【ワシントン=中川仁樹、尾形聡彦】トヨタ自動車の米販売子会社のジム・レンツ社長は23日、同日午前(日本時間24日未明)に開かれる米議会下院の公聴会で表明する意見を事前に公表した。トヨタ車の急加速の原因ではないかと疑われているエンジンの電子制御システムについては「問題がないことに自信がある」と証言する。議会側は電子制御に「重大な懸念がある」と追及する構えで、両者の主張が真っ向から対立する見通しだ。 23日の公聴会は、トヨタの大規模リコール(回収・無償修理)について原因や経緯を明らかにする目的で、下院のエネルギー商業委員会が開く。トヨタ側からは、レンツ社長が代表して証言する。 議会側は、トヨタ車の意図せぬ急加速による事故が相次いでいるのは、エンジンに空気を送る量を調節する電子制御スロットルシステムの欠陥が原因ではないか、との疑いを強めている。エネルギー商業委のワクスマン委員長は22日夕、「