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京極夏彦の検索結果1 - 40 件 / 55件

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京極夏彦に関するエントリは55件あります。 book小説 などが関連タグです。 人気エントリには 『京極夏彦 新作書き下ろし『鵼の碑』(「百鬼夜行」シリーズ)が講談社から9月14日発売!』などがあります。
  • 京極夏彦 新作書き下ろし『鵼の碑』(「百鬼夜行」シリーズ)が講談社から9月14日発売!

    京極夏彦 新作書き下ろし『鵼の碑』(「百鬼夜行」シリーズ)が講談社から9月14日発売!単行本・講談社ノベルス同時発売 百鬼夜行シリーズ新作長編『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)が発売されます!!! このタイトルが発表されたのは17年前、『邪魅の雫』(2006年刊)の巻末予告として。 『姑獲鳥の夏』から30年読みつがれ愛されてきた「百鬼夜行」シリーズ。 「いつ出るのか? 早く読みたい!」そんな読者の声は絶えることなく届いていました。 みなさん、ついに発売されます。京極堂に、また会えます! デビュー30周年を記念して、YouTubeチャンネルで各作品のPVを毎週月曜日21時に配信中! https://www.youtube.com/@30thAnniversary-nd9xp 講談社文芸第三出版部公式Twitter:https://twitter.com/kodansha_novels 講談社文庫出

      京極夏彦 新作書き下ろし『鵼の碑』(「百鬼夜行」シリーズ)が講談社から9月14日発売!
    • 京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」の聖地巡礼をしてみた - ゴミ本なんてない

      初めて京極夏彦の作品を読んだのは中学生の頃、家族旅行で行ったラスベガスにて。『姑獲鳥の夏』があまりにも面白過ぎて、観光そっちのけでホテルに籠もり読み耽った当時の興奮を未だに覚えている。以降、氏の「百鬼夜行シリーズ」を読み倒し、夏が四季の中で一番好きというのもあり、毎年の如く『姑獲鳥の夏』を読み返している自分。 今まではずっと海外住まいで土地勘があまりない中で読んでいたのだけど、日本に引っ越して数年が経った今、折角なので物語の舞台各所を訪れることしました。ついでに各長編も作中の季節に合わせて再読。未訪問の場所の良さを思いがけず知ることができた、楽しい一年でもありました。 なお、重大なネタバレはしていないつもりですが、シリーズを既読の方が読まれる前提で記事を書いています。そのため、未読の方はご注意ください! 「姑獲鳥の夏」京極夏彦 「百鬼夜行 陰」京極夏彦 「魍魎の匣」京極夏彦 「百鬼夜行 陽

        京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」の聖地巡礼をしてみた - ゴミ本なんてない
      • 水木しげるは何が凄いのか? 京極夏彦「水木さんの妖怪はお化け“そのもの”ではない」(京極 夏彦,江口 夏実) @gendai_biz

        先日、17年ぶりとなる百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』を刊行したばかりの小説家・京極夏彦さんと、『出禁のモグラ』が好評の漫画家・江口夏実さんの対談が『モーニング』誌で実現。現代ビジネスでは、『モーニング』誌に掲載しきれなかった内容を追加し、新たに構成。お互いの作品へのリスペクトやミステリへの思い、大きな影響を受けたという水木しげるへの思いなどをたっぷり語ってもらった。 中編はこちら:京極夏彦が語る『鬼灯の冷徹』、地獄で一番強いキャラより愛おしいキャラとは? 水木先生を通っているか、通っていない派かで分かれると思います(江口) ーーおふたりは水木しげる先生の影響下にあることを公言されています。 京極 そりゃあねえ。もうどうしても抜け出せないですよね。 江口 たぶん妖怪を好きな人って水木先生を通っているか、通っていない派かで分かれるくらい重要なことだと思います。 京極 僕よりずっと上の方だと通ってい

          水木しげるは何が凄いのか? 京極夏彦「水木さんの妖怪はお化け“そのもの”ではない」(京極 夏彦,江口 夏実) @gendai_biz
        • 京極夏彦作品モチーフのネイルカラーが刺さりまくる皆さん「姑獲鳥が赤なの厭すぎて最高」「鉄鼠の解釈一致レベル高い」

          文喫 六本木 BUNKITSU Roppongi @bunkitsu_rpng 文喫は、本と出会うための本屋。偶然の出会い、一目惚れの瞬間、深みにはまる本との関係。きっと本のことが好きになる。 / 本や人と出会うイベント bunkitsu-roppongi.peatix.com / 入場チケット・選書サービス・グッズのweb販売 https://t.co/QcdYIjUxRC bunkitsu.jp 文喫 六本木 BUNKITSU Roppongi @bunkitsu_rpng et seq. × 文喫、#指先に文学を纏う ネイルポリッシュ最新作は「京極夏彦」。 「百鬼夜行シリーズ」の最初の5作品の世界観を色と質感、そして言葉で表現しています。京極夏彦の描く暗く美しいイメージと美学を、指先に纏ってみませんか。 8/1(火)文喫 六本木、文喫 福岡天神で先行販売開始! pic.twitter

