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野田さんが言ってくれた、という気持ちと、 野田さんに言わせてしまった、という両方の気持ちがある。 「今般の社会情勢に鑑み」、演劇やライヴやスポーツイベントや、その他さまざまなものが中止・延期の事態になっている。わたしもすでに手持ちのチケットが4枚、非日常への切符ではなくただの紙になってしまった。わたしがツイッターでフォローしているのはライヴであれ演劇であれ、実際に足を運ぶひとが多いので、皆少なからずその打撃を受けている。 昨日東京芸術劇場の芸術監督をつとめる野田秀樹さんがNODA MAPのサイトに意見書を出された。もともと野田秀樹に興味のあるひと、演劇に興味のあるひとだけでなく、インターネット、SNSの波にのっていろんなところにその意見書は届いているようだ。それは演劇に興味のあるひともない人も引っかかってしまうような表現があちこちにあるからでもあるとおもう。「演劇の死」というのは野田さんに
演劇では岸田國士戯曲賞の最終候補。お笑いでは『M-1グランプリ』準々決勝進出や『ABCお笑いグランプリ』ファイナリスト。結成2年の8人組・ダウ90000の活躍が目覚ましい。 男性4人、女性4人で織りなす小気味いい会話を中心とした演劇/コントの魅力は、2023年もますます多くの観客をつかむことだろう。 そんなダウ90000に、まだ記憶に新しいであろう初舞台=「First Stage」を振り返ってもらった。日本大学芸術学部で立ち上がった前身の演劇集団「はりねずみのパジャマ」にメンバーが集う過程や、メンバーたちの主宰・蓮見翔への想いを聞いた。 若手お笑い芸人インタビュー連載<First Stage> 注目の若手お笑い芸人が毎月登場する、インタビュー連載。「初舞台の日」をテーマに、当時の高揚や反省点、そこから得た学びを回想。そして、これから目指す自分の理想像を語ります。 目次最初は嘲笑されてた蓮見
フランス語・イタリア語と日本語の翻訳家・通訳者である平野暁人さんの連載「舞台芸術翻訳・通訳の世界」。ご専門の舞台芸術通訳の仕事や趣味とする短歌など、多角的な視点から翻訳・通訳、言葉、社会についての考察をお届けします。第2回は、演劇ワークショップでの通訳の仕事がテーマです。 正解を出さない通訳こんにちは。翻訳家で通訳者の平野暁人と申します。 前回 は初回ということもあり、マニフェストのような感じに終始しましたが、せっかくすてきな連載タイトルとトップ画像を頂けたことですし、今回はずばり、私が舞台芸術の通訳を始めたときのお話をいたしましょう。 舞台芸術ってなんだ?まず、ひと口に舞台芸術といっても、演劇、ダンス、舞踏をはじめ多種多様なジャンルがあります。 私はひと通り対応していますが、中でも最も深く関わっているのは演劇です。やはり作品の内に「言語」の占める比重が最も大きいので、当然といえば当然でし
KERAこそ日本初の“バズり男”。80年代ナゴムブームは「買エ! 買ワナイカライケナイゾ!」の一言から始まった! 今回からスタートする、元「smart」編集長・佐藤誠二朗によるカルチャー・ノンフィクション連載「Don't trust under fifty」。 本連載の初回に登場するのは、劇作家として紫綬褒章も受章しているケラリーノ・サンドロヴィッチ、通称KERAだ。 去る3月25日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて、演奏陣を含む48名ものゲストが参加するなか、約5時間にわたって歌い続けるという、とんでもなくヘビーな“還暦ライブ”を成功させたばかり。その還暦ライブの興奮も冷めやらぬ4月某日、都内某所にておこなった2時間半にわたるロングインタビューをベースに、KERAの軌跡と奇跡を、3回にわたってお届けする。 (全3回の第1回 #1 #2 #3) 「Don’t trust anyone over
