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理論の検索結果41 - 80 件 / 89件

  • 書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化 作者:トム・スコット=フィリップス東京大学出版会Amazon 本書は認知と文化が専門の認知科学者,心理学者であるトム・スコット=フィリップス*1によるヒトの言語の進化と起源に関する一冊.ヒトの言語の進化的起源については,霊長類などの信号システムとの連続性を前提に,再帰的構造を重視する議論*2が主流だが,本書においては,ヒトの言語と霊長類の信号システムとの非連続性を強調し,語用論の重要性を正面から採り上げる独自の議論が説得的に主張されていて,とても興味深い書物になっている.原題は「Speaking Our Minds: Why human communication is different, and how language evolved to make it special」 第1章 コミュニケーションへの2

      書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    • オープンハウス2019スライド.pdf

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      • 商品貨幣論とは (ショウヒンカヘイロンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

        商品貨幣論単語 8件 ショウヒンカヘイロン 2.0万文字の記事 77 0pt ほめる 掲示板へ 記事編集 概要商品貨幣論のほころび商品貨幣論の特徴商品貨幣論の利用価値「物々交換こそが経済の原型である」という思想商品貨幣論の信奉者たち暗号資産(暗号通貨、仮想通貨)関連動画関連リンク関連項目脚注掲示板商品貨幣論とは、通貨の成り立ちや通貨の定義に関する学説の1つである。金属主義(Metallism)とも呼ばれる。 国定信用貨幣論とはあらゆる面で正反対の主張をしている。商品貨幣論と国定信用貨幣論の論争は1000年以上も続いてきた。 ※日本の法律において「貨幣は金属を素材とする硬貨であり、通貨は紙幣と銀行券と貨幣を合わせた概念である」と定義されている。本記事ではできる限りその定義に従うことにする。 概要 通貨の成り立ち 商品貨幣論は「通貨は物々交換の商品から生まれた」と説明する。 原始的な社会では、

          商品貨幣論とは (ショウヒンカヘイロンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
        • 「ドモホルンリンクルが肌にいい」というか「財力があるから肌がキレイ」理論から導かれる「墓参りをする家は栄える」の本当の理由…「ドモホルンリンクルは効く」派の反応も

          櫛 海月 @kusikurage ドモホルンリンクルが肌に良いのではなく、ドモホルンリンクルが買えるほどの財力を保てる人の肌が綺麗なだけ、というバイアスと同じような感覚で、「墓参りをちゃんとする家は栄える」というのは、「墓参りというイベントを継続できる家は家族関係が破綻しておらず墓を保つ財力がある」だと思ってる。 2021-05-02 22:58:56

            「ドモホルンリンクルが肌にいい」というか「財力があるから肌がキレイ」理論から導かれる「墓参りをする家は栄える」の本当の理由…「ドモホルンリンクルは効く」派の反応も
          • フーコーの振り子の実験とは? 地球の自転を証明した非公認科学者

            フーコーの振り子の実験を知っていますか? 振り子を使って地球が自転していることを証明した有名な実験です。 この実験を行ったフーコーは、科学に関しては素人として扱われていましたが、それまで誰も思いつかなかった着想で地球の自転をはっきりと示したのです。 当時の背景などを踏まえて、なぜフーコーが大偉業を達成できたのか見ていきたいと思います。 フーコーの振り子の実験の概要 まずは、フーコーの振り子の実験とはどういうものか簡単に説明しておきましょう。 天井からワイヤーで真鍮の錘を垂らして振り子を作ります。 このときワイヤーは、自由に回転できるように天井につないでおきます。 そして、振り子を揺らします。 すると振り子が揺れる角度がゆっくりと変化していく、これがフーコーの振り子の実験です。 上の図は振り子を上からみたものですが、最初は実線の方向に揺れていた振り子が少しずつ向きを変えていく、これがフーコー

              フーコーの振り子の実験とは? 地球の自転を証明した非公認科学者
            • 小型ビッグバンとビッグクランチを駆使して光速を超える!? 実現可能なワープ航法が科学者たちの間で話題に : カラパイア

