに進展 大規模な「量子もつれ」を生成、常温・省スペースの量子計算へ

                    東京大学は10月18日、光を用いた量子コンピュータの研究で、大規模な量子もつれ状態を作ることに成功したと発表した。米IBMやGoogleなどが研究している「ゲート方式」とは異なる方式の量子コンピュータで、実用化に至れば常温で動作する上、10円玉サイズのチップに回路を収めることも見込めるという。 現在、汎用的な量子計算を行うためのマシンとして「ゲート方式」の量子コンピュータの開発が行われている。しかし、計算の単位となる「量子ビット」を増やすにつれ、量子ビット間の配線が複雑化するなど、大規模化には課題を抱えている。ゲート方式量子コンピュータの量子ビット数は、2019年時点で50量子ビット程度。 東大の古澤明教授の研究室では、1つの光源から出てきた光を時間的に区切ることで無数の量子ビットを生成する装置を13年に開発し、規模の大きい量子もつれ状態を作ることに成功していた。

                      東大、光量子コンピュータに進展 大規模な「量子もつれ」を生成、常温・省スペースの量子計算へ
                    • BERTを量子化して高速かつ軽量にする - moriyamaのエンジニアリング備忘録

                      こんにちは、@vimmodeです。自然言語界隈ではBERTを始めとしたTransformerベースの手法の進化が目覚ましいですが、実運用されている話はあまり聞きません。 その理由としてモデルのサイズの大きさと推論速度の遅さに一定起因すると感じており、この記事はその解消になり得る量子化と呼ばれる手法の紹介とPyTorchで実装されたBERTモデルに量子化を適応する方法を紹介します。 量子化とは 量子化という単語は数学や物理など様々な領域で使われています。ここで述べる量子化は情報理論における量子化であり、主に連続値を離散値で表現することを考えます。 機械学習の枠組みで考えるとモデルのパラメータや学習時の勾配(場合によっては入力と出力データも含める)の数値表現を浮動小数点から整数に変更することを目的にします。 ディープラーニングではパラメータ等をfloat32で表現することが多いですが、もしこれ

                        BERTを量子化して高速かつ軽量にする - moriyamaのエンジニアリング備忘録
                      • 画像情報を物理的に送信せず「テレポート」させることに成功! - ナゾロジー

                        そもそも「量子もつれ」や「量子テレポーテーション」とは何か?そもそも「量子もつれ」や「量子テレポーテーション」とは何か? / Credit:Canva . ナゾロジー編集部通信における長距離の情報伝達は、セキュリティが非常に重要です。 従来の通信方法では、情報を2種類の信号(1と0)で表現し、これを電線や光ファイバーを通じて目的地に送信しています。 しかし、量子力学の原理を通信に導入することで、量子ビットを増やすごとに、使用可能な信号パターンを2種類から増やし、より多くの情報をより高速かつ安全に送ることが可能になります。 その代表的な方法が「量子もつれ」を使用した「量子テレポーテーション」です。 量子テレポーテーションでは、量子もつれの状態にある粒子を用いて、一方の粒子に何らかの操作を行うと、もう一方の粒子に即座に影響が現れるという量子力学の特性を利用します。 ただ、多くの人にとっては言葉

                          画像情報を物理的に送信せず「テレポート」させることに成功! - ナゾロジー
                        • 未来が過去に影響を与えるという「逆行性」が科学者や哲学者の間で注目されている

                          これまでに「あの時こうしておけばよかった」など後悔した経験がある人は多いはず。過去の行動が未来に影響を及ぼす「順行性」という概念が現代の科学では一般的ですが、一部の物理学者や哲学者の間では、未来の行動が過去の結果に影響を与える可能性があるという「逆行性」という概念が注目されています。 A Growing Number of Scientists Are Convinced the Future Influences the Past https://www.vice.com/en/article/epvgjm/a-growing-number-of-scientists-are-convinced-the-future-influences-the-past 逆行性の可能性について研究を行っているサンノゼ州立大学の物理学者、ケネス・ウォートン氏やケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのヒュー

