記者会見で部活動のあり方について述べるスポーツ庁の室伏広治長官=東京都千代田区で2022年9月1日午後1時42分、李英浩撮影 スポーツ庁の室伏広治長官は1日の記者会見で、国のガイドラインが定めた上限時間を超えて活動している学校の部活動について「毎日のように行うのは、やらせすぎてはいないか」と述べた。室伏氏は、陸上男子ハンマー投げでオリンピックに4大会連続で出場した経験があり「五輪選手も週2日は休み、試合が近くなると、1日おきにしか練習しない」とも語った。 スポーツ庁が2018年に定めた運動部活動のガイドラインでは、1日当たりの活動時間について平日は2時間、休日は3時間程度までと上限を示した上で、それぞれ1日ずつ休養日を設けるよう求めている。 一方、日本スポーツ協会が21年に実施した調査では、中学校の約4割で上限時間を超えて活動している実態も明らかになっている。 会見で室伏氏は「中学生の発達