              相対性理論的宇宙の中では、一番近い星ですら遥か彼方にあり、そのくせ我々は光速を超えることができない。 だからこそ、SF小説の作家たちはストーリーを面白くするために、光よりも速く移動する方法を考案する必要があった――それがワープ航法だ。 話のギミックとしてしか存在していなかった夢の航法であるが、最近、科学者たちの間では、もしかしたら実現できるかもしれないワープ航法理論が話題となっているようだ。

                小型ビッグバンとビッグクランチを駆使して光速を超える!? 実現可能なワープ航法が科学者たちの間で話題に : カラパイア
              • 深層学習の数理:カーネル法, スパース推定との接点

                Kaggle Happywhaleコンペ優勝解法でのOptuna使用事例 - 2022/12/10 Optuna Meetup #2Preferred Networks

                  深層学習の数理:カーネル法, スパース推定との接点
                • ユークリッドのリズム覚え書き - Fantasy Sound

                  ユークリッドのリズムという音楽理論について論文を読んだのでここにその内容をメモしておきます。 はじめに ユークリッドのリズム(Euclidean Rhythm)はコンピュータサイエンティストのGodfried Toussaint氏が提唱したリズム理論です。この理論によると、民族音楽などで聞かれる複雑なリズムパターンのほぼすべてを簡潔な数学的方法で記述できるとのこと。なかなか面白そうですね。 DTMの分野ではこの理論に基づいたリズムジェネレーターなどもすでに作られており1)Reason用のEuclidean Rhythmsというシーケンサーや、HornetのHATEFISh RhyGeneratorなど。、ギークな界隈では比較的よく知られている話のようです。 理論の概要は論文(pdf)で公開されています。本項はそこからオイシイと思われる情報をまとめたものです。 なお上論文は前知識なしでも読め

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                  • 異常の定義と推定

                    2019年電子情報通信学会ソサイエティ大会 チュートリアルセッション『異常検知と教師なし学習の理論と応用』 https://www.ieice-taikai.jp/2019society/jpn/webpro/_html/ess_kikaku.html#at_2

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                    • MMTをめぐる議論で欠けている「供給力」の視点

                      コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                        MMTをめぐる議論で欠けている「供給力」の視点
                      • 写真は理論なのか感性なのか|山写

                        写真を撮ることで生活しているため、色々な写真の価値観に触れる機会があります。例えばいい写真を撮るためには自分の感性を大事にするのか、理詰めでアプローチするのか。 写真を上手く撮るにはどっちのアプローチが有効なのかと言い換えることもできますね。 今日はそんなお話をしようと思います。ちなみ私は理論派です。 感性は理論で培われる 実のところ、レベルが上がれば上がるほど感性が重要になってくると思っています。 いきなり最初に言ってることと矛盾してるじゃないか!と思いますよね。その理由を掘り下げていきます。 イレギュラーはもちろんありますが、画家も写真家も基本技術はみんな習得しています。絵を書くならデッサン、写真家なら露出や被写界深度、光の読み方など。 つまり一定以上の勉強量があるんです。 例えば被写界深度を浅くすると背景がボケるから主題が引き立つということを理解します。それはもう完全な理論で感性の話

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                        • 物理は一番簡単な学問分野だという説?

                          「学問分野で一番簡単なのは物理だ」という説があります。 物理嫌いの人だけでなく、物理を専門にしている人からも反論が来そうな気がしますが、ちゃんと説得力のある説です。 なぜ物理が一番簡単な学問だと言われることがあるのか、簡単に説明してみましょう。 なぜ物理は難しいのか? 物理は、数学で表されます。 ニュートンは、自分の理論を展開するために、微分、積分という新しい数学を作る必要がありました。 アインシュタインは一般相対性理論を作るときに非ユークリッド幾何学という数学を使いました。 このように物理は最先端の数学を利用するだけでなく、物理理論から新しい数学が現れることもよくある、数学とは切っては切れない分野です。 ですから、物理を理解するためには数学が必須なのです。 高校で物理の授業がありますが、実は物理の初歩の部分だけしか習いません。 高校で習う範囲の数学で扱える部分しか教えることができないから

