立憲民主党の野田佳彦元首相は16日収録のBSテレ東「NIKKEI 日曜サロン」で、安倍晋三元首相の国葬に参列すると表明した。「元首相が元首相の葬儀に出ないのは私の人生観から外れる。長い間お疲れさまでした、と花をたむけてお別れしたい」と語った。立民は党運営を担う執行役員の9人は欠席し、他の議員は自主判断にすると決めた。野田氏は執行役員ではない。「伊藤博文以来、首相経験者は64人しかない。私も味わ
10月25日、野田佳彦元首相による安倍晋三元首相への追悼演説がありました。新聞各紙でも大きく取り上げられ「賛辞集める野田氏の追悼演説」(夕刊フジ10月27日付)と評価も高かった。 あの追悼演説に関しては識者の論評をきちんと読んでもらうとして、私はまったく違う視点から述べてみたいと思います。 それは「野田氏のプロレス好き」という点からです。 「かませ犬」発言にピンときた 野田氏は以前からプロレスファンであることで知られる。先日はアントニオ猪木さんのお通夜に出席されたという。 野田氏は追悼演説に白羽の矢が立ったときに「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生です。『かませ犬』みたいです」とブログに書いた(10月17日)。 そのまま読むと自虐的ですが、この発言を知ったときにプロレスファンの私はピンときたのです。「かませ犬」という言葉はかつて長州力がライバルに「俺はお前のかませ犬ではない」と言
安倍晋三元首相に対する衆院としての追悼演説を引き受けた。10月7日に要請を受けてから、25日の演説当日までの19日間はまさに悶絶(もんぜつ)の日々だった。 正式要請前日に岸田首相から電話 演説の要請は自民党から立憲民主党を通じてあった。「ご遺族の意向」と「自民の総意」ということだった。前日の6日に岸田文雄首相から電話があり、翌日に正式に要請があることを伝えられた。 安倍氏の家族葬で弔辞を読んだ麻生太郎元首相や、国葬で友人代表の弔辞を行った菅義偉前首相と違い、私には安倍氏とのエピソードは乏しい。さらに二人は安倍氏が政治的に行ったことは基本的にすべて正しかったという前提で語った。 しかし、私は安倍氏と対峙(たいじ)して政権を奪われた前任の首相だ。結局はそうした関係で安倍氏を語るしかない。 また、追悼演説は衆院を代表してのものだ。評価は各党で違うので、個々の政策にあまり立ち入ることはできない。褒
安倍晋三元首相銃撃事件から1年を前に、記者のインタビューに答える野田佳彦元首相=東京都千代田区で2023年7月5日、北山夏帆撮影 安倍晋三元首相が銃撃され死亡してから8日で1年となった。日本の政治はこの1年でどう変わったのか。「安倍政治」とは何だったのか。与野党関係者や有識者に聞いた。 ――安倍晋三元首相の死去から1年が過ぎ、政治の変化を感じることはありますか。 ◆安倍さんの実績の光と影は、1年で区切ることなく、長い期間しっかりとチェックすべきだと思う。ただ、一周忌を前に議員の発言や報道記事などで、安倍さんを「神格化」するものがあるのは気になる。「安倍さんだったらこうしただろう」という論調が多い。虎の威を借るような政治家や識者があまりにも目につく。 ――安倍氏亡き後の岸田文雄首相の政権運営をどう見ていますか。 ◆岸田首相は宏池会(岸田派)出身だ。政策パッケージでは財源の裏付けをしっかり示し
立憲民主党の玄葉光一郎元外相は9日配信のラジオNIKKEIのポッドキャスト番組「NIKKEI切り抜きニュース」に出演しました。立民の外交・安全保障政策や次期衆院選に向けた戦略、政権交代の展望などについて聞きました。玄葉氏のインタビューを次のポッドキャストで配信中です。玄葉氏の発言ポイント【政治改革】・無税で世襲できる政治資金の改革を・衆参で役割分担。衆院は権力闘争。参院は中長期政策を議論【次期衆院選】・大きな地殻変動を感じる。政権交代の空気感に近づいている・「外交・安全保障の根幹・基本は変えない」と宣言したほうがいい【立憲民主党】・外交・安保の党内議論、かなり現実的になっている・非自民・非共産が基本。選挙後はテーマにより与野党の協力もありえなくはない・日本維新の会は十分パートナーになる・野田佳彦元首相への期待がある。民主党政権の失敗は成功の母