                            未来が過去に影響を与えるという「逆行性」が科学者や哲学者の間で注目されている
                          • 宇宙人はブラックホールを「量子コンピューター」として使っているかもしれない

                            ブラックホールは巨大な恒星が自身の重力に耐えきれず崩壊してできる、光すら脱出できないほど超高密度かつ大質量の天体だとされています。そんなブラックホールについて、物理学者のジア・ドヴァリ氏とザラ・オスマノフ氏は「進歩した技術を持つ宇宙人は、ブラックホールを量子コンピュータのハードウェアとして使っているかもしれない」と示唆しています。 Black holes as tools for quantum computing by advanced extraterrestrial civilizations | International Journal of Astrobiology | Cambridge Core https://www.cambridge.org/core/journals/international-journal-of-astrobiology/article/blac

                              宇宙人はブラックホールを「量子コンピューター」として使っているかもしれない
                            • 「シュレーディンガーの猫」って結局どういう話なの? モヤモヤする部分を解説! - ナゾロジー

                              「観測するまで状態が確定しない」ってどういうこと?物理学者エルヴィン・シュレーディンガーの肖像 / Credit:Nobel foundation,Wikipedia Commons「シュレーディンガーの猫」というのは、物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが頭の中だけで行った実験(思考実験)です。 ほとんどの人はこの話しの内容を、「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死んだ状態が重なり合っている」という風に聞いていると思います。 そして、その意味するところは「観測するまで物事の状態は確定しない」という量子力学の奇妙な考え方を説明するものだと知っているでしょう。 しかし、そもそも量子力学はどうしてこんな不思議な考え方をするようになったのでしょうか? 最初のモヤモヤポイントとして、まず「観測するまで物事の状態は確定しない」という考えの

                                「シュレーディンガーの猫」って結局どういう話なの? モヤモヤする部分を解説! - ナゾロジー
                              • SSL通信も量子コンピュータの前では無意味に? 今から備えるべき「耐量子コンピュータ暗号」とは

                                最近、ようやく多くの企業や団体のWebサイトが「HTTPS」(SSL/TLS)に対応し始めた。SSL通信は暗号化されているため、途中で傍受されたとしても暗号が解読されない限りは内容が漏えいする心配はない。 しかし、米Googleや米IBMなどが開発している「量子コンピュータ」は、一部の暗号化アルゴリズムの安全性の根拠となる「素因数分解」を高速に解けることが理論的に示されている。このため、約10年後に訪れると見込まれる量子コンピュータの実用化の際には、現在の暗号の一部は解読されてしまう恐れがある。 実用化が10年後なのであれば、今は特に対策を打たなくてもいいのか。SSLサーバ証明書など電子証明書発行の大手、デジサート・ジャパンの林正人さん(プロダクトマーケティングマネージャー)は、「量子コンピュータの脅威を正しく認識し、耐量子コンピュータ暗号の導入に今から備えるべき」という。 日本企業は「怖

                                  SSL通信も量子コンピュータの前では無意味に? 今から備えるべき「耐量子コンピュータ暗号」とは
                                • Engadget | Technology News & Reviews

                                  Parrots in captivity seem to enjoy video-chatting with their friends on Messenger

                                    Engadget | Technology News & Reviews
                                  • Googleが量子超越を達成 -新たな時代の幕開けへ(後編)

                                    前編では、量子超越性実証の概要と意義に触れた。後編では、Google が具体的にどのように量子超越性を示したかについて解説し、量子超越性実証後の次なるマイルストーンがどのようなものになるか考察する。 Googleによる量子超越の解説動画 量子超越性実証のアプローチ:ランダム量子回路サンプリング Googleの研究チームが量子超越性を示すために考えた巧妙な問題設定は、「ランダム量子回路サンプリング」と呼ばれる計算タスクである。(Google AI Blog (2018.5.4) “The Question of Quantum Supremacy”) 「ランダム量子回路サンプリング」の手順は、具体的には次のとおりだ。 まず、量子コンピュータでランダムなビット列を出力する計算を行うプログラムを作る(量子コンピュータで計算を行うためのプログラムは、「量子回路」という形式で書かれる)。次に、そのプ