                            物理は一番簡単な学問分野だという説?
                          • サリーとアン課題 - Wikipedia

                            サリーとアン課題(サリーとアンかだい、英語:Sally–Anne test)は、心理検査であり、誤信念を他人に帰する社会的認知能力を測定するために発達心理学で使われる[1]。サイモン・バロン=コーエン、Alan M. Leslie、Uta Frithにより先導的に実施された(1985)[2]。1988年、LeslieとFrithは(人形ではなく)人間の俳優を使って実験を繰り返し、同様の結果を得た[3]。 内容[編集] 有効な検査を開発するために、バロン=コーエンらはWimmerとPernerの人形劇のパラダイムを修正した(1983)。このパラダイムでは、人形は説明の便宜上仮に設定された抽象的存在(「たろうくんは1000円持ってお使いにいきました」のような)ではなく、実際に触れることのできる具体的な人物を表している。バロン=コーエン、Leslie、Frithによる自閉症の心の理論の研究では、

                            • 調査研究報告書等(平成23年度)

                              このたび、社会教育実践研究センターでは、社会教育関係者が評価を前提とした計画を策定する際に活用できる「社会教育計画策定ハンドブック」を作成しました。 このハンドブックでは、社会教育計画について、計画と評価を連動させつつ、評価を見据えた計画策定の具体的な手順などをわかりやすく解説しています。 なお、社会教育計画に関する基礎的理論をまとめ、平成21年度に刊行した「社会教育計画ハンドブック」もホームページ上に公開しますので、あわせてご活用ください。

                              • 「宇宙は複数ある」は本当か UCバークレーの野村教授に聞く

                                ⽶航空宇宙局(NASA)の⽕星探査機「パーシビアランス」が⽕星への着陸に成功した。約2年間かけて⽣命の痕跡の探査に乗り出す壮⼤なプロジェクトとなる。こうした中、我々の宇宙は無数にあるうちの1つであるとする「マルチバース理論」を唱えるのが、米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)の研究者で、米国物理学会のフェローも務める野村泰紀教授である。「宇宙が1つしかないという考えのほうが説明がつかなくなってきている」と言う野村教授にその理由を聞いた。 野村泰紀(のむら・やすのり)氏 米カリフォルニア大学バークレー校教授。1974年、神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了後、渡米。2012年より現職。バークレー理論物理学センター長、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究者などを務める。17年に米国物理学会フェローとなる。専門は素粒子物理学理論、宇宙論、量子重力理論、量子情報理論。著書に

                                  「宇宙は複数ある」は本当か UCバークレーの野村教授に聞く
                                • 赤字容認理論、安倍首相に説明=浜田参与(時事通信) - Yahoo!ニュース

                                  安倍晋三首相は3日、浜田宏一内閣官房参与と首相官邸で会い、10月に予定される消費税増税などについて意見交換した。 浜田氏は「政府は必ず均衡予算にしなければならないという説を、主流の経済学者も疑うようになってきた」として、財政赤字拡大を容認する現代金融理論(MMT)などを説明。「財務省が政府は(金を)借りてはいけないと言うのはうそだ。借りれば国民生活は豊かになるかもしれない」と述べた。浜田氏は首相の経済ブレーンとして知られる。

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                                  • 藤重 侑宇 on Twitter: "架空のクラシック曲を作り、2分20秒でバロックから近現代までの音楽史を振り返りながら弾いてみました。 #ピアノ #自作曲 https://t.co/AHHEOxHHJG"

                                    架空のクラシック曲を作り、2分20秒でバロックから近現代までの音楽史を振り返りながら弾いてみました。 #ピアノ #自作曲 https://t.co/AHHEOxHHJG

                                      藤重 侑宇 on Twitter: "架空のクラシック曲を作り、2分20秒でバロックから近現代までの音楽史を振り返りながら弾いてみました。 #ピアノ #自作曲 https://t.co/AHHEOxHHJG"
                                    • ブラウン運動とは何なのか? ブラウンの発見とアインシュタインの定式化

                                      ブラウン運動とは、微細な粒子が液中で不規則に動くというもので、分子が存在する証拠として中学の理科の授業でも習うものです。 実はブラウン運動が発見されてから、分子によるものと認められるまで約80年もかかっています。 一見当たり前のように思えることが認められるまで、何故これほどの時間が必要だったのでしょうか。 そこには、大きな壁があったのです。 ブラウン運動とはどんなものでしょうか? まずはブラウン運動の発見の歴史からみてみましょう。 ブラウン運動の発見 ブラウン運動は、1827年に ”ロバート・ブラウン” が、見つけました。 水中で花粉が破裂してできた微細粒子を顕微鏡で観察するという実験をしたときに、不規則に動くことを発見したのです。 そして他の微細な粒子でも同様の現象が起こることを実験で確認しました。 その当時、分子の存在は確認されていませんでしたが、物質は原子からできているという考えは(