立憲民主党の野田佳彦元首相は15日の衆院予算委員会で、首相就任後も東京・赤坂の衆院議員宿舎に住んでいる菅義偉(すが・よしひで)首相に対し、「危機管理上の1分や2分はとても大きい。なぜ公邸に住まないのか」と追及した。 13日午後11時8分ごろに発生した福島、宮城両県で震度6強を観測した地震では、首相は議員宿舎から官邸に駆けつけ、約20分後に到着した。 野田氏は自らも首相として公邸で暮らした経験を踏まえ、「首都直下型地震だったら道路が寸断される可能性もある。赤坂と(官邸のある)永田町は目と鼻の先だが、20分では到達しない」と指摘。「北朝鮮がミサイルを発射すれば10分で着弾する」と畳みかけた。 首相は「公邸に入居するのかどうかにかかわらず、緊急事態に政府がいち早く対応することが大事だ」と理解を求めたが、野田氏は米国のホワイトハウスなどを例に挙げ、「世界の首脳は職住近接のところに住んでいる。(首相
岸田文雄首相は20日、衆院予算委員会の集中審議に出席し、自民党がまとめた政治資金規正法改正案について、今国会で成立を期す考えを改めて示した。だが、より高い透明性を求める野党側への歩み寄りの姿勢はなく、「これで信頼回復できるのか」などの厳しい指摘が相次いだ。 「顔を洗って出直してこいとたんかを切りたくなるぐらいだ」 立憲民主党の野田佳彦元首相は、自民の規正法改正案をこう切り捨てた。野田氏は首相と同じ1993年初当選。ともに1年生議員として関わった30年前の政治改革に触れたうえで、「平成の政治改革の積み残しである企業・団体献金。これに全く触れないのは信じられない」と廃止を迫った。 これに対し、首相は「多様な存在、立場から政治資金の支援をいただき、政治活動のバランスを取る」として、廃止に否定的な考えを示した。日本維新の会の青柳仁士氏が「大事なのは多様性ではなく、適切性だ。適切でないところからは1
スポーツ報知では今年一年を振り返る年末企画「激動 2022」をスタートする。初回は、銃撃に倒れた安倍晋三元首相(享年67)に対する追悼演説を行った立憲民主党・野田佳彦元首相(65)の単独インタビュー。10月7日に要請を受けてから、与野党から称賛の声が上がった25日の追悼演説を迎えるまでの苦悩の日々を振り返りつつ、同期当選の安倍氏への思いを語った。(坂口 愛澄) * * * 追悼演説の要請に関する連絡を受けたのは、10月6日。岸田文雄首相から「ご遺族のご意向と自民党の総意という形で追悼演説をお願いしたい。明日正式に要請させていただく」と電話をもらった。 「様々な名前が出ては消え、これ以上人選が先延ばしになるのはよくないと思いました。お断りできる状況ではないということは分かりましたけれど、考えを整理すればするほど難しいなと感じましたね」 9月27日の国葬で「追悼の辞」を友人代表として述べた菅義
立憲民主党の野田佳彦元総理は20日、9月11日で尖閣国有化10年を迎えるあたり当時の状況を詳細に綴ったブログを公開した。 今週のかわら版「尖閣国有化10年」をUPしました。https://t.co/DF2R0XAaow — 野田よしひこ (@NODAYOSHI55) September 20, 2022 園田博之氏と石原知事を説得 ブログでは当時の石原慎太郎都知事が尖閣を都で購入する計画を進めていることを受け「領土保全は、そもそも国がやるべき仕事だ。」として、長浜博行官房副長官を地権者担当に、長島昭久総理補佐官を東京都担当に決め、外務省が中国へ意義を伝える役割だったことが明かされている。 また、当時の石原慎太郎都知事を説得するにあたり、2018年11月に亡くなった園田博之氏(当時、たちあがれ日本)が仲介役となり、最初の交渉にも立ち会っていたという。 関連:立憲・野田佳彦元総理が国葬儀出席の
