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「坂の上の雲」と現代アメリカの「戦争」
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」の最終第3部が始まりました。このドラマに関しては映像化を封印し... NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」の最終第3部が始まりました。このドラマに関しては映像化を封印した著者の意図を著作権継承者が翻すことの是非であるとか、日露戦勝の神話を復権させるのはイデオロギー的に許容できないなど、様々な批判があるようです。 ですが、今回始まった第3部の前半を見た限りでは、高橋英樹さんのセリフの見事な呼吸感、目線の演技だけで乃木希典という漆黒の静謐感を表現してしまった柄本明さんなど、TVドラマにおける表現としては1つの極限に達してしまったのは事実だと思います。 特に「乃木的なるもの」の絶望的な暗さをここまで丁寧に表現できたということについては、司馬氏も映像化封印への違反を許してくれるかもしれません。 それはともかく、現代のアメリカでこのドラマを見ていると、改めて「戦争とは何か」という問題を突きつけられる思いがします。戦争とは何を目的として戦われるのかということです。戦争
2011/12/13 リンク