                                      Googleが量子超越を達成 -新たな時代の幕開けへ(後編)
                                    • 本当に量子アニーリングは「巡回セールスマン問題」が解けないのか? 東北大・大関准教授の視点

                                      本当に量子アニーリングは「巡回セールスマン問題」が解けないのか? 東北大・大関准教授の視点(1/4 ページ) 量子コンピュータの方式の一種とされる「量子アニーリング」は、考えられる組み合わせの中から最適なものを選び取る「組合せ最適化問題」の計算が得意とされていますが、ITmedia NEWSの取材の中ではこんな異論がありました。 「巡回セールスマン問題が解けない」──。 巡回セールスマン問題は、1人のセールスマンが複数の都市を回るときの最短距離を求める問題で、組合せ最適化問題の代表的な例としてしばしば挙げられます。 しかし、量子コンピュータのベンチャー企業であるMDRの湊雄一郎社長は、量子アニーリングについて「実際に解きたい問題を式に変換しにくい上、巡回セールスマン問題が解けない」と以前に指摘していました。「4都市の問題でも解けるか怪しい」とも。 「代表的な組合せ最適化問題が解けない」とな

                                        本当に量子アニーリングは「巡回セールスマン問題」が解けないのか? 東北大・大関准教授の視点
                                      • グーグル、ついに世界初の「量子超越性」実証か

                                        フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙の報道によると、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のジョン・マルティニス教授率いるグーグルの研究チームが、初めて量子超越性を実証した。量子コンピューターは、従来の最も強力なスーパー・コンピュータでさえも不可能なタスクを実行できるということが示された瞬間だ。この主張は米国航空宇宙局(NASA)のWebサイトに投稿された論文に掲載されたが、その後、取り下げられた。MITテクノロジーレビューはグーグルにコメントを求めたが、まだ回答は得られていない。 グーグルは今年に入って、米航空宇宙局(NASA)の所有するスーパーコンピューターをベンチマークとして使用し、量子超越性の実証実験をすることで合意した。フィナンシャル・タイムズ紙によると、NASAのサイトに投稿された論文では、グーグルの量子プロセッサーは、現在、最先端のスーパーコンピューターと

                                          グーグル、ついに世界初の「量子超越性」実証か
                                        • AIが10万個の方程式で表された複雑な量子問題を4つの方程式に統合! - ナゾロジー

                                          AIが科学を新たな次元に押し上げています。 どんなに賢い犬であっても、ニュートンやアインシュタインの方程式を理解することはできません。 その理由は犬という種族の脳の限界によるものです。 では人間にも同様に理解できる理論の限界があるのでしょうか? 人間の認知力を超えた英知は得られないのでしょうか? 新たに行われた研究によれば、AIの持つ「機械の知性」を活用することで、ある程度の限界突破が可能であることが示されています。 米国のフラットアイアン研究所(Flatiron Institute)で行われた研究によれば、訓練を積んだAIによって、10万個の方程式を用いて記述される量子問題を、わずか4個の方程式に変換することに成功した、とのこと。 数個の方程式を同じ意味を持つ1つの方程式に統合することは人間の数学者でも可能ですが、10万個を4個に圧縮するのは人間を超えた機械の知性が必要となります。 研究

                                            AIが10万個の方程式で表された複雑な量子問題を4つの方程式に統合! - ナゾロジー
                                          • 世界中の頭脳を翻弄し続ける量子力学、深遠なる世界へのいざない 「この分野を研究する覚悟はあるか」と天才物理学者は必ず聞いた | JBpress (ジェイビープレス)