            京極夏彦作品モチーフのネイルカラーが刺さりまくる皆さん「姑獲鳥が赤なの厭すぎて最高」「鉄鼠の解釈一致レベル高い」
          • 「陰謀論がはびこる世の中にお化けは湧きにくい」 京極夏彦さん 下:朝日新聞デジタル

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              「陰謀論がはびこる世の中にお化けは湧きにくい」 京極夏彦さん 下:朝日新聞デジタル
            • 【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! これまでと今、そして「百鬼夜行」シリーズ17年ぶりの新作長編について語る<ロングインタビュー> | ダ・ヴィンチWeb

              1994年、『姑獲鳥の夏』をひっさげて登場した京極夏彦さんは、一躍ミステリー界に旋風を巻き起こした。あれから29年、京極さんが生み出した物語の数々は、現代のエンタメ全般に大きな影響を与え続けている。作家生活30周年を間近に控え、現代の戯作者は何を語るのか。京極さんのこれまでと現在に迫るロングインタビュー。 取材・文=朝宮運河 写真=山口宏之 一作のエンタメが時代を大きく変えることがある。 1994年9月に刊行された『姑獲鳥の夏』はまさにそんな作品だった。当時まったくの無名だった作家が放った長編はミステリーファンのみならず幅広い層に衝撃を与え、「百鬼夜行」シリーズの第1作として、日本のカルチャーシーンに絶大な影響を与えることになるのだ。 それから29年、シリーズ17年ぶりの長編『鵼の碑』がついに刊行される。『邪魅の雫』においてタイトルだけは明かされていたものの、長く謎のベールに包まれていた『

                【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! これまでと今、そして「百鬼夜行」シリーズ17年ぶりの新作長編について語る<ロングインタビュー> | ダ・ヴィンチWeb
              • 京極夏彦先生の本を買ったお客様『ブックカバーお掛けしますか』に驚愕!!店員さんは「絶対に包んでやる!」

                未来🐳 @mirai775 京極夏彦のサイコロ本にカバーお掛けしますか?って聞いたら「カバーできるんですか?!」って驚かれてたお客様が面白かった。できます。 2023-09-14 21:05:19

                  京極夏彦先生の本を買ったお客様『ブックカバーお掛けしますか』に驚愕!!店員さんは「絶対に包んでやる!」
                • 月刊住職に京極夏彦のインタビューがあり、実は仏僧になりたがっていたことが発覚

                  モトヨウ @motoshou 月刊住職に京極夏彦のインタビューが。仏僧になりたいと思って、養子縁組の話しまであったけど、月刊住職を読んで寺院経営が難しいと理解して夢を終えた内容に笑ってしまった。ありがとう、月刊住職。本誌がなければ日本のミステリー界と歴史は変わっていた。 2022-12-09 11:50:13

                    月刊住職に京極夏彦のインタビューがあり、実は仏僧になりたがっていたことが発覚
                  • 京極夏彦『鵼の碑』17年ぶりのシリーズ最新刊入荷に書店がお祭り状態…装丁にも気合が入りまくってカッコいい!!

                    講談社 @KODANSHA_JP 「おもしろくて、ためになる」を世界へ。講談社の公式アカウントです。講談社のInspire Impossible Storiesにまつわる人・出来事・コンテンツをお届けします。 講談社はリバプールFCのオフィシャル・グローバル・パートナーです。 kodansha.com 講談社 @KODANSHA_JP 百鬼夜行シリーズの新作長編の新作『#鵼の碑 』が、ついに9月14日に発売されます! 担当編集から、出力した原稿や見本、表紙の色見本などを見せてもらいました。 17年ぶりの新作は講談社ノベルス全832ページ、単行本1280ページの厚みで書店に並びます! #京極夏彦 #京極堂 #百鬼夜行シリーズ pic.twitter.com/XJRfLotaKN 2023-09-13 11:50:00

                      京極夏彦『鵼の碑』17年ぶりのシリーズ最新刊入荷に書店がお祭り状態…装丁にも気合が入りまくってカッコいい!!
                    • マンガ家あろひろしが語る「『鬼滅の刃』の凄いところ」を聞いて江戸川乱歩や京極夏彦の世界観だと気付く

                      あろひろし☆新作ショート公開中! @arohiroshi え~~と、マンガ家です。 ハッキリとした形(絵)にして発表するのが商売なので、つぶやくのは得意ではありません(笑) わざわざ「つぶやく」ために悩んでいる姿がいまから目に浮かびますwww 告知関係は嫁(@aroyome)が担ってくれています。 https://t.co/rZah6eRO3p あろひろし☆新作ショート公開中! @arohiroshi 作家として言わせてもらうなら、大正時代に猿轡で箱に収まったヒロインを背負って旅をする主人公という、おそろしく猟奇でアングラなイメージを少年誌で堂々とやったのが『鬼滅の刃』の凄い所だ。 2020-11-22 21:53:58

                        マンガ家あろひろしが語る「『鬼滅の刃』の凄いところ」を聞いて江戸川乱歩や京極夏彦の世界観だと気付く
                      • うしろに『──』をつけるとファブルになるけど────前につけると京極夏彦になる「なんかわかる」「──本当だ──」