「フランス国立劇場オデオン座でのジャン・ジュネ作『屏風』の上演に対する批判に関する所感」(アンドレ・マルロー文化大臣 1966年10月27日フランス国民議会 アンドレ・マルロー文化相 1966年10月27日 フランス国民議会での演説 1966年4月フランス国立劇場オデオン座でのジャン・ジュネ作『屏風』の上演に関してアラブ人側からアルジェリア独立戦争を描いた内容が「反フランス的」であるとして元軍人、極右団体が押し寄せモノを投げつけ、ネズミを放つなど初日から上演を妨害、しかし劇場側は妨害行為に中断されながらも最後まで上演をつづけて、全期間開演を全うした。 同年10月の国会予算審議に際しても右翼議員、極右団体、元軍人らが国会前に押し寄せ、右翼議員らは国立劇場への補助金の停止を要求した。 当時、ドゴール大統領の文化担当大臣で、『希望』、『人間の条件』、『空想の美術館』などで知られた作家のアンドレ・
POPなポイントを3行で 『Princess Letter(s)! フロムアイドル』座談会 高橋李依×僻みひなた×三浦康嗣──3人の演技論 声優・演出家・作曲家語るポエトリーリーディング 『Princess Letter(s)! フロムアイドル』(通称:プリレタ)はそれぞれ秘密を抱えたアイドルたちとの手紙のやりとりを軸に据えた、松竹が展開するプロジェクト。 森倉円さん、necömiさん、Mika Pikazoさんら人気イラストレーターがキャラクターデザインを手がけたアイドルたちに、高橋李依さん、楠木ともりさん、芹澤優さんといった実力ある若手女性声優たちが命を吹き込む。 公開中の楽曲「雁矢よしのの話」が放つのは、詩の朗読のように繊細で美しい言葉をEDMに乗せたポップネス。音楽と呼ぶにはあまりに芝居的で、芝居と呼ぶにはあまりに音楽的。その表現の名は「ポエトリーリーディング」。 相反する2つの要
戦後の演劇界発展に大きな役割を果たしてきた東京・六本木の「俳優座劇場」が、2025年4月末に閉館することが明らかになった。運営する株式会社俳優座劇場によると、設備やビル自体の老朽化が進み、収支も厳しくなっていたという。演劇人やファンらに親しまれてきた殿堂は、約70年の歴史に幕を下ろすことになる。 劇場は1954(昭和29)年4月、劇団俳優座の創立10周年を記念して建設された。創立メンバーの一人で演出家の千田是也が提唱し、俳優らが尽力して資金を集めた。財界にも協力を仰いだという。 新劇界は戦前・戦中に弾圧され、24年に小山内薫と土方与志らが作った新劇初の常設劇場「築地小劇場」という拠点も45年の空襲で失っていた。
ゲーム会社に売却された石橋メモリアルホールの内部。中央奥のパイプオルガンは撤去される=東京都台東区で2010年4月20日(関係者提供) 「盲目のピアニスト」として知られる辻井伸行さん(33)らを輩出した音楽大学「上野学園大学」(東京都台東区)に併設されたコンサートホールがゲーム会社に売却され、12月の引き渡しを前に在校生や卒業生、教職員らがホールの現状維持を求める署名活動をしている。署名は開始から10日間で約7000筆に達し、11月29日には呼びかけ人らが、学園への指導を求める陳情書を末松信介文部科学相あてに提出した。 売却されたのは「上野学園 石橋メモリアルホール」(508席)。2010年に完成し、東京のサントリーホールや米ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサート・ホールなど、国内外の著名な音楽ホールを数多く手がけた音響設計士・永田穂さん(1925~2018年)の最後の作品として知
Teiji Furuhashi portrait (photo by Tony Fong) 京都を拠点に世界のアートシーンに大きな影響を与えた、マルチメディア・アーティスト集団「ダムタイプ」の中心的メンバーで、1995年にHIV感染による敗血症のため死去した古橋悌二。彼の生誕記念日である7月13日(土)に京都メトロにてパーティ『"LOVERS 59" Teiji Lovers Birthday Bash』が開催される。 webDICEでは、1995年2月にアップリンクが発行した雑誌『骰子/DICE』に掲載のインタビューを再掲する。24年前に行ったこのインタビューの後、95年10月29日に古橋さんは亡くなった。アップリンク的には、前年の94年2月にデレク・ジャーマンがエイズで亡くなっている。当時、エイズは不治の病だった。 このインタビューは、改めて今読み返しても、1ミリも古さを感じることなく
