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〈書評〉全ホモ・サピエンスの必読書『サピエンス全史 上/下』(2021.06.01) | 京都大学新聞社/Kyoto University Press
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〈書評〉全ホモ・サピエンスの必読書『サピエンス全史 上/下』(2021.06.01) | 京都大学新聞社/Kyoto University Press
数ある人類種のなかで、なぜホモ・サピエンスだけが生き残り、地球の頂点に君臨するほどまでに繁栄でき... 数ある人類種のなかで、なぜホモ・サピエンスだけが生き残り、地球の頂点に君臨するほどまでに繁栄できたのか。この問いに対し、人類250万年の歴史を俯瞰して明快な仮説を提唱するのが、今回取り上げる「サピエンス全史」である。 本書において人類史は、三つの重要な革命(認知革命、農業革命、科学革命)を軸に語られる。著者はまず、7万年前に起きた認知革命こそが、ホモ・サピエンスのその後の繁栄にとって決定的な役割を果たしたと指摘する。認知革命とは、架空のことについて語り、またそれを信じる能力を得たことを指す。例えばシマウマは、「ライオンが来る」という事実を仲間に伝えることはできるが、嘘をつくことはできない。ところがホモ・サピエンスは認知革命の結果、「あの人とこの人は仲が悪いらしい」といった噂話にはじまり、ひいては実際には起こっていないフィクションを語ることができるようになった。 こうしたフィクションによって