                        リンク Wikipedia ザ・ファブル 『ザ・ファブル』は、南勝久による日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2014年49号から2019年51号まで第1部が連載された。第2部として『ザ・ファブル The second contact』と改名し、2021年34号より連載。 2017年、第41回講談社漫画賞一般部門受賞。2022年10月時点でシリーズ累計部数2000万部を突破している。2021年、実写映画シリーズ第2作公開。 現代の日本。依頼された標的を完全に仕留め、正体に繋がる痕跡は残さないため、裏社会でもかろうじて「ファブル」(寓話の 7 users 19 リンク Wikipedia 京極夏彦 京極 夏彦(きょうごく なつひこ、1963年3月26日 - )は、日本の小説家、妖怪研究家、グラフィックデザイナー、アートディレクター。日本推理作家協会代表理事。 世界妖怪協会・世界妖怪

                          うしろに『──』をつけるとファブルになるけど────前につけると京極夏彦になる「なんかわかる」「──本当だ──」
                        • 『PUIPUI』綾辻行人先生のとあるキャラクターが京極夏彦先生に似てるという呟きにご本人が反応しファンが悶える事態に

                          綾辻行人 @ayatsujiyukito ミステリ&ホラーがほぼ専門の小説家。著書に『十角館の殺人』『Another』『霧越邸殺人事件』『殺人鬼』『深泥丘奇談』等があります。偏愛している自作は『暗黒館の殺人』。「館」シリーズ第10作『双子館の殺人』を現在、執筆中です。 インスタはこちら instagram.com/ayatsujiyukito… リンク Wikipedia 綾辻行人 綾辻 行人(あやつじ ゆきと、1960年12月23日 -)は、日本の小説家・推理作家。教育学修士(京都大学)。京都府京都市出身。妻は同じく小説家の小野不由美。「新本格ミステリー」ムーブメントの中心的存在。代表作に「館シリーズ」、『Another』がある。 本格ミステリ作家クラブ執行会議。日本推理作家協会会員。元本格ミステリ作家クラブ事務局長。 小学校6年生の夏休みに初期習作の『少年探偵団』のような短編推理小説を

                            『PUIPUI』綾辻行人先生のとあるキャラクターが京極夏彦先生に似てるという呟きにご本人が反応しファンが悶える事態に
                          • 京極夏彦の言葉に松崎史也、橘ケンチら感無量『魍魎の匣』顔合わせ現場レポート

                            京極夏彦の言葉に松崎史也、橘ケンチら感無量『魍魎の匣』顔合わせ現場レポート 2019年6月11日 2020年11月1日 ニュース, 演劇 舞台, 魍魎の匣 2019年6月から7月にかけて、京極夏彦の大人気小説「百鬼夜行シリーズ」の中でも最高傑作の呼び声高い『魍魎の匣』(講談社文庫)が、EXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチ主演で上演される。1,000ページを超える大作を、演劇という手法でいかにして表現するのか――。エンタステージでは、その始めの一歩となる顔合わせを取材。原作者の京極も訪れ、いい緊張感に包まれた瞬間をレポートする。 『魍魎の匣』を含む「百鬼夜行シリーズ」は、戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄(うんちく)をぎっしりと詰め込んだミステリー。「憑物落とし」を副業とする古本屋の“京極堂”こと中禅寺秋彦らが、奇っ怪な事件の数々

                              京極夏彦の言葉に松崎史也、橘ケンチら感無量『魍魎の匣』顔合わせ現場レポート
                            • 「定本 百鬼夜行 陽」 京極夏彦 京極堂世界の入り口と出口 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                              百鬼夜行 陽 京極夏彦 こんにちは、暖淡堂です。 極私的「京極祭」、まだ続いています。 「京極祭」を始めたきっかけの「鵼の碑」、まだ読めていません。 この前の年末年始に読む予定だったのですが、このゴールデンウィークもまだ辿りつきませんでした。 京極夏彦さんの書籍で、自宅の書棚にはなく、主に図書館蔵書で読んでいるものが数冊あります。 その一冊が今回紹介する「百鬼夜行 陽(定本)」です。 「百鬼夜行 陰」の方はしっかりと自宅の書棚で存在感をアピールしているのですが。 これはなぜか書いそびれてしまいました。 いつか、神保町ででも見かけたら、老後の楽しみに購入しておこうと思います。 で、「百鬼夜行 陽」。 これは「鵼の碑」へのプロローグでもありました。 この連休に読んでみて、「鵼の碑」を手に取る前にこれを読んでおいてよかったと思います。 それと、最後に書き下ろしで加えられている作品「目競(めくらべ

                                「定本 百鬼夜行 陽」 京極夏彦 京極堂世界の入り口と出口 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                              • 【京極夏彦×江口夏実】京極作品の魅力の正体「不思議なものやホラーは全部解明しなくてもいい」(京極 夏彦,江口 夏実) @gendai_biz