                                            量子力学の誕生からおよそ100年。今日、半導体をはじめ、LED、レジの精算用スキャナーなど、我々の日常生活を支える様々な技術やツールに応用されている。しかし、その本質はいまだ謎に満ちている。 コペンハーゲン解釈を生み出し、物理学史に輝くニールス・ボーアと、孤高の天才アルベルト・アインシュタインの巨匠が挑み、後続の天才物理学者たちが次々と研究に人生を捧げた量子力学──。第二次大戦を背景に物理学はいかに変わったのか。『実在とは何か 量子力学に残された究極の問い』を上梓した、サイエンスライターのアダム・ベッカー氏に話を聞いた。(聞き手:尾形 和哉、シード・プランニング研究員) ※記事の最後にアダム・ベッカー氏の動画インタビューが掲載されていますので、是非ご覧下さい。 ──「実在とは何か」。本書は量子力学の変遷を描いたサイエンス・ヒストリーですが、そのタイトルには哲学のような響きもあります。ベッカ

                                              世界中の頭脳を翻弄し続ける量子力学、深遠なる世界へのいざない 「この分野を研究する覚悟はあるか」と天才物理学者は必ず聞いた | JBpress (ジェイビープレス)
                                            • 16個の原子から作られた世界最小モーターが開発される、量子物理学の謎をとく手がかりに

                                              人間の髪の毛の直径の約10万分の1という極小サイズの「分子モーター」が、わずか16個の原子から作り出されました。 Molecular motor crossing the frontier of classical to quantum tunneling motion | PNAS https://www.pnas.org/content/early/2020/06/12/1918654117 Empa - Communication - Molecular Motor https://www.empa.ch/web/s604/molecular-motor スイス連邦材料試験研究所(Empa)とスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが開発した世界最小のモーターは、マクロの世界と同様に「エネルギーを運動に変換する」という方法で稼働します。このようなモーターは自然界にも存在

                                                16個の原子から作られた世界最小モーターが開発される、量子物理学の謎をとく手がかりに
                                              • 量子コンピュータって何? 動作の仕組みや開発ロードマップ、未来像を解説

                                                現在のコンピュータよりはるかに強力な計算能力を持つ量子コンピュータ。少しずつ実用化に向けて研究開発が進んでおり、興味を持ち始めている方もいるのではないでしょうか。今回はその種類や仕組み、将来どのように使われるのかを解説した『絵で見てわかる量子コンピューターの仕組み』より、量子コンピュータの基礎知識を紹介します。 本記事は『絵で見てわかる量子コンピューターの仕組み』の「第1章 量子コンピュータ入門」を抜粋したものです。掲載にあたり、一部を編集しています。 1.1 量子コンピュータって何? 量子コンピュータは、これまでのコンピュータとは異なる新しい計算機です。最初に、量子コンピュータがどのような計算機なのかその位置付けを説明します。 計算とは何か? 計算とはなんでしょう? 小学1年生の頃、算数を習い始めたときのことを思い出してください。1から9までの数字を習い、足したり引いたり掛けたり割ったり

                                                  量子コンピュータって何? 動作の仕組みや開発ロードマップ、未来像を解説
                                                • 量子テレポーテーション、米大学が長距離で初成功 - 日本経済新聞

                                                  盗聴の恐れが全くない安全なインターネットの実用化が見えてきた。米カリフォルニア工科大学などの研究チームが「量子テレポーテーション」という次世代通信につながる技術で長距離の転送実験に成功した。高速で安全な通信網は国の安全保障や産業育成の基盤となり、世界各国の開発競争が激しくなっている。遠くにいる相手との情報のやり取りは、いつの時代でも重要な関心事だ。江戸時代には飛脚が手紙を運び、現在はメールやS

                                                    量子テレポーテーション、米大学が長距離で初成功 - 日本経済新聞
                                                  • 直径55mmでBlu-ray10億枚分のデータ容量を持つダイヤモンドウエハー 量子コンピュータ向けに量産へ

