兵庫県丹波篠山市の篠山東雲高校3年生の山上琴音さんと2年生の林彩加さんは、課題研究で特定外来生物のウシガエルの駆除を進めつつ、その死骸を堆肥化する実験に取り組んでいる。ウシガエルが数多く生息し、近隣住民からも「鳴き声がうるさくて眠れない」との苦情が出ている同市にある国史跡・篠山城跡の堀を捕獲地に選定。このほど、外来生物対策に取り組んでいる丹波篠山市役所職員と共に、事前に仕掛けた5つの「もんどり網」を引きあげた。 カメ堆肥にできる? 高校生が実験開始 炎天下、「ブオーイ、ブオーイ」と唸り声のようなウシガエルの鳴き声がこだまする堀で、額に汗をにじませながら捕獲作業に励んだ2人。「私、小さいころから触ってたので、平気なんです」と、もんどりに入ったさまざまな生きものをためらいなく素手で取り出す山上さん。体長15センチを超えるウシガエルもわしづかみにしてみせた。一方の林さんは「ちょっと苦手。書記係に