                                先日、17年ぶりとなる百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』を刊行したばかりの小説家・京極夏彦さんと、『出禁のモグラ』が好評の漫画家・江口夏実さんの対談が『モーニング』誌で実現。現代ビジネスでは、『モーニング』誌に掲載しきれなかった内容を追加し新たに構成。お互いの作品へのリスペクトやミステリへの思い、大きな影響を受けたという水木しげるへの思いなどをたっぷり語ってもらった。 寝ずに描いていた頃、京極先生から頂いたコメントが励みになりました(江口) ーー今日が初対面と伺いましたが、以前、お互いの作品にコメントを出されたこともありますよね? 江口 私が京極作品のファンなので、担当さんがコメントをお願いしてくれたことがあります。 京極 ああ、ありましたね。あれは『鬼灯の冷徹』の単行本がまだ4~5巻くらいしか出ていない時期じゃなかったですか? 江口 かなり初期の頃ですね。7巻の広告につけました。コメントを頂ける

                                  【京極夏彦×江口夏実】京極作品の魅力の正体「不思議なものやホラーは全部解明しなくてもいい」(京極 夏彦,江口 夏実) @gendai_biz
                                • 「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 京極夏彦 近未来サスペンス、スリラー、またはミステリー - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                  ルー=ガルー 徳間書店版 こんにちは、暖淡堂です。 まだ極私的京極祭継続中です。 その他も読んでいるのですが… で、今回は「ルー=ガルー 忌避すべき狼」です。 ついに、手を出してしまったか、という感じではあります。 「鵼の碑」を読み始めるのを、少しずつ、わざと遅らせているような感じでもあります。 で、この「ルー=ガルー」、面白いです。 後半はほぼ一気読みですね。 時代設定は2040年くらいかと思われます。 その近未来の様子を2001年頃に予想して描いているわけですね。 2001年から20年以上経過した現在、この作品を読むと、とても面白いものがあります。 詳細はぜひ本作品を読んでいただきたいのですが、2001年頃には、物事はその方向に進んでいくものと考えられていたというのがわかります。 通信や、移動手段や、データ管理など。 社会や、人々の行動や、行動規範も変わっています。 個性的な女子が多数

                                    「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 京極夏彦 近未来サスペンス、スリラー、またはミステリー - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                  • 京極夏彦先生がまさかの"薄い本"を出してザワつくファンの皆さん。「これでは人を殴れない」

                                    講談社 出版営業第一部 @kodansha_sale_5 講談社文庫3月刊発売! 京極夏彦さんの作品はいつもその厚さが話題になりますが、今月の新刊『地獄の楽しみ方』は、むしろその見た目の薄さにびっくりします。 試しにこれまでの文庫と並べてみましたが・・・一番右が最新刊です。伝わってますでしょうか? pic.twitter.com/MGEcuPx8zh 2022-03-16 11:46:38

                                      京極夏彦先生がまさかの"薄い本"を出してザワつくファンの皆さん。「これでは人を殴れない」
                                    • 「百器徒然袋 風」 京極夏彦 探偵 vs. 霊感探偵 探偵の顔 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                      こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、昨年中では終わりませんでした。 12月に北海道砂川市に帰省していた間は「陰摩羅鬼の瑕」をずっと読んでいました。 自宅に帰って手に取ったのがこの「百器徒然袋 風」です。 「百器徒然袋 風」は2004年7月5日に第一刷発行。 探偵榎木津礼二郎を主役とした三作品が収められています。 ここで、この三作品を「短編」と書こうか「中編」と書こうかちょっと迷いました。 分量的には「長編」としてもおかしくないくらいなのです。 まあ、そのあたりは、決めないでおきましょう。 この本も、内容をほぼ忘れていました。 これまでに読み返している本のほとんどを覚えていないというのもすごいことだな、という気がしています。 もしかしたら、「姑獲鳥の夏」や「魍魎の匣」なども、そろそろ忘れているのかもしれません。 物忘れというのは、年齢を重ねた人間に対する天からのプレゼントのような気がしま

                                        「百器徒然袋 風」 京極夏彦 探偵 vs. 霊感探偵 探偵の顔 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                      • 「百器徒然袋 雨」 京極夏彦 仁王立ちする探偵 笑う陰陽師 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                        こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、秘めやかに絶賛開催中です。 季節がいくつも変わりましたが、同じ熱量を持って継続しています。 今年は思いついて京極祭を続けていますが、その影響で、例年恒例の「あれ」を忘れていました。 それは「太宰治の『津軽』を夏に読むこと」です。 津軽 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon 毎年欠かさず実行していたのですが、今年はできていませんでした。 これも、年末年始のお休みの楽しみにしておきたいと思います。 それはそれとして。 「百器徒然袋 雨」は1999年11月10日に第一刷発行です。 まだ20世紀のこと。 読み返しましたが、探偵榎木津がところどころで仁王立ちする姿のイメージがあっただけで、ストーリーのほとんどを覚えていませんでした。 そのおかげで、今回もとても楽しく読むことができました。 VIVA!記憶力減退!! で、気づいたのですが、なんと、

