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植民地主義の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 琉球「方言禁止記者会見」に見る「普通の日本人」の植民地主義 - yktのブログ

    はじめに 「方言禁止記者会見」のCMを見たのは定食屋のテレビで、知り合いと「イヤイヤこの企画はマズいだろうよ」という話をしていた。翌日になって果たしてどんな番組なのかを判断するためにTVerで視聴すると、案の定マズい内容であった(なにがマズいかは後述)。しかしTwitterなどで調べても誰も言及していないどころか、「沖縄弁が出ちゃう二階堂ふみ可愛い」といった意見がちらほら見えたため、引用RTという形で「植民地主義的でエグい」と投稿すると、思ったより拡散されて番組が炎上したというのが今回の経緯である。 私はこの番組自体をキャンセルしたいわけではないし、ポリコレ的配慮がなっていないと言いたいわけでもない(植民地主義とは「ポリコレ」以前の問題なので)。また番組の批判者を見ていても少し疑問に思うところもある。そういった疑問や懸念について、本稿では現在の「普通の日本人」による沖縄差別あるいは植民地主

      琉球「方言禁止記者会見」に見る「普通の日本人」の植民地主義 - yktのブログ
    • プーチン氏、「醜悪な新植民地主義」の終焉宣言

      ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席するウラジーミル・プーチン大統領(2023年6月16日撮影)。(c)AFP PHOTO / Host photo agency RIA Novosti 【6月17日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は16日、国際政治における「新植民地主義」の終焉(しゅうえん)を宣言した。 プーチン氏はサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、「国際関係における醜悪な新植民地主義は消滅し、多極的な世界秩序が強化されている」「これは必然だ」と述べた。 プーチン氏は、国際政治における米国の一極支配を繰り返し批判し、ウクライナ侵攻はモラルが崩壊している西側諸国との戦いという位置付けを図っている。 AFPを含め、ロシアに「非友好国」と見なされた国の報道機関は、SPIEFの取材

        プーチン氏、「醜悪な新植民地主義」の終焉宣言
      • ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義 早稲田大学文学学術院教授・岡真理 | 長周新聞

        京都大学で13日、自由と平和のための京大有志の会などの主催による公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」が開催された。昨年10月7日から始まったパレスチナ・ガザ地区に対するイスラエルの破壊と殺戮が苛烈さを増すなか、人文学の視点からこの暴力の歴史的根源に迫った。オンラインも含め約600人が参加した。今号では、岡真理・早稲田大学文学学術院教授による基調講演「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題」の内容を紹介する。 ◇      ◇ 本セミナーは、この4カ月間、今なおガザで生起している出来事――イスラエルによるジェノサイド(大量殺戮)、ドミサイド(大量破壊)を、この暴力の根源に遡って理解することを企図している。 昨年10月7日、ガザ地区――マスメディアでは「イスラム組織ハマス」あるいは「イスラム原理主義組織ハマス」が実効支配するガザ地区と説明されるが

          ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義 早稲田大学文学学術院教授・岡真理 | 長周新聞
        • ロシアとアフリカ、植民地主義による損害補償追求で合意 首脳宣言

          ロシアとアフリカ諸国は、植民地主義で被った損害の補償を求め、文化財の返還を追求するために協力することに合意した。ロシア北西部サンクトペテルブルクで開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」で宣言を採択した。写真は7月28日、「ロシア・アフリカ首脳会議」最終日に発言するロシアのプーチン大統領(2023年 ロイター/Valery Sharifulin/TASS Host Photo Agency via REUTERS) [28日 ロイター] - ロシアとアフリカ諸国は、植民地主義で被った損害の補償を求め、文化財の返還を追求するために協力することに合意した。ロシア北西部サンクトペテルブルクで開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」で宣言を採択した。 ロシア大統領府のウェブサイトに掲載された宣言によると、ロシアとアフリカ諸国は「アフリカの脱植民地化プロセスを完成させ、植民地化の過程で持ち去られた文化財

            ロシアとアフリカ、植民地主義による損害補償追求で合意 首脳宣言
          • 医学の発展に貢献したにもかかわらず、歴史から抹消されてしまった人々を掘り起こす──『帝国の疫病 - 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』 - 基本読書

            帝国の疫病――植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか みすず書房Amazon「疫病(えきびょう)」とは、集団発生する伝染病などのことを指す。少し前ではコレラや赤痢。最近ではコロナウイルスなどのような病のことである。同様の病は昔からあったが大きな問題になるようになったのは多文化がより頻繁に交錯するようになったこの数百年のことで、疫病の広がりと共に疫学もまた発展を遂げてきた。 本書は主に疫病に対抗する疫学がどう発展してきたのかの歴史をたどるわけだが、そこからさらに踏み込んで「疫学の発展に大きな貢献を果たしてきたにもかかわらず、これまで歴史からその存在を抹消されてきた人たち」に光を当てた一冊である。どういうことかといえば、1700年〜800年代はまだまだ観測技術や遺伝子についての理解も進んでいなかったから、医学の理論や検証のために用いられてきた主な手段は現場を観察し法則を見つけたり検証を