さて、私(高羽彩)が3月に出演するろりえ『ミセスダイヤモンド 2022』が、劇場都市TOKYO演劇祭から辞退しました。 これによって私と演劇祭の間にはなんの関係もなくなりましたので、「知らぬ間に演劇祭の当事者になって、すぐにリリースされた人間」からみた、この演劇祭の問題について書き残しておこうと思います。 私がこの演劇祭の抱える問題を知ったのは、1月26日。おそらくこの文章を読んでいる皆さんとそう大差ないタイミングでしょう。 某企業の商品を笑顔で掲げる出演者の写真とその引用リツイートがTLに回ってきたのです。 その時の私の心情はこちら 演劇祭そのものについての認識は「あー確か小劇場主催の演劇祭が立ち上がったというツイートを読んだなぁ。いいねぐらいはしたかもしれない…」という程度。愛国思想強めの演劇祭とは知りませんでした。 その後、こういう趣旨の演劇祭に参加するのはどんな団体なんだろう?と演
『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジをはじめ、『幽☆遊☆白書』の蔵馬、『カードキャプターさくら』の月城雪兎/ユエ、『遊☆戯☆王』の武藤遊戯など、数多くの人気作に出演してきた声優・緒方恵美さん。4月28日に刊行された『再生(仮)』は、日本のアニメシーンに大きな足跡を刻んできた緒方さんが、自らの人生をふり返った初めての自伝エッセイです。幼少期から今日までの歩み、出演作にまつわるエピソード、コロナ禍で変わるアニメ界のこれから――。秘蔵写真満載のカラーグラビア16ページも収録した、ファン必読の一冊について、緒方さんにお話をうかがいました。 「お芝居をすれば人と繋がれる」とインプットされた ――『再生(仮)』は、緒方さんが幼少期から今日までをふり返った、初めての自伝です。こういう本を書いて欲しいというオファーは、以前からあったそうですね。 『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビシリーズが終わった1996
◉これは……小さなビッグニュース。左派マスコミは自民党三戦全敗と嬉々としていますが、それは単に局地戦での勝利でしかないのでは、との疑義ひとつ前のnoteで書きました。それよりも豊岡市長選挙、「演劇のまちなんかいらない」と訴えた新人候補が勝利。豊岡市と言えば、平田オリザ氏が主催する劇団・青年団を移転させ、2021年開校の公立大学である芸術文化観光専門職大学の初代学長に就任した地域。この選挙結果は重要ですね。 【新豊岡市長に関貫氏「演劇のまちなんかいらない」 現職を批判】神戸新聞 当選確実の一報が入った関貫氏の選挙事務所(兵庫県豊岡市大手町)は、大きな喜びに包まれた。 当初、3回連続の無投票が予想された同市長選。市議会で保守系会派の代表を務めた関貫氏が立候補の意向を明かしたのは、3月議会の最終日。告示のわずか20日ほど前だった。 「演劇のまちなんかいらない」。現市政に真っ向から異議を唱え、「市
書面では「本日、16時55分頃、保健所から当社に対して、2020年6月30日から2020年7月5日に公演されました舞台『THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-』に関し、ご観覧者様からも陽性反応が多数確認されたことを受け、全ご観覧者様(約800人)が濃厚接触者に指定されたとの連絡がございました」と報告。 今後は「保健所から各ご観覧者様に対してご連絡させていただくとのことでございました。もっとも、保健所からの連絡が遅くなってしまう可能性もございますので、ご観覧者様におかれましては、速やかに、お近くの保健所、帰国者・接触者相談センターにご相談くださいますようお願いいたします」と呼びかけ「大変なご心配とご負担をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 続けて「ご観覧者様の感染者の状況につきまして」として「昨日、当社は、ご相談窓口(株式会社ライズコミュニケーション対
