【ロサンゼルス吉富裕倫】米ロサンゼルス郡検視局は28日、6月に歌手マイケル・ジャクソンさん(当時50歳)が急死したのは、ベンゾジアゼピン系薬物の影響下で起きた急性プロポフォール中毒による他殺(過失致死を含む)だったと発表した。プロポフォールは手術室で用いられる強い麻酔薬で、ベンゾジアゼピンは同種の化学構造を持つ睡眠薬などを指す。 ほかに血中からは睡眠薬ジアゼパム、抗不整脈薬リドカイン、興奮剤エフェドリンも検出された。 この日の発表は紙1枚の簡単な骨子だけ。毒物検査結果の詳細や全身状態に関する検視報告書はロス市警との捜査協力のため発表されなかった。