BL とポリコレ (ver. 0.2) 2020.7.17 Q&A と参考文献を追加しました
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、カミュ『ペスト』が異例の売り上げで話題になった。小説以外にも、過去の感染症の研究や歴史を扱った本もじわじわ売れている。全容がまだ見えないウイルスと向き合う手がかりを、本に求める読者が増えているようだ。 新潮社によると、『ペスト』は2月以降で15万4千部を増刷し、累計発行部数は104万部になった。ペストにより封鎖された街で、伝染病の恐ろしさや人間性を脅かす不条理と闘う人々を描く。フランスやイタリア、英国でもベストセラーになっているという。 日本の小説で、新型コロナによる混乱を「予言している」と注目が集まったのは、高嶋哲夫『首都感染』(講談社文庫)。中国で強毒性の新型インフルエンザが発生し、東京が封鎖される。2月以降、計6万4千部増刷した。講談社の担当者は「パンデミックが発生した場合に、何が起こるのか、どのように対処したら良いのかを、読んだ人が冷静に判断でき
香港の書店に並んだ人気児童小説「ハリー・ポッター」シリーズの書籍(2016年7月31日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP 【9月3日 AFP】米テネシー州ナッシュビル(Nashville)の学校で、エクソシスト(悪魔払い師)の助言を受けて、英国の人気児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズが図書館から排除されることになった。悪霊を呼び出しかねないという懸念からだという。 【関連記事】悪霊も退散? アルゼンチンの「悪魔払い教室」 同市にある「セント・エドワード・カトリック・スクール(St. Edward Catholic School)」のダン・リーヒル(Dan Reehil)神父は伊ローマや米国のエクソシストと連絡を取り、図書館から「ハリー・ポッター」シリーズを撤去するよう勧められたという。 地元メディアが入手した電子メールの中でリー
現世ではさえない人生を送っていた主人公が、異世界では突然モテモテに――。「異世界転生」をテーマにした漫画、アニメ、ライトノベルが、大手出版社の屋台骨を支えるまでの大流行となっている。出版物は5年で50倍に。なぜ異世界に夢を見るのだろうか? ■転生で人生一変、生きづらさ背景? 今年2月に開かれ… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad
「報道ステーション」で紹介された、1997年発売の堺屋太一さんの小説『平成三十年』 堺屋太一さんは、「日本人一人あたりの国民所得が世界50番目の国になってしまう」など、平成のその先も予言しています。 平成三十年(上) 何もしなかった日本 (朝日文庫) [ 堺屋太一 ] 未来を読み当てるとか凄いな… 報道ステーション。堺屋太一氏死去。 平成三十年、何もしなかった日本… 良くも悪くも未来は分からない。 なったらいいなと人の希望や欲望が時代を創ってきたと思う。 はたして、今の時代は皆が望んだ未来だったのか… そして、この先の未来の日本は…— sasatoto (@sasatoto82) 2019年2月11日 平成三十年を平成9年にイメージ出来ていたとか、堺屋太一さんスゴい— エバブル⁹ (@everbluerina) 2019年2月11日 堺屋太一さんの 『平成三十年』読んでみたい!— ☆めぐっ
今から約10年前。日本中の女子中高生の間で大流行した、「ケータイ小説」を覚えているでしょうか。 10代の読者の方々はご存じないかもしれませんが、ケータイ小説は当時日本中で大ブームを巻き起こしたコンテンツであり、2000年代の若者文化を語る上でも重要なキーアイテムなのです。 ケータイ小説とはその名の通り、「ケータイ」で書かれ「ケータイ」で読む小説のこと。今でいう「ガラケー」で書かれたその小説は、素人が「実話」を元に書いたものがほとんどだとされています。 ただ、2017年現在、ケータイ小説という単語を久しく聞かなくなってしまいました。あれだけ流行したケータイ小説文化は、一体なぜ廃れてしまったのでしょうか。 今回はその歴史と背景を交えながら、なぜケータイ小説が若者たちの間でブームになり、なぜ急速に人気が衰えたのかを探っていきたいと思います。 参考文献 『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少
覗けば深い女のトンネルとは? 第30回「共感はしたい、でも距離はおきたい」 先日、男性から「BLのどこがいいんですか?」と直球で聞かれました。確かに男性にはわかりづらいんだろうなと思います。リアルな恋愛は男性とする女子でも、BL大好きなんてことはざらです。BLモノが生まれて50年近く経ちますが、どうしてこんなことが起こるのでしょう? なぜBLはこんなにも普遍的な人気があるしょう? 今回はそんな話をひとつ。 昔、漫画研究家の藤本由香里さんの講座を受けたときのことです。BLの事始め、耽美少年ものの元祖である『風と木の詩』(竹宮惠子)を解説していました。「風木」は1970年代の、そして竹宮先生の代表作です。主人公は美少年ジルベールと誠実な少年セルジュ。2人はとあるギムナジウム(少女マンガで頻出の寮制男子校のこと)で出会い、真面目なセルジュは退廃的なジルベールに翻弄されていきます。問題はこのジルベ
ヒロイン手帖 その16 鏡裕之 過剰な規制の先にあるものは悲しき荒野しかない 文/荒玉みちお 構成/うぶモード特ロリ班 鏡氏は巨乳フェチゲーム、巨乳フェチ小説の第一人者である。 ロリコン界とは少し離れたところにいる。けれども漫画やゲームも絡めて法律がエロに対して規制を強化している現状に憂慮している立場は一緒だ。巨乳フェチ界きっての理論派が吠える!! 非実在青少年論―オタクと資本主義 ?規制法案反対論者の第一人者が語る 二次元の少女趣味すら受け入れられない窮屈な社会になった理由 鏡氏の論理は明快だ。 「ポルノは、資本主義と近代国家の誕生とともに生まれている。近代国家の維持には必要なものです。それを、ポルノの論理、すなわちエロティシズムを知らずに規制しようとするのは、わざわざ国家を不安定に陥れる自殺行為です。まともな為政者のすることではない。国家を預かる者が国家をぶっ壊しにかかっている。資本主