                                        ブラウン運動とは何なのか? ブラウンの発見とアインシュタインの定式化
                                      • 過去に行っても歴史は大きく変わらない? バタフライ効果は存在しないことが量子タイムトラベルのシミュレーションで判明 : カラパイア

                                        あなたはついに過去へとタイムトラベルする技術を完成させた。期待に胸を膨らませ、過去の世界へ。最初なのでほんの1分ほど過ごして、また現在に戻ってきた。ところがだ。どういうわけかあなたが目にした現在は、それまでのものとはまったく違うものになっていた。 この歴史のバタフライ効果は本当に起こるのか? ある物理学者が量子コンピューターでタイムトラベルをシミュレーションしてみたところ、バタフライ効果は発生しないらしいことが判明したそうだ。

                                          過去に行っても歴史は大きく変わらない? バタフライ効果は存在しないことが量子タイムトラベルのシミュレーションで判明 : カラパイア
                                        • ギャンブラーの誤謬 - Wikipedia

                                          ギャンブラーの誤謬(ギャンブラーのごびゅう、英語: gambler's fallacy)とは、ある事象の発生頻度が特定の期間中に高かった場合に、その後の試行におけるその事象の発生確率が低くなる(あるいは逆に、ある事象の発生頻度が低かった場合に、その事象の発生確率が高くなる)と信じてしまうという誤謬である。観察される結果が真にランダムであり、かつそれぞれの試行が独立した確率過程である場合には、このような考えは誤りである。 この誤謬は様々な状況で発生し得るが、特にギャンブルに関する事象についてよく使われる。1913年にモンテカルロカジノ(英語版)で発生した現象(後述)の説明によく使われる[1]ことから、モンテカルロの誤謬(Monte Carlo fallacy)ともいう。 例[編集] コイントス[編集] コイントスのシミュレーション:1フレームごとにコイントスが行われる。赤は表、青は裏が出たこ

                                          • GraphQLのnodeとegdeを正しく理解してデータベースと適切に紐づける - Qiita

                                            GraphQLにはページネーションを表現する方法としてCursor Connectionsという仕様があります。 この機能を使うことでカーソルベースのページネーションを簡単に実装することができます。 仕様の詳細はGraphQLやRelayのページをご覧ください。 https://graphql.org/learn/pagination/ https://relay.dev/graphql/connections.htm この機能はとても強力な機能なのですが、私はGraphQLを使い始めたころedgeやnodeの役割を正しく理解できておらず誤った使い方をしていました。 改めて公式ドキュメントを読んだり、その他の様々な情報に触れることで正しいと思われる使い方に気づいたので記事として残しておこうと思います。 ※サンプルコードはgraphql-rubyを使ったRubyのコードで記載していますが内容

                                              GraphQLのnodeとegdeを正しく理解してデータベースと適切に紐づける - Qiita
                                            • 光行差とは何か? ブラッドリーが発見した不思議な現象

                                              光行差(こうこうさ)という現象を知っていますか? 1728年に、イギリスの天文学者ジェームズ・ブラッドリーが発見した現象で、季節によって星の位置がずれて見えるというものです。 この原理自体は難しくないのですが、そこから導かれる結果が納得しずらいもので、天文学者を悩ませたという過去があります。 その光行差の説明と何が不思議だったのか、簡単に説明してみようと思います。 光行差の発見は偶然から イギリスの天文学者 ”ジェームズ・ブラッドリー” は、地動説の証拠となる「年周視差」を観測するために、精密な天体観測をしていました。 年周視差というのは、地球が太陽の周りを回っているのなら、季節によって星の位置がずれて見えるはずだというものです。 ≫≫コペルニクスの地動説はコペルニクス的転回だったのか? 季節によって星の位置がずれることを発見 そして、ブラドリーは季節によって星の位置が僅かにずれることを見

                                                光行差とは何か? ブラッドリーが発見した不思議な現象
                                              • Critical race theory - Wikipedia

                                                3.2Storytelling/counterstorytelling and "naming one's own reality"