                                                    アダマンド並木精密宝石(東京都足立区)と佐賀大学は4月19日、量子コンピュータのメモリとして使えるダイヤモンドウエハーの量産化に成功したと発表した。ウエハーは直径約55mm(2インチ)ながら、Blu-rayディスク10億枚分(25エクサバイト)もの記憶容量を持つとしている。2023年の製品化を目指す。 ダイヤモンド結晶を合成する際に少量の窒素を混ぜると、結晶内に「NVセンター」と呼ばれる“空孔”構造ができる。ここに捕らえられた電子は量子状態を保存できる「量子メモリ」としての役割を持つようになる。 量子メモリには窒素濃度3ppb(10億分の3)以下の超高純度ダイヤモンドが使われる。これまでは4mm角程度のものしかなく、大きさが不十分だった。 アダマンド並木精密宝石と佐賀大学は共同でダイヤモンド結晶の巨大化を進めていたが、これまでのダイヤモンドは窒素濃度が必要以上に高く、量子メモリには活用でき

                                                      直径55mmでBlu-ray10億枚分のデータ容量を持つダイヤモンドウエハー 量子コンピュータ向けに量産へ
                                                    • 日本で動き始めたIBM製“商用量子コンピュータ”の性能は? 実機を見てきた

                                                      System Oneが置かれるのは、日本アイ・ビー・エムや慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、東京大学などが利用する研究施設「かわさき新産業創造センター新館NANOBIC」。大型のクリーンルームを備える研究棟でもあるため、途中からは土足厳禁。その先のセキュリティが掛かった部屋の奥に、同マシンは鎮座している。 ガラス張りの空間の中央にマシンが置かれるため、基本的に同社の技術者以外はガラス張りの内側には入れない。 マシンの心臓は、直径80cmほどある銀色の筒内部の底にある。ここに量子計算を行う「量子ビット」があり、筒の上部にある冷凍機によって約0.01K(ケルビン、セ氏約-273.16度)というほぼ“絶対零度”まで冷却される。ここまで冷やすのは、IBMの量子ビットが超電導方式だからだ。「0.03Kまで温度が上がったら計算できなくなる」と担当者は話す。 このため、稼働には冷やすための電力が常

                                                        日本で動き始めたIBM製“商用量子コンピュータ”の性能は? 実機を見てきた
                                                      • Googleが47年かかる計算を瞬時に実行できる量子コンピューターを開発 - ナゾロジー

                                                        Googleが改めて量子超越性の扉を叩きました。 Googleによって開発された新型の70量子ビットの量子コンピューターが、既存のスーパーコンピューターが47年かかる計算を「一瞬」で実現したと発表。 驚異的な計算能力を持つとされる量子コンピューターは、科学、医療、AI、暗号学などの未来を切り開く可能性を秘めています。 その一方で、量子コンピュータが抱える「ノイズ」という問題が、その能力を阻害する大きな障壁となっています。 しかし、今回Googleが開発した新型量子コンピューターがそのノイズと闘うための新たな方法を示すことに成功しています。 今回はGoogleの2度目となる量子超越性へのチャレンジを紹介するとともに、量子コンピューターのかかえるノイズの問題にも触れていきます。 研究内容の詳細はプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されています。 Google Quantum Com

                                                          Googleが47年かかる計算を瞬時に実行できる量子コンピューターを開発 - ナゾロジー
                                                        • 人間サイズの物体に「量子的ゆらぎ」が確認される! ゆらぎ幅のコントロールも可能に - ナゾロジー

                                                          MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究チームによって、はじめて人間サイズの巨視的な物体に「量子的ゆらぎ」が観察されました。 量子的ゆらぎとは、物体の位置が確率的にしか存在できない状態を意味し、これまでは微視的な世界でのみ確認されてきました。 しかし7月1日に「Nature」に発表された論文によれば、200キロワットのレーザービームを40キログラムの鏡に照射することで、鏡全体を10 -20メートルの幅で量子的ゆらぎ状態にすることができたとのこと。 40キログラムといえば、小柄な女性の体重に匹敵します。 ゆらぎの幅は非常に小さいものの(水素原子の大きさは10 -10メートル程度)人間サイズの巨視的な物体に量子効果が確認されたのは、はじめてとなります。 さらに、検出装置を調整することで、ゆらぎ幅の最小値を不確定性原理によって定められた標準値を突破できました。 不確定性原理とは、物体の位置は量子

