新大正毛紙切手とは? 「新大正毛紙切手」は、1926年~1933年に発行された切手で、ドイツから輸入した凸版切手用の輪転印刷機(ゲーベル社)を使用したゲーベル版と平台印刷切手の2種類があり、額面は5厘、1銭、1.5銭、3銭、5銭、7銭、13銭、30銭、50銭、1円、5円、10円とあり、今回は当時一般的な郵便料金であった3銭の切手の画像を使用しています。 両者に大きな差はなく、区別は困難なため、一般的に新大正毛紙として区分けされています。 ゲーベル印刷機では切手10枚分のクラッチ素版10個からなる「偶分割版」、5枚分の素版4個と10枚分の素版8個からなるものを「奇分割版」と呼びます。 「偶分割版」では、切手シートの縦2段ごとに罫線が切れており、「奇分割版」では切手シートの下段では切手1段分で罫線が切れているところがあります。 平版印刷機の場合、切手10枚分のクラッチ素版を2列5段に組み合わせ