近年、アニメ人気が高まり、子どもから大人まで幅広い年代でアニメを趣味として楽しむ人が多くなってきています。そんななか、趣味の範疇を超え、声優としてアニメ業界に携わりたいという若者が急増中。人気声優を目指して進路を考える人も以前に比べ多く見られるようになりました。 声優になるための方法はさまざま。声優養成所の門を叩く人もいれば、自らオーディションを受けに行く人もいます。いくつかある方法のなかでも一般的とされているのが、基礎から学べる専門学校。 今回は、アニメやゲームについて学べる「専門学校デジタルアーツ東京」の声優学科で講師を勤める御園行洋先生にインタビュー。デジタルアーツ東京ならではの魅力や学生の教育方法、厳しい声優業界の話まで、たっぷりとお聞きしました! 少人数体制だからこそ、一人ひとりの才能を引き出せる 在学中デビューのチャンスも!授業にはない刺激が成長につながる 悔しさをモチベーショ
前々から何となく感じていたことをTwitterに投稿したら驚くほどRTされたので(まさか1万を超えるとは・・・)、補足というか、雑感というか、ひとつのテキストにまとめておきましょう、という記事。 物語の楽しみ方は、大枠で「キャラ派」と「作劇派」に分かれると感じていて、例えば「作劇派」寄りの人は「推しキャラが死んだ。辛い」みたいな感想が全然ピンとこなくて、「そのキャラの死が物語の構成として必要なものであるのならむしろ素晴らしいことである」くらいに考えたりする。自分は後者。— 結騎 了 (@slinky_dog_s11) 2019年10月28日 「作劇派」寄りの思考で受け取る人は、「登場人物にとって必要な死だったか」というより「物語のピースとして意味のある死だったか」を重要視するところがあって、すごく極端に言えば、キャラはあくまで物語の駒であって、そこに「生きている」という概念を最初から持ち込
男性作家「妊娠・出産」の演劇を作る【下】 女性が男を、男性が女を演じて見えた世界 谷 賢一 劇作家・演出家・翻訳家 妊娠と出産をめぐる演劇『丘の上、ねむのき産婦人科』を作・演出した谷賢一さんの論考の後編です(前編はこちら)。今回は女性と男性が「役」を入れ替えて演じることを通じての「発見」を中心につづります。 カップルの「相手」を演じてみたら 台本を書く際にも現実の声に耳を傾け様々な視点に立つよう努力したつもりだが、さらに「異なる性/生を想像する」ため上演時には一つの趣向を凝らした。 「女性が女性・男性が男性を演じるAキャストバージョン」と「女性が男性・男性が女性を演じるBキャストバージョン」、2種類を作ることにした。両バージョンを交互に上演するのだ。 7組のカップルの話がメインになるので、男女入れ替えの際には自分の相手役を演じることにした。つまりある場面で妻役を演じていた女性の俳優が、男女
× 661 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 493 146 22 シェア マツキタツヤ・宇佐崎しろ原作による舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~」の上演中止が決定。併せてヒロイン・夜凪景役のオーディションの中止も発表された。 「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~」は、ホリプロ公演事業部が制作、脚本・演出を松井周が手がける舞台として、2022年に上演予定だった作品。去る8月8日に「アクタージュ act-age」の原作担当であるマツキが逮捕されたことを受け、舞台の上演ならびにオーディションの中止が決定された。舞台の公式サイトでは、「弊社としても舞台ならびに本オーディションがこのような形で終えてしまう事は残念でなりません。応募者の皆様、そして2022年の舞台を楽しみにされていた皆様には心苦しいばかりでは
新型コロナウイルスの感染拡大で、演劇など舞台芸術の公演中止が相次ぐ中、俳優や演出家たちが公演中止による損失の補填(ほてん)を求める要望書を政府に提出しました。 演劇など舞台芸術の公演は、政府が先月26日に大規模なイベントなどの自粛を要請したあと、全国で中止が相次ぎ、経営基盤の弱い劇団の中には収入が絶たれ、存続が難しくなっているところが出てきています。 要望書では「多様な表現は、民主主義にとっても重要な意味を持ち、表現が失われることは国民の大きな損失だ」としたうえで、支援策として、公演が中止された時点で主催者が払っていた制作費や、出演者・スタッフが受け取れなくなった報酬などを国が補填することを求めています。 ただ、安倍総理大臣は28日の記者会見で「損失を補填する形で、税金で補償するのは、なかなか難しい」という考えを示していて、30日も文化庁の担当者から支援策についての明確な回答は得られなかっ