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国家千年の計 安定的な皇位継承をいかに実現するか――これは日本で最大の懸案事項の一つであり、私は立憲民主党の検討委員会委員長として危機感を持って真摯(しんし)に取り組んでいく覚悟だ。日本の根幹であり、この問題を議論することは「国家百年」どころか「国家千年の計」といえる。 その議論の基になる有識者会議の報告書が今年1月、政府から国会に示された。天皇退位に関する皇室典範特例法の付帯決議に基づいて議論されたもので、付帯決議で求めた「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等」についての検討結果が書かれているはずだった。しかし、その中身は疑問だらけであり、国会を軽視したものだったと言わざるを得ない。 遅すぎる、危機感がない そもそも報告が遅すぎる。特例法は2017年に制定され、19年4月30日に施行された。しかし、有識者会議が設置されたのは21年3月と施行から既に約2年も経過してから
――共通して言葉を大事にされているお二人ですが、最近の国会についてはどのような見方をされているのでしょう? 石破:自民党内は「安倍一強」が続いた間に、きちんと議論をする文化が失われてしまったように感じています。でも我々は“代議士”ですよ。代議士というのは読んでその字の通り“(国民の)代わりに議論する士”。中傷されようとも、くじけずに議論を行う。そういう姿勢が今最も欠けている。 野田:野党の側、我が立憲民主党にも同様の問題はあります。党内議論がほとんどなく、それぞれの議員が不満を直にSNSに書き込む。これが、団結していないとの印象を強く国民に与えています。与党に対しても、何かといえばネットで拾ったネタで追及しようとする若い議員が多い。重箱の隅をつつく質問をして失言を狙うようなやり方も横行しています。街頭にも立たず、現場に足を運ばずに、ネットやSNSに張りついてばかり。結果、言葉が劣化しつつあ
創刊100周年 編集長特別インタビュー/5 政権交代可能な2大政党制が理想とされた小選挙区制度の導入から来年で30年だが、「1強多弱」の定着が現実だ。今何が必要なのか。民主党政権で首相を務めた野田佳彦衆院議員(66)に聞いた。(聞き手=岩崎誠・本誌編集長) ── ご自身のお話からうかがいます。大学卒業と同時に政治家を育成する「松下政経塾」に入られたんですね。 野田 立花隆さんが田中金脈問題で政治を変えていく力を示したのを見て、ペンで政治を変えられるんじゃないかと思い、メディア志望でした。大学4年生の秋口くらいに親父が松下政経塾の1期生募集の新聞広告を見つけまして。パンフレットを取り寄せて強烈に魅力を感じ、ペンではなくストレートに政治を変えることができるのではないかと思ったのがきっかけです。 ── 松下幸之助さんが面接官だったと聞きました。 野田 最終面接ですね。ややこしい話はなくて「親戚に
――その通りです(笑)。まず、お二人に、これまでどんな交流があったのか、伺いたいです。 石破:私と野田さんは昭和32年生まれのB型。このご時世にたばこもやめないし、日本酒も大好き。共通点は多いよね。 野田:学年は石破さんが1年先輩で、政界入りも大先輩。私が地方議員だったころ、石破さんは自民党の若手議員として既にテレビにも出演されていて、いわば憧れの存在でした。……と、まずは褒めておきましょう(笑)。 石破:もう一つ、大きな共通点があるじゃない。我々の世代と言えばやっぱり“キャンディーズ”。そのなかでも、野田さんと私は一番マイナーなミキちゃん好きで一致していて、「同志だ!」って熱くなりましたね。党は違えども、当選4、5回目あたりから時々お話しするようになったのかな。野田さんが予算委員会で質問されると、言葉の使い方、芯を喰った質問に感銘を受けて、「よかったですよ」とメールを送ることもあった。そ
8日の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の野田佳彦元首相が、安倍晋三元首相が生前進めたアベノミクスについて、「大衆酒場でいつも頼むコップ酒」(野田氏)に例えながら、その効果を疑問視する場面があった。 【写真】野田佳彦氏(左手前から3人目)の質問に答える岸田首相 野田氏は「総理も酒が好きだから言うけど…」と、同じ酒豪の岸田首相に話し始めた。居酒屋で受け皿の上に置かれたコップに店員から、一升瓶の酒をついでもらう際のことを例えに「なみなみと注いでくれた酒はこぼれ落ちる。下の受け皿にたまる。表面張力が張った(コップの)酒を飲み、上から2~3センチ、あいたところに受け皿から酒を入れるのが、いちばん幸せな時だ」と、水を飲むために置かれたコップを手にしながら、力説した。 その上で「アベノミクスは、なみなみと入れようとしてきたと思う。でも下で待っている受け皿には来なかった。届かなかった」と指摘。大企業