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                                        • 「多々良先生行状記 今昔続百鬼 雲」 京極夏彦 妖怪馬鹿として「ある(実存)」ということ - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                          こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、まだ続いています。 今回読んだのは「今昔続百鬼 雲」。 「多々良先生行状記」という副題つき。 「百器徒然袋 雨」は2001年11月5日に第一刷発行です。 ついに21世紀に入りました。 この本に収められた作品群の主人公は「多々良勝五郎」。 京極作品を愛読されている方はすぐに思い出すかもしれません。 あの京極堂中禅寺秋彦と対等に「妖怪」について話ができる人物です。 「塗仏の宴」に登場していますね。 その姿は「菊池寛の天地を詰めたような」と描かれています。 まあ恰幅のよい姿くらいで想像しておくのがよいかと。 この多々良勝五郎センセイ、友人または知り合い、あるいは助手の沼上氏と、日本各地を訪れては事件に巻き込まれます。 そして、その妖怪に関する無駄なまでに豊富な知識で事件を掻き回し、挙句にはなんらかの解決にまで導いてしまいます。 その現地の関係者たちとのやり

                                            「多々良先生行状記 今昔続百鬼 雲」 京極夏彦 妖怪馬鹿として「ある(実存)」ということ - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                          • 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 「妖怪」のエスプリ - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                            こんにちは、暖淡堂です。 年末年始はこの本を読んでいました。 「豆腐小僧 双六道中ふりだし」。 2003年11月30日第一刷発行です。 もう何度目なのかわかりません。 そして、読み返すたびに、十分に楽しめています。 そのくらい、いつも新鮮な味わいがあって。 まあ、物忘れがかなり進んでいることも影響しているのですが。 年末年始にこの本を読んだのは、この本の形が理由です。 ほぼ真四角。 厚みは5センチくらいあります。 本というよりも、箱ですね。 あるいは豆腐大体二パック分。 なので、通勤電車の中で読むには、あまり適当なサイズではありません。 であれば、まとまったお休みのときに読もうかな、ということで。 年末のある日、この本を手にしました。 この本で、「妖怪とはなんぞや」がざっくりと理解できます。 そして「豆腐小僧こそ、本物の妖怪である」ということが、よくわかります。 この本にはいろんな妖怪が出

                                              「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 「妖怪」のエスプリ - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                            • 「塗仏の宴 宴の始末」 京極夏彦 京極堂自身の事件【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                              こんにちは、暖淡堂です。 「塗仏の宴 宴の始末」 読み終えました。 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年9月20日に第一刷発行となっています。 「塗仏の宴 宴の支度」とほぼ同じサイズ。 ほぼ同じ重量感です。 このくらいの厚みがあると、護身用にも使えるかもしれません。 使い方によっては凶器にもできそうです。 枕であれば、すぐそのまま使えます。 「宴の支度」で準備されたもの以上の展開があります。 まったく別の出来事なのに、なぜかつながっているように思える、そのつながりの理由が明らかにされます。 また、過去の事件も関係しているように思えてくる。 それを理解するためのキーワードが「家族」と「京極堂自身」。 この巻の後半では、「京極堂一派」が事件の中心を目掛けて進軍します。 無敵のその姿に、ワクワクします。 そして、最後に、事件の背後にいた人物と対峙し、一連の出来事を解体します。

                                                「塗仏の宴 宴の始末」 京極夏彦 京極堂自身の事件【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                              • 「邪魅の雫」 京極夏彦 「探偵」の物語として - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2006年9月26日に第一刷発行。 時期的に僕は家族と山口県に住んでいた頃ですね。 山口県にあった書店をいくつか覚えています。 山口市内にあった書店は、いくつか無くなってしまいましたね。 で、この「邪魅の雫」もまた、「探偵」の小説です。 このシリーズに登場する唯一無二の探偵榎木津礼二郎。 その「探偵」との縁談話が持ち上がった女性たちが巻き込まれる出来事を中心に物語は進行します。 その出来事はまるで榎木津家か、榎木津礼二郎本人に対して悪意をもった人物が引き起こしているかのように思われます。 それと交錯するように、戦前、戦中に軍部で進められた研究のエ

                                                  「邪魅の雫」 京極夏彦 「探偵」の物語として - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                • 「小説を書くのが好きじゃない」デビュー30周年の京極夏彦さん 上:朝日新聞デジタル

                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                    「小説を書くのが好きじゃない」デビュー30周年の京極夏彦さん 上:朝日新聞デジタル
                                                  • 京極夏彦が語る、妖怪と世相の関係性 「災厄が過ぎ去って、平時がもどって、やっとお化けは活躍できる」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース

                                                    〈巷説百物語〉シリーズの11年ぶりの新作『遠(とおくの)巷説百物語』が刊行された。一癖も二癖もある連中が様々な厄介ごとを「化け物退治」として落着させる時代小説のシリーズだ。柳田國男『遠野物語』で知られる遠野を舞台にした新作について、世界妖怪協会・お化け友の会代表代行でもあり、妖怪に関する造詣が深い著者の京極夏彦氏に話を聞いた。(8月14日取材) 【写真】トレードマークの指ぬき革手袋をはめた京極夏彦 ■『遠野物語』が書かれた時点で日本民俗学はまだない ――『遠巷説百物語』は、KADOKAWAの雑誌『怪と幽』に2019~2020年に連載されたものです。このシリーズは同誌の前身『怪』にずっと掲載されてきましたし、他の小説を書くよりその新作を書くほうがいいと思ったのですか。 京極:思いませんでした(笑)。僕は別に書きたいものなどありませんので、仕事としてお受けして、依頼にお応えしただけです。〈巷説