                                                  Critical race theory - Wikipedia
                                                • DBSCANクラスタリングの解説と実験 – S-Analysis

                                                  前回の記事は密度ベースクラスタリングのOPTICSクラスタリングを解説しました。 今回の記事はもう一つの密度ベースクラスタリングのDBSCANクラスタリングを解説と実験します。 目次:1.DBSCANとは 2.Sci-kit LearnのDBSCAN 3.コード・実験 (K-Mean++ vs DBSCAN) 4.まとめ DBSCANとはDBSCAN (Density-based spatial clustering of applications with noise ) は、1996 年に Martin Ester, Hans-Peter Kriegel, Jörg Sander および Xiaowei Xu によって提案された密度準拠クラスタリングのアルゴリズムです。半径以内に点がいくつあるかでその領域をクラスタとして判断します。近傍の密度がある閾値を超えている限り,クラスタを成長さ

                                                  • 【ユークリッドの幾何】1-1.古代ギリシアの数学と現代の数学

                                                    科学の発展と数学 数学が役に立つようになったのは、17世紀の終わりごろから西ヨーロッパで始まった科学革命の時代からで、西ヨーロッパが未曾有の発展を遂げたのに数学が大きくかかわっています。さらに20世紀後半から始まったコンピュータの発達により、今では数学は社会にとってなくてはならないものとなっています。おそらく皆さんの中の大多数の人にとって、数学をする目的は、中学、高校、大学などの入試のため、あるいは企業に入って役立てるためではないかと思います。おそらく現代では、“数学が楽しい”と思っている人はよほどの変わり者なのかもしれません。 論証数学の萌芽は古代ギリシア古典期に生まれた 古典期 古代ギリシア人が“実用には役に立たない”といいながらも情熱をもって構築した幾何学とはどんな学問だったのでしょうか。どのような時代背景のもとで、なぜギリシアは幾何学を生み出すことができたのでしょうか。まず、簡単に

                                                      【ユークリッドの幾何】1-1.古代ギリシアの数学と現代の数学
                                                    • 政体循環論 - Wikipedia

                                                      政体循環論(せいたいじゅんかんろん)とは、政体は歴史的に循環するという理論のこと。 プラトンやアリストテレスにも似たような政体変動についての理論が見られるが、循環という形で単純化してまとめたのは古代ギリシャの歴史家ポリュビオスである[1]。 また、こうした政体の不安定化・流動化・極端化を抑制するために、混合政体が有効であるという見解も、上記三者では共通している。 プラトン[編集] 『国家』[編集] プラトンは、中期の『国家』第8巻において、哲人王が支配する理想的な政体である「優秀者支配制」から、軍人優位の「名誉支配制」、金持ち優位の「寡頭制」、衆愚的な「民主制」を経て、最終的に「僭主独裁制」へと政体が転落・堕落していく様を説明している。 『政治家』[編集] 後期の『政治家』では、以下のように政体を「支配者の数」と「善悪」によって6分類(プラトンは多数者支配である民主制に対しては善悪による区

                                                      • 【ユークリッドの幾何】1-3.5つの公準

                                                        5つの公準 『原論』の第I巻では、前回述べた定義のあと、次の 5つの公準と9つの公理が続きます。まずは5つの公準をみてみましょう。 ユークリッド『原論』:5つの公準 公準 1任意の2点が与えられたとき、それらを端点とする線分を引くことができる。 公準 2与えられた線分はどちら側にでも、いくらでも延長することができる。 公準 3与えられ任意の点に対し、その点を中心として任意の半径の円を描くことができる。 公準 4すべての直角は互いに等しい。 公準 5ある直線が他の2直線と交わるとき、同じ側の内角の和が2直角より小さいならば、この2直線は限りなく延長された時、内角の和が2直角より小さい側で交わる。 公準は“要請”と訳されることがあります。特に公準 1, 2, 3 は“要請”の方が、意味がはっきりするように思います。スポーツや2人で行うゲームの規則のようなもので、作図における許される操作です。「

                                                          【ユークリッドの幾何】1-3.5つの公準
                                                        • サプライズニンジャ理論

