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『緋色の記憶』トマス・H・クック|緊迫感のある回想 - 書に耽る猿たち
『緋色の記憶』トマス・H・クック 鴻巣友季子/訳 ★ 早川書房[ハヤカワ・ミステリ文庫] 2023.5.7読... 『緋色の記憶』トマス・H・クック 鴻巣友季子/訳 ★ 早川書房[ハヤカワ・ミステリ文庫] 2023.5.7読了 なんだ、これは…。ざわざわした感覚でこの世界観に入り込み、最後の最後までこのスリルな文体に引き込まれた。著者トマス・H・クックの作品に対しては、本国アメリカの書評家たちが「雪崩を精緻なスローモーションで再現するような」という比喩表現をするようだが、まさにそれ!文学でしか、小説でしか表現できないこの感覚を体現できた至福の読書時間だった。 話が進みそうで進まない、遅々とした記憶の手繰り寄せ、この作品の醍醐味はまさにそれだ。後悔の念のような、あの時ああしていれば変わったのかもしれない、というような過ぎ去った過去に思いを巡らせる。すでに終わった事件について、何十年も経っているからこそ、その時間の経過が景色を変え、自身をも変える。 高齢の弁護士ヘイリーが、かつて自身も通い父親が校長を務めて
2023/05/10 リンク