『帰ってきたヒトラー』、おかげさまで小説も映画も予想をはるかに超えるヒット作となりました。この展開には原作出版の河出書房新社さんも映画配給のギャガさんも心底驚いた、というのが正直なところです。それだけ、本当に時代が要求していた作品だったのだろうと思います。 今回私は、かなり積極的に本作の広報活動に関わりました。取材を受けたり映画公式HPに特設ページを追加したり、そしてネット/リアルの反響を分析したり。 ことに本作は世間全体からのリアクションが大きかったので、今ちょうどホットな話題になっている「歴史認識」や「民主主義」をめぐる社会的認識の「断面」を概観できた感があります。 『帰ってきたヒトラー』に対する反響でまず印象的だったのが、保守層もリベラル層も同様に前向きな興味を示した点です。普通はスパッとどちらかに偏りがちなのです。そして、特にオタク的素養を持った知識人・趣味人の皆様が、「ついに来る
魔王ってもっと強大で邪悪で圧倒的で手も足も出ない存在だったじゃないか。 最近は可愛い女の子や幼女が魔王で、何も出来ないし泣き虫だし構ってちゃんだし主人公が手助けするとコロッと惚れるチョロインだし。 もしくは魔王だけど魔王としての性能は皆無でお飾り的存在というのもある。 主人公が魔王のパターンもあるけどこれもあくまで等身大の少年や青年でしかない。 むしろ魔王軍がヘタレ集団だったり弱い。 読者は、何時の世も虐げられてきた魔王および魔王軍=現在の自分の境遇、と重ねあわせているのかもしれない。 だがちょっとまって欲しい。 魔王は僕達にとって超えなければならない壁、試練だったじゃないか。 神社の敷居のように容易く乗り越えてどうする。 泣いている場合じゃないよ魔王。 僕はね、読みたいんですよ。 今のはメラゾーマではない、メラだ、って言っちゃう舐めプ魔王を。 今に第二、第三の魔王が来るよって保険かけるよ
「問題」といってもこれは解決しようがなく、そうなることも含めて偉大なのかなあ…と個人的には思うのですが。シェークスピアから「七人の侍」、手塚治虫に江口寿史、大友克洋までの「大作家あるある」。ジャンルは一応「漫画」にしておくけど、もちろん他の分野でもそうですよね。
榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki 前に知り合いの作家さん(同じくラノベ学科で教鞭とってる)が「今の子はマリー・セレストも知らないんですよ!」と憤慨していて、そりゃま、知らないだろう、とも思ったけれど、後日、「ノアの箱船」も殆どの生徒が知らないと分かって愕然とした事がある。 2010-11-10 23:14:57 榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki 更に某氏の授業に一緒に参加した時、三十余名の生徒の内「ダーウィン」の名前を「聞いた事がある」と言ったのが、五名、説明できたのはゼロ、という事実に愕然。思わず「ああ、シューティングゲームの事じゃねえからな」と言った私のギャグは滑りまくり。 2010-11-10 23:16:18
By Barbara Piancastelli 長編小説「緋色の研究」や短編小説の「シャーロック・ホームズの冒険」を始め、テレビシリーズや映画、アニメなど数々のフォーマットで広く親しまれているキャラクターといえば「名探偵」の誉れも高いシャーロック・ホームズで、著者のアーサー・コナン・ドイルが1930年に亡くなったいまでもシャーロキアン、またはホームジアンと呼ばれる熱狂的なファンがさまざまな研究を続けているほど。そんなホームズ作品は4つの長編と56の短編からなる60編の小説なのですが、その著作権の所在をめぐりアメリカで起こされていた訴訟で「ホームズの作品群は、いくつかの作品を除いてパブリックドメインに属するものである」という判断が下されました。 Sherlock is Free–At Long Last! | Leslie S. Klinger http://lesliesklinger.c
by Bruno Vaz ユートピア(理想郷)と正反対の概念にディストピアというものがあり、豚が独裁者と化すジョージ・オーウェルの「動物農場」やアンソニー・バージェスの「時計じかけのオレンジ」といったSF作品で未来的に描かれるのが一般的。これまでのフィクションで描かれたディストピアはどれだけ現実化しているのか?ということで、ディストピアを扱った映画・漫画・小説をまとめて、それがどのように現実となったかを記録しているのが「Dystopia Tracker」です。 Dystopia Tracker http://www.dystopiatracker.com/E ページのトップには「Editors Picks」ということで、オススメの作品のパッケージ写真と内容が表示されています。 例えばウィリアム・ギブスンの小説「ニューロマンサー」には「裕福な人々は知能を搭載した自動運転車を使う」という文章が
昨年末に『今こそ読みたいマクルーハン』という本を書かせていただきました。タイトルの通り、メディア論の元祖とも言うべきマーシャル・マクルーハンをテーマにした本です。そのマクルーハンの代表作のひとつに、1964年の『メディア論』(Understanding Media: the Extensions of Man)があるのですが、発表から半世紀が経とうとする現在に読み返してみても、内容がまったく色あせていないことに驚かされました。 その理由はもちろん、マクルーハンという研究者が優れた洞察力を持っていたからに他なりません。しかしもう一方で言えるのは、それだけ「メディア」や「メッセージ」といった人間的な活動の中に、時代を経ても変わることなく存在し続けるものがあるということでしょう。確かに表面的なものだけ見れば、パピルスから紙へ、テレビからインターネットへといった一方通行の変化があり、それが退行する
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