                                                          概要 サプライズニンジャ理論とは、イギリスの女優・脚本家のフィービー・ウォーラー=ブリッジが広めた(発案者かは不明)とされる理論で、TVドラマ『フリーバッグ』のムック本『The Special Edition』に収録されている、女性舞台演出家ヴィッキー・ジョーンズとの会話に登場する。 「あるシーンで突然ニンジャが現れて、全員と戦い始める方が面白くなるようであれば、それは十分によいシーンとは言えない」というもの。 「ニンジャ」というワードに気を取られそうだが、これは「唐突な展開」の例えであり、爆弾や隕石に置き換えても構わない。 要は「何の脈絡もない乱入者によってぶち壊しにされる展開」にそれまでの面白さが敵わないようであれば、「所詮その程度の物語だった」ため作り直した方がいいかもしれない、という脚本家の心構えや一種のノウハウである。 なおこの提唱には「Tough rule, but an ef

                                                            サプライズニンジャ理論
                                                          • 池田 真治 (Shinji Ikeda) - 資料公開 - researchmap

                                                            〈謝辞より〉 本研究報告論集『抽象の理論をめぐる哲学史──古代から近代へ──』は、2019年6月頃から月に数回のペースで継続して行われた「抽象と概念形成の哲学史」研究会の成果である。そのメンバーは、本研究報告論集の執筆者たちである。 また、本論集は、2020年度に実施された哲学オンラインセミナー、日本哲学会共催のワークショップ「抽象と概念形成の哲学史──古代から現代へ」(オーガナイザー:池田真治)における諸提題者たち(本執筆者たちでもある)の発表と議論に大きく恩恵を受けている(https://www.philosophyonline.net/)。 最後に、コロナ禍の中でも本論集の企画を継続し、最後まで付き合ってくれた研究会のメンバーに感謝したい。思えば大変な年であったが、なんとか年度内に本論集が完成し、研究会の成果をかたちとして残すことができ、安堵している。「抽象」をめぐるわれわれの論考が

                                                            • 【ユークリッドの幾何】1-4.公理と量

                                                              原論の幾何学第1巻〜第4巻の大きな特徴は、角度、長さ、面積、体積などを数値として扱っていないことです。これらは量として扱います。原論の第7巻になってやっと自然数がでてきます。比が最初に現われるのは第5巻、相似が現われるのは第6巻、数が現われるのはやっと第7巻になってからです。第1~4巻の幾何学はこれらの概念を使わずに展開されています。 数学とは元来、数を対象とした学問として発達してきました。現代数学では数以外のものも扱うようになってきましたし、実数以外にもいろいろな数を扱うようになってきました。これらの扱いは、原論の量の扱いにとてもよく似ています。ギリシアの数学を正しく知るためにも、また数学における数の発展を知る上においても、原論の量の扱いを知ることはとても有用だと思います。 ユークリッド『原論』に出てくる9つの公理 「ギリシアの幾何学は対象が図形なので直観的に分かりやすい」、「現代数学と

                                                                【ユークリッドの幾何】1-4.公理と量
                                                              • 自由エネルギー原理についての私的注釈(ただし解説ではない) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

                                                                自由エネルギー原理は神経科学者や哲学者や心理学者などの様々な分野の学者によって議論されている注目の理論だ。日本でも紹介され始めて研究が進みつつある。ただそれらを見ていると自由エネルギー原理についての議論がいかに曖昧かが十分に理解されていないように感じる。実際には自由エネルギー原理は必ずしも明確な科学理論とは言い切れず、その解釈も様々である。そこで注意すべき点をここでは幾つか示すつもりだ。 自由エネルギー原理は理論についての理論だ 自由エネルギー原理とはフリストンによって提示された脳に関する理論であり、脳に関する統一的な理論だと言われる。初期の頃は予測符号化と強く結びついていたが、強化学習などとも結びついてより射程の広い理論となっている。さて、ここで最初に問題にしたいのは自由エネルギー原理と予測符号化との関係だ。予測符号化とは感覚運動について説明する数理的な科学理論である。自由エネルギー原理

                                                                  自由エネルギー原理についての私的注釈(ただし解説ではない) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
                                                                • むしろ今だから余計に上手くいかない。 共産主義が上手くいくのは皆が同じ..