                                                      京極夏彦が語る、妖怪と世相の関係性 「災厄が過ぎ去って、平時がもどって、やっとお化けは活躍できる」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース
                                                    • 「百鬼夜行 陰」 京極夏彦 前日譚、後日談、閑話休題 隙間から覗くもの - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                      こんにちは、暖淡堂です。 つくづく、人間って、物事の評価は相対的なものになってしまうものだな、と思います。 本文が373ページある本が、薄く感じてしまいます。 おまけに軽い。 何事も、絶対的に評価をしているわけではないのですね。 それを普段から忘れないようにしないと。 で、極私的京極祭、まだ続いています。 このペースだと、結構まくらないと、年末年始のお休みに「鵼の碑」まで辿り着けなさそうです。 どうしようかな。 それはそれとして、今回読み終わったのが「百鬼夜行 陰」 これは、この作品が発表される以前に書かれている作品の、ところどころにできてしまった隙間を埋めるものです。 それぞれの作品に登場している人物の、前日譚、後日談などが書かれた短編作品集。 そして、それぞれが妖怪小説になっています。 京極夏彦さんの作品を続けて読んできて、この作品を一旦提示されると、実はもっと知りたい部分がたくさん出

                                                        「百鬼夜行 陰」 京極夏彦 前日譚、後日談、閑話休題 隙間から覗くもの - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                      • 「陰摩羅鬼の瑕」 京極夏彦 苦悩する探偵、狼狽える作家、笑う退職刑事 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                        こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、北海道帰省中も続いていました。 帰省前に読み始めて、帰省後に読了。 ボリュームがあるので、おそらく帰省期間中には読み終わらないだろうなと思って、本はこれ一冊だけ持って行きました。 これ一冊だけでも、しっかりと重たいのですが。 「陰摩羅鬼の瑕」は2003年8月8日に第一刷発行。 この作品についても、内容はすっかり忘れていました。 印象だけが残っている感じで。 で、読んでいて、結構最初の方で、全体の構成を思い出してしまいました。 細かな部分は全部忘れているのですが。 構成を思い出した後は、探偵榎木津にどのように事件を解決させるか、小説家関口にどのように説明させるか、そして退職刑事伊庭の憑物をどのように落とすか、その辺りに関心が移りました。 ちなみに伊庭刑事は、下記の記事で紹介した作品の終わりの方に登場します。 dantandho.hatenadiary.

                                                          「陰摩羅鬼の瑕」 京極夏彦 苦悩する探偵、狼狽える作家、笑う退職刑事 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                        • 「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                          こんにちは、暖淡堂です。 京極祭を極私的に楽しんでいます。 読んだものをすぐに忘れてしまうので、エンドレスに続けられそうです。 老後につながる楽しみになっています。 で、最近読み終えたのが 「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年3月30日に第一刷発行となっています。 塗仏の宴 宴の支度 この本も厚い。そして重たい。 もし「塗仏の宴 宴の始末」と合わせて一冊になっていたら、オーバーな言い方ではなく、建材のレンガなみ。 これを通勤電車の中で、片手で吊り革につかまり、もう片手で読むとすると、結構な筋トレになります。 昨年、腱鞘炎をやっているので、要注意ではあります。 それでも、ついつい読み続けてしまうくらいに面白い作品です。 中程から引用します。 「ですから、この世には不思議なことなど何もないとーーそういうことですよ旦那」 京極堂は振り向きもせずにそう云っ

                                                            「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                          • 世の中のゴタゴタは 憑き物落としで片付ける 夏に読む本 「魍魎の匣」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                            こんにちは、暖淡堂です。 「巷説百物語」シリーズを再読していて、書棚の前に立つたびに、僕を呼び続けていた一連の本があります。 それは「京極堂」のシリーズ。 「姑獲鳥の夏」から始まるこの「京極堂」のシリーズは、いくつかのスピンアウトの作品群を含めて、かなりのボリュームで僕の書棚を埋めています。 で、ついに手に取ってしまいました。 自宅にあるのは下の写真にあるもの。 分厚い本で、本自体が自立します。 机の上に縦に立てて手を離してもそのまま立っています。 震度3くらいでは倒れません。 そのくらい分厚い本ですね。 で、冒頭でいきなり驚くような光景が描かれます。 それは、「箱にピッタリと詰め込まれた少女」。 そしてその箱とともに旅をする男性。 もうこれ以上書けません。 ご関心のある方は、どうぞ京極さんの本を手に取ってみてください。 夏の読書に最適の一冊です。 結末で、最大級のカタルシスを味わえます。

                                                              世の中のゴタゴタは 憑き物落としで片付ける 夏に読む本 「魍魎の匣」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                            • 京極夏彦が断言「SNSは炎上しないほうがおかしい」 | mi-mollet NEWS FLASH<br>Lifestyle | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/2)