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ロームシアター京都の館長に就任いただく予定の,三浦基氏が代表する「地点」におけるパワハラ及び不当解雇に関する交渉事案について,3月5日に「元劇団員を含め関係当事者間で解決に至った」旨の報告を三浦氏から受けました。 一方,交渉事案が解決してもなお,劇場関係者をはじめとして,館長就任を巡って生じた懸念や,係争中の事案を抱える方を館長として発表した,京都市・音楽芸術文化振興財団に対する批判の声もお聞きしている状況です。 このような状況を受けて,京都市・音楽芸術文化振興財団・三浦氏の三者で,ロームシアター京都スタッフの意見も聞きながら,協議した結果,信頼回復に向けた取組を確実に実施するため,三浦氏の館長就任を1年延期することとしました。(令和3年4月1日からの就任) 市民や劇場関係者の皆様に対する信頼回復のための取組の具体的内容につきましては,今後,京都市・音楽芸術文化振興財団・三浦氏の三者で検討
9月に福井市で開かれた福井県高校演劇祭で一部の表現が問題視され、映像化が見送られていた福井農林高校の上演作品が関係者限定のサイトで公開されることが11月29日、県高校文化連盟演劇部会への取材で分かった。12月9日、県内の演劇部の生徒や顧問を対象に表現の自由や人権を学ぶ研修会を開催する。 県高文連演劇部会は「劇中の差別的な表現で生徒が非難される恐れがあると考え、映像化を見送る形になったが、われわれ運営側も含めて研修で認識を深めた上で作品を公開する」としている。脚本集も研修後、顧問を通じて各校の演劇部の生徒に配布する予定。 ⇒「明日のハナコ」映像化見送り巡る波紋 同校の演劇「明日のハナコ」は、福井農林高の元演劇部顧問の玉村徹さん(福井市)が台本を執筆した。玉村さんは「表現の自由の抑圧につながる」などと決定の撤回を求め、インターネットで署名活動を展開。活動は会員制交流サイト(SNS)で反響を呼び
長引くコロナ禍で、公演やライブの延期、中止が今も相次いでいる。「明日駄目になるかもしれないと思っても、『今日は楽しい』『今日はできた』と思いながら、生きています」。大竹しのぶは、稽古を重ねる日々をそう語る。昨年4月には、準備を終えた公演が開幕直前に全て中止。幕が開いても、客席の埋まらない非常時が続く。舞台からがらんとした客席を見つめて、気づいたことがあるという。(取材・文:塚原沙耶/撮影:野村佐紀子/Yahoo!ニュース 特集編集部) (文中敬称略) 「急にサヨナラですね。散った。散ったって感じです」 2020年4月4日に初日を迎えるはずだった舞台『桜の園』は、全公演が中止になった。2月半ばから稽古を積み重ね、準備は万全。「あとはお客様に見せるだけ」という状態だった。 「稽古中は、次々に舞台が中止になるのを聞いたりして不安はあったんですけど、とにかく稽古が楽しかったし、『4月の頭にはきっと
新型コロナウイルスの感染対策のため、イベント開催の自粛が広がっていることに対し、劇作家・演出家の野田秀樹さんが一石を投じた。「一演劇人として劇場公演の継続を望む意見表明をいたします」とする声明を公式ホームページで発表し、「劇場閉鎖の悪しき前例をつくってはなりません」と訴えた。 政府は2月26日、大人数が集まるスポーツや文化イベントなどについて、「今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請する」と発表した。しかし、中止となれば経済的な損失は大きい。さらに、イベントを通して伝えようとしていたメッセージを参加者に届けられなくなる心配もある。そのため、イベント主催者や演者側から懸念も寄せられている。
ライターという仕事柄、人にインタビューをさせていただく機会がときどきある。そのかたのこれまでを振り返るような種類のインタビューだと、“人生の転機”的なものについてお聞きすることも多い。 (たとえば)「そんなに辛いなかでどうして仕事をがんばれたんですか」とか「ひきこもっていた部屋から出た日のことを覚えてますか」というような質問をすると、みなさん「うーん……」と考え込まれる。それから「実はこういうことがあって」とか「なんか気づいたら徐々に」とか「あんまり覚えてないですね」とか、なんらかの言葉を返してくれる。 「なんか気づいたら徐々に」とか「あんまり覚えてないですね」は言われると一瞬ヒヤッとするのだけど(自分の質問の仕方が悪いケースもあるので)、あ、いま思ったことを素直に話してくださってるんだな、と安心もする。むしろちょっと焦るのが、どんな質問をしても「実はこういうことが」とめちゃくちゃきちんと