                                                            人間サイズの物体に「量子的ゆらぎ」が確認される! ゆらぎ幅のコントロールも可能に - ナゾロジー
                                                          • 初の国産量子コンピュータ、クラウドサービスとして提供 オンラインで64量子ビット計算機を活用可能に

                                                            理研は「量子ソフトウェア開発者や量子計算研究者および企業開発者との協力を深めることで、量子コンピュータ研究開発を一層加速する」としている。 今後は100量子ビット、1000量子ビットと量子ビット数の拡大を続け、将来的には100万量子ビット級の集積化技術の開発に向けて研究を進める。 関連記事 ChatGPTに難解な「量子コンピュータ」の仕組みを尋ねる 分かるまで問い詰め続けてみたら? AIチャットbot「ChatGPT」「新しいBing」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。それぞれの反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。 無償で使えるWeb3プラットフォーム、富士通が提供へ 疑似量子やHPCパワーを利用できるAPIも用意 富士通は、独自のWeb3プラットフォーム「Fujitsu W

                                                              初の国産量子コンピュータ、クラウドサービスとして提供 オンラインで64量子ビット計算機を活用可能に
                                                            • すさまじい数学的証明「MIP*=RE」が予言する、量子コンピューターが可能にすること

                                                              すさまじい数学的証明「MIP*=RE」が予言する、量子コンピューターが可能にすること2020.02.28 12:3028,622 Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 学校で習った数学とはまるっきり違う世界へ、ようこそ。 ここは洞窟のなか。暗い地下道を進んでいくと、つきあたりに鍵のかかったふたつの部屋が現れます。中には、全知全能の仙人がひとりずつひっそりと佇んでいます。あなたが質問すれば、仙人たちはひとりずつ答えてくれます。 ところが困ったことに、仙人たちが常に真実を語ってくれるとは限りません。そして仙人同士は互いに意思疎通を図れないものの、あなたの問いかけに返してくる答えそのものはもつれ合い、連動しています。ですから、あなたが知りたい問題の答えを導き出すには、よく考えて賢く質問しなければなりません。質問によって、そしてその答えによっ

                                                                すさまじい数学的証明「MIP*=RE」が予言する、量子コンピューターが可能にすること
                                                              • 量子もつれ ~アインシュタインも「不気味」と言い放った怪現象

                                                                量子もつれ ~アインシュタインも「不気味」と言い放った怪現象:踊るバズワード ~Behind the Buzzword(5)量子コンピュータ(5)(1/9 ページ) 今回は、私を発狂寸前にまで追い込んだ、驚愕動転の量子現象「量子もつれ」についてお話したいと思います。かのアインシュタインも「不気味」だと言い放ったという、この量子もつれ。正直言って「気持ち悪い」です。後半は、2ビット量子ゲートの作り方と、CNOTゲートを取り上げ、HゲートとCNOTゲートによる量子もつれの作り方を説明します。 「業界のトレンド」といわれる技術の名称は、“バズワード”になることが少なくありません。“M2M”“ユビキタス”“Web2.0”、そして“AI”。理解不能な技術が登場すると、それに“もっともらしい名前”を付けて分かったフリをするのです。このように作られた名前に世界は踊り、私たち技術者を翻弄した揚げ句、最後は

                                                                  量子もつれ ~アインシュタインも「不気味」と言い放った怪現象
                                                                • 歴史で学ぶ量子力学【2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー

                                                                  20世紀のはじめ、第一次大戦が終りを迎えた頃、物理学は光の「波動説」と「粒子説」の2つの間で揺れていました。 光が矛盾するどちらの性質でも成り立ってしまうことに皆が困惑していたのです。 1922年にアーサー・コンプトンによるコンプトン効果の発見によって、アインシュタインの光量子仮説は決定的なものになっていました。 コンプトン効果とは、電子にX線をぶつけたとき、弾かれて散乱したX線の波長が伸びるという現象です。波長が伸びるということは、X線がエネルギーを失っていることを意味しています。 衝突でエネルギーを失うという現象を古典物理学で説明するなら、ビリヤードのようにぶつかった玉が運動量の一部を相手に奪われた、ということになります。 波は運動量を持たないため、古典物理学の解釈ではX線を波と捉えたまま、散乱で波長を伸ばす理由が説明できませんでした。当時の物理学がコンプトン効果を理解するためには、X

                                                                    歴史で学ぶ量子力学【2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー
                                                                  • トポロジカル量子コンピュータを実現する「非可換エニオン」粒子の性質が解明

                                                                      トポロジカル量子コンピュータを実現する「非可換エニオン」粒子の性質が解明
                                                                    • 【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 | Fan's Voice | ファンズボイス

                                                                      【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 Joshua Connolly 多事多難な激動の時代に生を受けたロバート・オッペンハイマーという男について語ること、描くという行為一般は、それが如何なる媒体であったとしても結局は「何について語らないか」という制作上の選択の連続に集約される行為に他ならない。それが映画であれば、尚更のことであろう。クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』は上映時間にして180分と、映画作品としては相当に贅沢な構成を許されている作品として映ることだろうが、オッペンハイマーの半生を語る上では十分と判断するには程遠いくらい、彼の生涯は多体系の相互作用の極致と言えるほどに複雑で多岐に渡る出来事で満ちていた。 『オッペンハイマー』が我々観客に語りかける3時間の物語は、僅か一瞬のことでしかないが、逆に言えばそれは、オッペン

                                                                        【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 | Fan's Voice | ファンズボイス
                                                                      • 量子計算を学ばない量子コンピュータ入門 - Qiita

                                                                        はじめに 全世界で使われているOpenSSLの開発者は常勤1名のようです。 https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303433504579501080000871574 人々はソフトウェアの中身が分からなくても使えれば全世界で使われて、有用にビジネスに応用できます。量子コンピュータは量子計算を学ぶのが基本となっていますが、それが変わりつつあります。 社会人にそんな時間はない 量子計算を学ぶのに数年という時間はなく、働き方改革でただでさえ時間が使えず、手っ取り早く使いたいところです。 現在の計算は変分計算が主流のハイブリッド方式 現在の量子コンピュータのアルゴリズムで現場で利用されているのは主にハイブリッド方式でかつ、本来の汎用計算とは異なるものです。現在変分計算のハイブリッドが本当に有用かどうか分からないので、覚えるのは研究者と開発者だけで

                                                                          量子計算を学ばない量子コンピュータ入門 - Qiita
                                                                        • 東芝、“絶対に破られない”「量子暗号通信」を事業化 技術に自信、世界シェア25%目指す

                                                                          東芝は10月19日、原理的に破られることがないとする暗号技術「量子暗号通信」を使った事業を始めると発表した。20年第3四半期に英国で先行サービスを始め、第4四半期に日本を含め世界で展開する。25年度までに金融機関を中心としたサービスを本格的に始め、35年度までに量子暗号通信市場の世界シェアの25%を獲得したいとしている。 量子暗号通信は、光の最小単位である「光子」を使って通信する技術。東芝は2点間を専用の光ファイバーでつなぐ「量子暗号通信システム」と、既存の光ファイバー網の中で量子暗号通信を行う「量子鍵配送サービス」の2つを展開するとしている。 量子暗号通信システムは伝送距離と速度を重視するシステムで、120kmを300kbpsで伝送できる。既存の光ファイバー網を使う量子鍵配送サービスは、専用の光ファイバーを必要としないため導入が容易であることがメリット。伝送距離は70kmで速度は40kb

                                                                            東芝、“絶対に破られない”「量子暗号通信」を事業化 技術に自信、世界シェア25%目指す
                                                                          • キユーピー、熟練でも30分かかるシフト表の作成を1秒に 量子コンピュータ活用で | Ledge.ai