                                                              『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』で知られる直木賞作家の京極夏彦さんが昨年、10代の聴講生を前に「言葉」をテーマにした講演を行いました。 「SNSは炎上しないわけがない」といった興味深い内容が盛りだくさんだった本講演をまとめた書籍『地獄の楽しみ方』から、人生を楽しく生きるための「語彙」の力についてお伝えします。 言葉は欠損している 「言葉によるコミュニケーションは、情報をやりとりするだけではないんです。 この世界はそのままでは実に混沌としています。言葉は、その混沌(カオス)を秩序(コスモス)に変える力を持っていました。言葉によって、私たちは頭の中を整理整頓することができるようになったんです」 こう語った京極夏彦先生は、「言葉」を人類最大の発明としながらも、人間間の意思の伝達については、「話したってわかりゃしません」と続けます。 「気持ちを人に伝えるためには、言葉にしなきゃいけないですね。言葉にす

                                                                京極夏彦が断言「SNSは炎上しないほうがおかしい」 | mi-mollet NEWS FLASH<br>Lifestyle | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/2)
                                                              • 百話まで読みたい 夏に読む本 「巷説百物語」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                こんにちは、暖淡堂です。 もう20年ぶりくらいに京極夏彦さんの本にハマっています。 再度熱中し始めたきっかけが、「巷説百物語」。 僕のもっているのは以下の本ですね。 「巷説百物語」京極夏彦 平成11年8月31日 この本は初版が平成11年(1999年)。 今から24年前です。 この頃は、僕個人の第一次京極夏彦ブームで、本が書店に並ぶのとほぼ同時に買っていたと思います。 で、今回読み直して驚いたのは、内容をほぼ忘れていたこと。 まったくフレッシュな気分で読めました。 年を取るのも悪いことではないですね。 自宅の書棚が宝物箱のようです。 それはそれとして。 最初に読んだ時にそれほど強い印象を抱かなかった山岡百介が、巷説百物語、続巷説百物語、後巷説百物語と続く一連の作品の主人公といってもいいくらいに重要な役で登場していたことに改めて気づきました。 考物(子供向けのなぞなぞ本のようなもの)の作者山岡

                                                                  百話まで読みたい 夏に読む本 「巷説百物語」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                • 読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                  こんにちは、暖淡堂です。 今年は極個人的な「京極祭」開催中です。 自宅の書棚にある京極夏彦さんの本を読み続けています。 で、今回読み終わったのが以下の本。 「絡新婦じょろうぐもの理」です。 この記事を書いていて、「じょろうぐものことわり」とキーで打って変換すると、一回で「絡新婦の理」となったことに驚きながら、書き続けています。 余談ですが。 「鉄鼠の檻」と同様に、この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:829 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:174mm x 107mm x 47mm (コクヨ物差し) 本体重さ:633g (キッチンにあった秤) 「鉄鼠の檻」とほぼ同様の重量感です。 文庫本は持っていないのですが、おそらく同じような感じかもしれません。 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 物語は中禅寺秋彦と、一人の女性との

                                                                    読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                  • 思う存分に引き摺り回されて、最後の一行まで面白い 夏に読む本 「鉄鼠の檻」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                    こんにちは、暖淡堂です。 手首の筋トレを兼ねて、この夏は京極夏彦さんの本を読んでいます。 で、やっと読み終わりました。 「鉄鼠の檻」 1996年1月5日発行となっています。 書店に並べられているのを、すぐに買ったはずです。 で、25年以上経って、この夏に再読。 面白かったです。 「鉄鼠の檻」京極夏彦 この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:825 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:173mm x 108mm x 49mm (コクヨ物差し) 本体重さ:630g (キッチンにあった秤) この本を、通勤時に電車の中で読み続けました。 そのおかげで手首が常に筋肉痛状態。 しっかりと筋トレにもなりました。 ノベルズ版なのでこのサイズ感ですが、文庫本でも侮れない存在感はあります。 コロナ期に筋力の衰えを感じ始めた方には、その意味でもオススメです。 文庫版 鉄鼠の檻 (講談

                                                                      思う存分に引き摺り回されて、最後の一行まで面白い 夏に読む本 「鉄鼠の檻」 京極夏彦 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                    • (書評) 狂骨の夢 京極夏彦 - ホントの生活

                                                                      狂骨の夢 著 京極 夏彦 〈あらすじ〉 夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に怯える元精神科医、降旗。神を信じえぬ牧師、白丘。 夢と現の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。 遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見まもるなか、京極堂は憑物を落とせるのか (裏表紙より) 京極夏彦の百鬼夜行シリーズ第3作目にあたる作品 今回もあいかわらずのボリュームで文庫版で984ページあるレンガ本 300ページ超えてもまだ物語の冒頭部分ぐらいで、普通の小説ならとっくに読み終わっても良いぐらいなんだけどこれは丁寧に丁寧に話が進んでいきます まあもう慣れましたけど(笑) しかし今回のは特に読んでてすごくながーく感じました ライトノベルに慣れている人とかは絶対に無理でしょうねこれ 簡単にいうと事件に関わる主要人物が「骨」になにかしらトラウマを抱えている話 そういえば自分

                                                                        (書評) 狂骨の夢 京極夏彦 - ホントの生活
                                                                      • 『水木しげる漫画大全集』制作秘話 <br/>――監修・京極夏彦インタビュー(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ

                                                                        メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 2013年から2019年にかけて刊行された『水木しげる漫画大全集』。そのラインナップを見てみると、誰もが知る『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』から、貸本マンガ時代の作品を集めた「貸本漫画集」、雑誌「ガロ」への掲載作品を収録した「『ガロ』掲載作品」など、単行本初収録となる作品も多く網羅している。これら103巻に加えて、別巻が5巻、補巻が5巻、作品の索引などをまとめた「総索引/年譜他」も刊行されており、水木作品のすべてを収録しようという気概が感じられる。そんな『水木しげる

                                                                          『水木しげる漫画大全集』制作秘話 <br/>――監修・京極夏彦インタビュー(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ
                                                                        • 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                          こんにちは、暖淡堂です。 自宅の書棚の蔵書の埃落としと虫干しをかねて、時々手に取って開いています。 今日、書棚から引っ張り出したのが 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦さんの作品です。 2003年11月30日に第一刷発行となっています。 豆腐小僧 購入時期から考えて、タイに持って行ったと思われます。 風土の違いで洗われた感じですね。 赤色の脱色、全体の黄ばみ感など、我が家の蔵書らしい風貌になっています。 ざっと開いてみて、中頃から少し引用してみます。 袖引き小僧、罠など気にせず一直線に走ります。物理的な影響力を持ちませんから罠にかかることもないのでございますな。一方、豆腐小僧はと申しますと、よたよたと罠を避けて続きます。(「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」講談社、p403) 妖怪が山のように出てくるのですが、主人公である豆腐小僧はあくまでも間抜け。 実態よ

                                                                            「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                          • 19 魍魎の匣 京極 夏彦 (1995) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                                            文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫) [ 京極 夏彦 ] 価格: 1650 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 暗い性格で友達もいなかった楠本頼子は、クラス1の秀才で美少女の柚木加菜子に突然声をかけられる。初めは戸惑ったが親交を深め、2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束する。しかし加菜子は武蔵小金井駅のホームで何者かに突き落とされ、列車に轢かれてしまう。 たまたま勤務帰りの刑事・木場がその電車に乗り合わせていた。木場は頼子と共に、加菜子が運ばれた病院は向かうが、そこで加菜子の姉柚木陽子と会う。陽子は数年前に引退した女優美波絹子だった。 「加菜子を救える可能性がある処を知っている」という姉の意志で、加菜子は謎の研究所に運ばれる。 一方、小説家の関口巽は稀代の新人小説家久保竣公と出会う。そして雑誌記者の鳥口らと共に武蔵野連続バラバラ殺人事件を追うが、途中で道に迷い、「匣」のような建物と遭遇する

                                                                            • 【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! 作品、仕事、妖怪のこと…読者から募集した質問に京極さんが一問一答形式で回答 | ダ・ヴィンチWeb

                                                                              ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年10月号からの転載です。 雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年10月号では、2024年に作家デビュー30周年を迎える京極夏彦さんを特集。シリーズ17年ぶりの書き下ろし長編最新作『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』の魅力に迫るとともに、作家生活30年の軌跡を追う記事を展開している。この特集を記念して、読者から京極夏彦さんへの質問を募り、一問一答形式で答えていただいた。 読者から京極さんへQ&A Q 書き始めてから書き終えるまで、最短と最長の作品名とかかった時間を教えてください(49・女) A 書き下ろしの場合は大体同じですね。最長も最短もあんまり変わらなくて。3カ月程度。絵本は分量が少ないので、12分。 Q 「百鬼夜行」シリーズの終わりはもう決めていらっしゃいますか?(38・男) A 「もう書かなくていい」って言われたところが終わりです。なので常に最終回のようなつ

                                                                                【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! 作品、仕事、妖怪のこと…読者から募集した質問に京極さんが一問一答形式で回答 | ダ・ヴィンチWeb
                                                                              • 鈍器クラスの薄くない薄い本できた!自カプ長編を煮詰めた結果「どの方向でも自立します」→「京極夏彦かな」「力こそパワー」

                                                                                ねぎとろ@10/16ア10ab @Negitro_mllo 20↑ twst🐉🦁/右🦁 字を書いたり読書とか色々。無言フォロー失礼します。wave:https://t.co/pOheZfKJT3 マレレオ政略結婚アンソロジー@mllo_1016polmar https://t.co/9IrRVJqZ21 ねぎとろ@10/16ア10ab @Negitro_mllo 自カプ長編を鈍器になるまで煮詰めました 煮込み時間はプロット等の準備期間合わせて約2400時間、全61万字1286ページ、背幅5.5センチ、どの方向でも自立します pic.twitter.com/bBxvjcTk5c 2022-05-05 18:39:10

                                                                                  鈍器クラスの薄くない薄い本できた!自カプ長編を煮詰めた結果「どの方向でも自立します」→「京極夏彦かな」「力こそパワー」
                                                                                • 直木賞を受賞した万城目学先生のもとに京極夏彦先生から匣が贈られてくる「匣の中には美しい…」

                                                                                  大極宮 @taikyokuguu 大極宮です。(大沢在昌/宮部みゆき/京極夏彦)小説家三人の公式twitterです。刊行情報や、イベント情報などつぶやいてまいります。 osawa-office.co.jp

                                                                                    直木賞を受賞した万城目学先生のもとに京極夏彦先生から匣が贈られてくる「匣の中には美しい…」

                                                                                  新着記事