2019年、ロロは10周年を迎えた。旗揚げメンバーが誰一人欠けることなくその歩みを進めてきた10年、ロロは客席に座る私たちになにを見せてきただろう。三浦直之が青春時代に受容したポップカルチャーへの偏愛やユーモアと、その奥にある懐かしさや切なさが共存し、いつかの自分の記憶までも呼び戻されるような感覚――。その正体はなんなのだろう。 今年1月から上演が始まり、現在ツアー真っ最中の新作『四角い2つのさみしい窓』においてもそのバランス感覚はありつつ、しかし、その視線は「その先」をみつめているようだった。それは、これまでロロが掲げ続けてきた「ボーイ・ミーツ・ガール」で出会った登場人物たちの、出会った「その先」を描いているような。人が出会って一緒に何かをし、寄り添ったり衝突したりしながら、続いていく関係性。それはもしかしたら、ロロとして活動するメンバー自身が向き合っていることにも繋がるのかもしれない。
今年1月16日に発表された、ロームシアター京都の新館長人事が波乱を呼んでいる。2016年のリニューアルオープンから館長を務めてきた平竹耕三氏(京都市文化市民局参事)に代わり、今年4月に新館長に就任するとされた三浦基氏は、京都を拠点に活動する劇団「地点」を主宰する演出家だ。だが昨年9月以来、同氏と地点は、劇団内で起きたとされる元劇団員へのハラスメント・解雇問題について、主に映像・演劇制作に関わる労働者の組合である「映演労連フリーユニオン」および元劇団員との間で、団体交渉の最中にある。 舞台芸術界からはさまざまな声が上がっているが、当事者の主張はこれまでほとんど聞こえてこなかった。以下は、ロームシアター京都のプログラムディレクターによる特別寄稿。内情を記すにとどまらない、そして同劇場にとどまらない問題提起に、ぜひ耳を傾けていただきたい。 なお、この記事とともに蔭山陽太氏のインタビューも掲載する
新型コロナで自粛続く演劇界、小劇団のリアル 公演はできるのか? 稽古場からの肉声【上】 シライケイタ 劇団温泉ドラゴン代表、劇作家、演出家、俳優 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、文化イベントの自粛が要請され、演劇公演の公演中止、延期が相次いでいる。 国立の劇場は東京、大阪の4劇場が2月28日から3月15日まで、新国立劇場は3月24日まで、全ての主催公演を中止している。東京芸術劇場や世田谷パブリックシアターなど地方自治体が設置する劇場も軒並み主催公演をとりやめた。民間では大手の東宝、松竹、劇団四季は15日までの中止を発表。宝塚歌劇団や梅田芸術劇場は9日から公演を再開した。(3月11日現在) その後、国立劇場、東宝、松竹は公演中止を19日まで延長すると発表。いったん公演を再開した宝塚と梅田芸術劇場も12~19日の公演をとりやめた。ホリプロも14日開幕予定だったミュージカル『サンセット大通り
正直何から書いていいのかわからんというか、毎日毎日何かがある(誰かがなんか言う)のでそれに右往左往していて、右往左往した挙句疲れ果てもういいや寝よ…となる毎日。 でも何も書かずにためこんだままだと身体に悪いような気がしてくるのでいちおう、一人の演劇ファンとして思ったことを書きます。 平田オリザさんをはじめとする「興行に補償を」という主張が、いろんなところで取り上げられて、まあ炎上といっていい事態になっているのを遠くから眺めていたんですけど、その彼ら彼女らの主張に対してどうか、ってことを言いたいわけではないのです。とはいえ、野田さんのステートメントで引き合いに出された「スポーツ」を皮切りに、製造業とは違う、○○とは違う…という、「何かを引き合いに出して地雷を踏む」というのをなぜ毎回みんな丁寧に踏襲するのかなと心底思います。それ絶対やっちゃだめってばっちゃが言ってたやつ。表に(特にSNSに)出
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