                                                                  むしろ今だから余計に上手くいかない。 共産主義が上手くいくのは皆が同じものを同じだけ求めている場合だ。 それなら均等に分け与えることに文句を言う人間はいない。 つまり人々の生活が多様化すればするほど上手くいかなくなる。 当時のソ連にしても民族的なバックグラウンドがバラバラな上、少数民族が極端に不利な扱いを受けることも多かった。 共産主義は労働者をひとまとめに労働者として団結させて資本家と対比する。 だから労働者同士の立場がまるで噛み合わなくなり労働者同士で対立するようになると自然と崩壊してしまう。 日本が最も成功した社会主義国と言われたのも極端に少ない民族的なバリエーションと昭和期の画一化された価値観あってのものだ。 今は消費傾向も働き方やライフスタイルも多様化し、労働者の中でも勝ち組と負け組に分かれて団結など不可能になってしまった。 負け組労働者が日頃妬むのは何百億、果ては兆の資産を持つ

                                                                    むしろ今だから余計に上手くいかない。 共産主義が上手くいくのは皆が同じ..
                                                                  • 【ユークリッドの幾何】1-5.対頂角の定理

                                                                    ユークリッドの原論:線分の扱い 線分 AB 上に点 C を取ります。図K1-5-1。すると線分 AC は線分 AB の部分なので、公理 8 より 線分AB は線分 ACより大きい、AC < AB、となります。また、線分 AC に線分 CB をつないでできる線分 AC+CB は線分 AB とぴったり重なるので、AB = AC + CB となります。 ユークリッドの原論:角度の扱い 原論では角度を数値で表すことがありませんが、読者の皆さんは1周360°の角度をよく知っていると思いますから、以下では説明のためこれを用いることもあります。 O, A, B を直線上にない3点とします。線分 OA と OB からなる図形を角AOB といい ∠AOB と書きます。原論では2直角 (180°)とか4直角 (360°)といった特別な角度を角度として認めていませんが、本連載ではこれらも角度として認めることにし

                                                                      【ユークリッドの幾何】1-5.対頂角の定理
                                                                    • 【ユークリッドの幾何】 1-2.ユークリッドの原論-構成と定義

                                                                      ユークリッドの原論とは? 数学史上最も多くの人に読まれた本『原論』 ユークリッドの原論以上に世界中の人に読まれた本は「聖書」くらいのものだ、と言われるぐらい近世になるまで原論は広く読まれていました。実際、ヨーロッパの中世から近世にいたるまで、数学者はほとんどの人が原論を読んでいましたし、大学での教科書も原論でした。また、当時の特権階級には数学愛好者がいて、多くの人が原論を読んでいたようです。 原論の主眼は“事実”ではなく“証明”にある ここでは原論の特徴をごく大まかに紹介したいと思います。原論の主眼とするものは、各命題が表している“事実”ではなく、なぜその命題が正しいのかを示す“証明”なのです。例えば、原論の中にはピタゴラスの定理についての証明がでてきます。ピタゴラスの定理には、現在までに何百という証明が考えられてきています。ガウス※などの数学者もいくつもの証明を考えています。もうすでに正

                                                                        【ユークリッドの幾何】 1-2.ユークリッドの原論-構成と定義
                                                                      • 松岡正剛の千夜千冊

                                                                        先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

                                                                          松岡正剛の千夜千冊
                                                                        • 天球モデル:天体の位置や動きを表す仮想的な球

                                                                          天球モデルとは? 今回は前回のお話で述べた天球モデルをもう少し詳しく見てみましょう。図1 はこの天球を飛び出して、天球の外から天球を眺めていると考えてください。もちろん、現実には宇宙の外に飛び出すことなどできません。真ん中の小さな球が地球です。 天球にも地球と同じように、北極、南極、赤道、… などがあります。それぞれに“天の”という形容詞がつきます。地軸の延長と天球との交点が天の北極と天の南極です。この軸に垂直な、地球の中心を通る大円を天の赤道といいます。天の赤道は、地球の赤道を延長した平面が天球を切断する大円です。地球と同様に、天球にも天の緯線と天の経線が定められます。天の経線は天の北極と天の南極を通る大円、天の緯線は回転軸に垂直な円です。したがって天球が回転すると、星々は天球と一緒に、天の緯線に沿って回転します。 いろいろな視点から見た地球 真ん中にある地球は、地軸の傾き方によって次に