                                                                            キユーピー株式会社は惣菜工場において、量子コンピューティング技術を活用し、製造サインのシフト最適化プロジェクトを開始した。サービス開発元の株式会社グルーヴノーツが10月9日に発表した。 惣菜工場における製造ラインのシフトを最適化 シフト計画を作成するには、本人の労働条件や休暇希望、製造ラインごとに求められる人数・スキル要件、勤務間隔、人件費、人と人の相性など、さまざまな条件を考慮する必要がある。 このような多くの条件を満たしたうえで、さまざまな組み合わせパターンのなかから最適な答えを解く問題は「組合せ最適化問題」と言われる。組合せ最適化問題を解決するテクノロジーが、量子コンピューティング技術のなかで「イジングマシン」(または、量子アニーリング)といわれる技術だ。 グルーヴノーツは、イジングマシンを活用し、業務上のさまざまな組合せ最適化問題を解くモデル(イジングモデル)やアプリケーションを開

                                                                              キユーピー、熟練でも30分かかるシフト表の作成を1秒に 量子コンピュータ活用で | Ledge.ai
                                                                            • 東大、量子コンピューティングを「手を動かして」ゼロから学べる教材公開

                                                                              東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)が、量子コンピューティングを「手を動かして」学びたい人向けの実習教材「量子コンピューティング・ワークブック」を無料公開している。大学1年程度の数学とPythonプログラミングの知識があれば、ゼロから自習できる教材を目指したという。 東京大学量子ネイティブ育成センターによる講義「IBM Qを使った量子コンピューター入門:ハードからソフトまで」の付属教材で、ICEPPの研究者が執筆した。 教材の章立ては講義の時限に対応しており、各章の最後に実習課題を設けている。最初章では「量子コンピュータに触れる」と題して、量子コンピュータで量子力学的状態が実現しているか検証する。 実習は、Pythonライブラリ「Qiskit」でプログラムを書き、作成した量子回路を「IBM Quantum Experience」(IBMQ)の量子コンピュータで実行できる。 一般

                                                                                東大、量子コンピューティングを「手を動かして」ゼロから学べる教材公開
                                                                              • 量子もつれを利用して物理的に情報を送信することなく画像を「テレポート」させる手法を研究者らが実証

                                                                                長距離の量子通信は情報セキュリティにおいて重要であり、すでに衛星を用いた長距離間で実証されていますが、これまでは2次元を超える高次元状態の通信に課題がありました。新たに南アフリカ・ドイツ・スペインの国際研究チームが、量子通信において送信できる情報の次元を増やし、物理的に情報を送信することなく画像を「テレポート」させる技術を実証しました。 Quantum transport of high-dimensional spatial information with a nonlinear detector | Nature Communications https://www.nature.com/articles/s41467-023-43949-x 2023-12 - 'Teleporting' images across a network securely using only lig

                                                                                  量子もつれを利用して物理的に情報を送信することなく画像を「テレポート」させる手法を研究者らが実証
                                                                                • 量子時代のスプートニクショック、中国4600kmの量子暗号通信網

                                                                                  量子コンピューターの急速な発展によって、現在の通信で一般的に使われている暗号システムが一瞬で解かれてしまう危険性が顕在化してきた。国家機密など機微な情報を守る技術として世界で量子暗号通信の開発競争が激化している。規模で世界を圧倒する中国の脅威に、世界各国が対抗する構図が見えてきた。 「中国が作りあげた量子暗号通信網は、 “スプートニクショック”のような出来事だ」――。科学イノベーションに関する調査・分析を担うシンクタンクである研究開発戦略センター(CRDS)フェローの眞子隆志氏はこう力を込める。 いわゆる「スプートニクショック」とは、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が1957年10月、人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功し、宇宙やミサイル開発のリーダーと自負していた米国が自信を打ち砕かれ、軍事的脅威を受けた状況を示す。中国が作り上げた量子暗号通信網は、「量子時代のスプート

                                                                                    量子時代のスプートニクショック、中国4600kmの量子暗号通信網