タグ

ブックマーク / www.jstage.jst.go.jp (5)

  • 反出生主義の精緻化と〈生まれてこない方がよかった〉という嘆きのケアを考える

    論文は、反出生主義の精緻化を目指し、その上で切り捨てられることになる感情、特に〈生まれてこない方がよかった〉に注目し、そのケアも同時に目指したものである。反出生主義を「人間、場合によってはすべての有感生物から苦痛を取り除く思想」とし、現代反出生主義が感情の範疇である可能性と理性と論理だけで組み上げた反出生主義の冷酷さ示す。そして理性によって退けられる感情である〈生まれてこない方がよかった〉を3つの視点からケアする道を探っていく。その3つの視点とは「基的自尊感情」、「いるからいる」、「死にたい」へのケア方法の応用である。

  • 審査のゆがみ:全日本吹奏楽コンクールを例に

    芸術競技において審査過程の公平性を確保することは重要な課題である.論文では,審査結果に意図せざる形で偏りが存在しているか否か,存在するとしたらどの程度影響を与えているのか,という問いに対して全日吹奏楽コンクールを事例として分析を行った.分析の結果,演奏順が後ろであればあるほど有利であるという “overall order bias” と,一つ前の演奏団体のパフォーマンスから影響を受ける “sequential order bias” が存在することが示された.

  • マインドフルネスは有害な行動にむすびつくか?――マインドフルネスと能動的攻撃の関連に対する危害/ケアの調整効果

    近年,マインドフルネスが効果をもたらすためには,他者に害を及ぼさず,思いやることを良しとする倫理(危害/ケア)を必要とする知見が提出されている。また,危害/ケアを欠いた場合,マインドフルネスが有害な結果をもたらす可能性が指摘されている。研究では,想定される有害な行動として能動的攻撃を取り上げ,マインドフルネスと能動的攻撃の関連に対する危害/ケアの調整効果を検討した。大学生179名を対象とした質問紙調査を実施し,階層的重回帰分析を行った結果,危害/ケアが低い場合,マインドフルネスが高いほど,能動的攻撃性が高かった。この結果より,マインドフルネスは危害/ケアが欠如した中では有害な行動にむすびつく可能性が示唆された。以上を踏まえて,今後の研究では,マインドフルネスにもとづく介入による有害事象の可能性を検証する必要性が示唆された。

  • しらす加工品に混入したフグ稚魚の種判別と毒性

    市販のしらす加工品にフグ稚魚が混入した事例が,2014年9月に多数報告され,商品の回収等が行われた.フグ稚魚の毒性に関する知見は少なく,フグ稚魚が混入したしらす加工品の安全性を評価するため,混入フグ稚魚の種と毒性を調べた.2014年7~9月に各地で製造されたしらす加工品17試料を用い,ミトコンドリアDNA 16S rRNA部分領域の塩基配列から種判別を行い,LC-MS/MS分析でテトロドトキシン(TTX)を測定した.遺伝子解析の結果,15試料はシロサバフグ,2試料がナシフグと判別された.シロサバフグ試料からTTXは検出されず(10 ng/g未満),ナシフグ試料ではTTXに相当するピークが検出されたが,定量下限値(30 ng/g)未満であった.

    anguilla
    anguilla 2020/01/11
    大体のことは調べられてるんだなぁ
  • (PDF) 経肛門的にウオッカを注入し発症した化学性(アルコール性)直腸結腸炎の 1 例

    735 症 例 報 告 経肛門的にウオッカを注入し発症した化学性(アルコール性)直腸結腸炎の 1 例 東京女子医科大学救急医学 1) ,大分医師会立アルメイダ病院救急科 2) 武田宗和 1) ,名取恵子 1) ,諸井隆一 1) ,原田知幸 1) ,矢口有乃 1) ,稲垣伸洋 2) 要旨: 【症例】37 歳飲酒歴のない女性。意識障害で発見され救急搬送,既往は躁病と境界型人格障害。来院時 ショック状態で下血を認め,緊急下部内視鏡検査で直腸から左側結腸まで全周性・連続性の発赤とびらんを認め た。翌日,薄めたウオッカ約 1L(推定アルコール濃度 49%)を自ら注腸したことが判明,虚血性腸炎に準じ保 存的治療を選択。8 病日の内視鏡検査では直腸から S 状結腸までは粘膜の修復が認められ保存的治療を継続した。 4 週間後,下行結腸の高度な腸管狭窄を合併したため,人との話し合いの結果,横行結腸に人工

    anguilla
    anguilla 2017/01/15
    もともとアルコールに強い体質だったのだろうか。
  • 1