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「ユーロ7」はまるで全体主義 ICE(内燃機関)は本当に存続の危機なのか・その2
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「ユーロ7」はまるで全体主義 ICE(内燃機関)は本当に存続の危機なのか・その2
EU(欧州連合)委員会が「ユーロ7」排出ガス規制案を発表した。これはまだ決定ではなくEU閣僚理事会と... EU(欧州連合)委員会が「ユーロ7」排出ガス規制案を発表した。これはまだ決定ではなくEU閣僚理事会と欧州議会で審議し議決を取らなければならないが、近い将来は「BEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル)だけに走行を認める」という案であり、BEV以外の選択肢については「提案なし」だった。旧ソ連や中国のような一党独裁国家が人民に下した「命令」をつい思い出してしまうICE(内燃機関)車否定である。 TEXT:牧野茂雄(MAKINO Shigeo) EU委員会はICEを廃止したいのだろう 去る10月27日にEU閣僚理事会と欧州議会は、車両重量3.5トン以下の乗用車とLCV(ライト・コマーシャル・ビークル=小型商用車)のCO₂(二酸化炭素)排出基準をどうするかについて、もろもろ暫定合意していた。これは議論をはぐらかす手段だったのだろうか。 暫定合意には「年間販売台数1,000台未満の小規模OEM(