衆院予算委員会は20日、岸田文雄首相が出席し、裏金事件を受けて自民党が提出した政治資金規正法改正案などを巡り質疑を行った。首相は焦点となっている政策活動費の使途公開について「報告の仕方はそれぞれの政党の内規で定める」と述べるにとどめ、野党が求める領収書公開には後ろ向きな姿勢に終始。野党は「絶望的にお粗末」「出直してこい」などと厳しく批判した。 現在は使途の公開義務がない政策活動費について、自民が17日に国会提出した改正案は、政党から50万円超の支出を受けた議員が「組織活動費」「選挙関係費」「調査研究費」など使途の項目を党に報告し、党の収支報告書に項目別の金額を記載するとしている。 首相は20日の予算委で「(自民案は)どのような目的で、いつ、いくら使用されたかが明らかになり、国民の疑念の払拭に資する」と強調。領収書の公開については「個人のプライバシーや政党の活動が明らかになってしまう」と述べ
衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」代表の野田佳彦前首相は1日の記者会見で、れいわ新選組が参院選で訴えた消費税廃止に否定的な見解を示した。「甘いことを言えばいいというものではない」と述べた。 れいわが参院選で特定枠を活用し、重度障害者と難病患者を当選させたことは「大胆な発想、斬新な手法は学ばないといけない」と評価。次期衆院選でれいわを加えた野党候補者調整が実現する可能性については「安倍晋三政権を倒したいという部分は全く同じだ。胸襟を開いて話せば調整できる」と語った。 れいわの山本太郎代表は、次期衆院選で野党共闘に加わる条件に関し、「最低でも5%」への消費税減税を共通公約に掲げることを挙げている。
自民党は5日、臨時国会中に予定している故安倍晋三元首相への追悼演説を立憲民主党の野田佳彦元首相に要請する方向で調整に入った。当初は8月の臨時国会で自民党の甘利明前幹事長が有力視されたものの、首相経験者の追悼演説は野党の党首クラスが担当するのが慣例で与野党から異論があり、見送られた。 【写真】安倍元首相の国葬で献花を終えた歴代首相の小泉氏、福田氏、森氏ら 立民は安倍元首相の国葬に執行部は参列しないことを決定したが、野田氏は「元首相が元首相の葬儀に出ないというのは、私の人生観から外れる」などとして出席した。野田氏への打診について立民の泉健太代表は「岸田政権の延命のためだとか、批判を回避するため、和らげるためにわが党所属の国会議員を利用しようとするのであれば大きな間違い。そんなことのために野田元総理はいるんじゃない」と不快感を示した。
皆さん、お早うございます。 五島地方、今日は、曇り空でスタートしそうです。 今日は、いつものシカリネタではありません。 先日、10月25日、衆議院本会議で行われた立憲民主党の野田佳彦元総理による故安倍晋三元総理に向けた追悼演説の全文を掲載します。(すでに読まれた方は、ご容赦ください。) なお、先入観なく読んでいただきたいと思いましたので、シカリさんのコメントなしの記事となります。ご理解ください。 本院議員、安倍晋三元内閣総理大臣は、去る7月8日、参院選候補者の応援に訪れた奈良県内で、演説中に背後から銃撃されました。搬送先の病院で全力の救命措置が施され、日本中の回復を願う痛切な祈りもむなしく、あなたは不帰の客となられました。享年67歳。あまりにも突然の悲劇でした。 政治家としてやり残した仕事。次の世代へと伝えたかった想い。そして、いつか引退後に昭恵夫人と共に過ごすはずだった穏やかな日々。すべ
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