ハロウィン前の10月29日、韓国・ソウルの繁華街「梨泰院(イテウォン)」で発生した雑踏事故を受けて、兵庫県警察が公開しているPDF資料「雑踏警備の手引き」が注目を集めています。 兵庫県警察は2001年7月21日、花火大会の見物客による雑踏事故が発生し、11人が死亡、183人が負傷するなど大きな被害をもたらした「明石花火大会歩道橋事故」を経験しています。「雑踏警備の手引き」は兵庫県警察が同事故の反省を踏まえ、2002年12月に公開したものです。 梨泰院で起きた雑踏事故を受けて、2001年の事故を思い出す人も多く、再び「雑踏警備の手引き」が注目を集めることになりました。なお、梨泰院での雑踏事故を受けて、明石花火大会歩道橋事故の遺族は現在の心境について「私たちが遭ったのと同じような状況で、心が痛む」と語った、と毎日新聞などが報じています。 「雑踏警備の手引き」は、群衆がもたらす脅威や心理、実例な