一般財団法人ルビ財団 創設者 松本大(まつもとおおき) 1.動機 私は去年の5月にルビ財団という、チョット変わった名前の一般財団法人を設立し、共感してくれる仲間と共に活動をしています。そうです。ルビとは、漢字の横に振られた、あのふりがなのことです。この財団は、出版物やデジタルコンテンツ、或いは公共の文書などでもっと漢字にたくさんルビを振ってもらい、国語能力や知的好奇心を高めたり、外国人や障害のある人を含むあらゆる人が、もっと一緒に暮らしやすい、多文化共生の社会づくりを目指して活動しています。 その後、一気にふりがなが減って、不便だなと思っていました。私も読み方が分からない漢字や熟語はいっぱいあります。美術館に行っても、 「室町時代の誰々さんがこういう手法でつくったこういう作品です」という説明が、作品の名前からして読めなかったりします。仕方がないので、下に書いてある英語の説明を読んで、読み方