                                                                          • 古代ギリシアの数学者『ピタゴラス』のお話[Vol.2] - マテマティカ

                                                                            前回のお話 前回はピタゴラスの生まれた時代背景、そしてピタゴラスが誰と出会い、どのような影響を受け、思想を固めていったのかを述べました。今回はピタゴラス学派が『数(整数)』についてどのように考えていたかについてのエピソードをご紹介します。 音の調和と整数比 あるとき、ピタゴラスはとある村はずれを歩いていました。すると、遠くの鍛冶屋から槌打つ音が聞こえてきました。何か霊的な力に導かれるように、ゆっくりと近づいて静かに聞き入ります。トンテンカン、トンテンカンと、音がリズミカルに響きます。聞いていると、いくつかの異なる音のうちあるものが美しく調和するのに気が付きました。すぐに教団に帰ると、モノコードと呼ばれる一弦の楽器を取り出し、研究を始めました。モノコードの駒を調整し、弦を2つの部分に分け奏(かな)でました。すると、弦の2つの長さが整数の比となった時に美しい和音が鳴り響いたのです。長さの比が2

                                                                            • ABC予想とは何か! 望月教授のIUT理論が解決した?数学の難問

                                                                              ABC予想という数学の問題を知っていますか? 現代数学最大の難問とも呼ばれていた数学の難題です。 そのABC予想を京都大学の望月教授が、IUT理論という新しい数学を使って証明したことが濃厚になってきました。 実は、望月教授がABC予想を証明したと発表したのは2012年のこと。 それが今(2020年)になって正しそうだと認められるようになったのは何故でしょう。 そして、ABC予想、IUT理論とは、一体どんなものなのでしょうか。 ABC予想とは何か? ABC予想は、 “ジョゼフ・オステルレ” と “デイヴィッド・マッサー” が1985年に提起した数学の予想です。 数論の根底にかかわるような予想で、これが正しければ沢山の未解決問題が解決できるとされています。 数学での予想とは何か 最初にABC予想の「予想」とはどんなものか説明してみます。 数学の世界では「正しそうだけど証明できていない問題」を「

                                                                                ABC予想とは何か! 望月教授のIUT理論が解決した?数学の難問
                                                                              • 【数学コラム】 古代ギリシアの数学者ピタゴラスのお話[Vol.1]

                                                                                何千年も語り継がれる偉人のお話 今回は“ちょっとひといき・数学コラム”と題しまして、『三平方の定理』でおなじみのピタゴラスについてのお話です。ピタゴラス※は世界中の人が知っている有名な偉人の一人です。ヨーロッパでは、少し前までは子供たちの本などによく書かれていましたが、最近ではそもそも偉人伝の人気がなくなったせいもあり、あまり取り上げられなくなっています。最近では、歴史的事実かとか、後世の創作ではないかなどといったことが話題になっていますが、2千5百年以上も長きに渡って語り継がれてきたこと自体が歴史だと思われます。そして数学の歴史の中からこういった“お話”がなくなってしまうのは少し寂しい気がします。古代ギリシアの数学者・哲学者のピタゴラスについて、どのように語り継がれてきたのかをみてみましょう。 ピタゴラスが生まれた頃のギリシア世界 まず、ピタゴラスが生まれたころのギリシア世界の地理と時代

                                                                                • 話題の経済理論MMT:それを言っちゃあ、おしまいよ

                                                                                  MMT(現代金融理論)の提唱者のステファニー・ケルトン教授が来日して、日本は財政赤字を気にする必要はなく、消費増税は必要ないと言って回っている。日本やアメリカのように自国の中央銀行が法定通貨(不換紙幣)を発券している場合、財政赤字の増加分は法定通貨(不換紙幣)の増発でファイナンス出来るのだから、インフレ率がある程度まで上がるまでは財政赤字を気にすることなく、どんどん必要な財政支出をすればよいというのだ。 消費増税が争点の一つとなっている参議院選挙のタイミングでこの人がわざわざ来日して講演会等が大々的に行われることに関しては、なにやら経済理論の宣伝以外の動機が裏に潜んでいる気が私にはする。 それはさておき、アメリカにおいても、また日本においても、超金融緩和策が経済の長期停滞状況を十分に解消する力がないことが明らかになる一方、膨張する財政赤字の下で政府が財政支出の拡大に慎重になっている状況の中

                                                                                    話題の経済理論MMT:それを言っちゃあ、おしまいよ