              医学の発展に貢献したにもかかわらず、歴史から抹消されてしまった人々を掘り起こす──『帝国の疫病 - 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』 - 基本読書
            • なぜ「反植民地主義」がグローバルサウスでむき出しになっているのか? | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」

              日本で「植民地主義」は歴史の問題とされがちだが、アフリカ諸国を含む「グローバルサウス」では現在の問題でもある。その火種が現在の国際情勢に煽られて再燃しはじめている。元朝日新聞政治部長の薬師寺克行氏が解説する。 ウクライナ戦争が続くなか、7月末にロシアで「ロシア・アフリカ首脳会議」が開かれた。欧米諸国は、この会議をロシアがウクライナ戦争についてアフリカ諸国の支持を得るためのイベントととらえて注目しなかった。 ウクライナ戦争が長期化し苦境に陥ったロシアは、あの手この手で状況を変えようとしている。この首脳会議もそうした手立ての一つであり、西側が冷めた目で見るのも当然だろう。 4年前の第1回会議に比べると、首脳級が出席したアフリカからの参加国が43から17に激減したこともあって、欧米メディアも目立った報道はしなかった。だがこの会議には、ロシアの思惑とは別に注目すべき点があった。 会議後、ロシア大統

                なぜ「反植民地主義」がグローバルサウスでむき出しになっているのか? | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」
              • 親パレスチナ団体はなぜ絵画を切り裂いたのか。環境問題やパレスチナ侵攻とアートについて「セトラー・コロニアリズム(入植植民地主義)」の視点から考える(文:Maya Erin Masuda)

                今回標的にされたバルフォア卿(アーサー・バルフォア、イギリス元首相)は、 パレスチナで後に民族浄化を引き起こす原因のひとつとなった1917年のバルフォア宣言に外相としてサインをした人物である。当時イギリスの領土でもない、かつ当時先住のアラブ人・キリスト教徒などが人口の90%を占めていたパレスチナに、シオニストの「郷土」を建てることへの支持を約束するその宣言は、中東におけるイギリスの戦争責任を問うものとして、現在でも国際社会で物議を醸している(*4)。こうした入植行為はセトラー・コロニアリズムと呼ばれ、植民者が特定の土地を永久的に占領し、すでに存在する社会を植民者のもので置き換える行為のことを指す。 今回絵画への攻撃を通して抗議を行ったパレスチナ・アクションは、こうしたイギリスの戦争責任を追及するとともに、イスラエル最大の武器会社であるエルビット社と、エルビット社に出資をするイギリスの共犯関

                  親パレスチナ団体はなぜ絵画を切り裂いたのか。環境問題やパレスチナ侵攻とアートについて「セトラー・コロニアリズム(入植植民地主義)」の視点から考える(文:Maya Erin Masuda)
                • 人文学の死―ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義

                  公開セミナー「人文学の死―ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」 日時:2月13日(火)18時~21時、 場所:京都大学 吉田本部構内総合研究4号館1階1教室 共催:科研費基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(研究代表者:岡真理)/ 藤原辰史研究室 / 自由と平和のための京大有志の会 *主催者のYouTubeアカウントがないために、自主講座「認識台湾」のアカウントをお借りして公開します。 *当日の配付資料は下記からダウンロードできます。  https://drive.google.com/file/d/1mTr-gdDxqJgLBqSQey6Ns-LJFQsNI0RJ/view?usp=sharing *視聴してのご感想など下記のフォームからご記入ください。今後の企画の参考にさせていただきます。  https:

                    人文学の死―ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義
                  • 『琉球「方言禁止記者会見」に見る「普通の日本人」の植民地主義 - yktのブログ』へのコメント

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                    • 早尾貴紀 on X: "ハミッド・ダバシの「イスラエルの対ガザ戦争にはヨーロッパ植民地主義の歴史全体が含まれている」をざっと試訳しました。 出典はこちらです。https://t.co/xy0x5StubM シオニズムとガザ虐殺、それに対する欧米支援、これらに通じる思想的背景を最も明晰に分析したものだと思います。 https://t.co/9XnSufFwqS"

                      • 早尾貴紀 @p_sabbar アメリカ合衆国議会が、シオニズム批判を「反ユダヤ主義とみなす」という法案を圧倒的多数で可決したことに対して、超正統派のユダヤ教徒たちが痛烈に抗議。 このユダヤ教徒たちは、ガザ攻撃や占領に反対するのみならず、イスラエル自体をユダヤ教に反する植民地主義的・世俗権力的な政体として否定。

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