市⾕ 聡啓 Ichitani Toshihiro 新価値創出、組織変⾰の伴⾛⽀援 (株式会社レッドジャーニー) ・チーム、事業、組織に「アジャイル」を取り⼊れ、向き合う伴⾛⽀援 ・新規事業開発、プロダクト開発の⽀援(仮説検証型アジャイル開発) 特に専⾨は 「仮説検証、アジャイル開発、組織アジャイル」 Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. 2
アジャイル開発に関心がある人にとって、トヨタ自動車と聞いてすぐ思い浮かぶのは「TPS(トヨタ生産方式)」でしょう。 かんばん、ジャスト・イン・タイム、リーンなど、そのクルマ作りにおける考え方は多くのアジャイル開発手法の源流にもなっています。 一方、現代のアジャイル開発が主眼としているのは、変化への迅速な適応が求められるソフトウェアシステムの開発です。 自動車やその部品(ユニット)のようなハードウェアを開発する際の手法としてアジャイル開発手法を採用するケースはまだ決して多くありません。 そのような中、トヨタ自動車のエンジンを含む駆動系の技術開発を担うパワートレーンカンパニーでは、アジャイルなハードウェア開発への取り組みを2021年ごろから本格的に進めています。 さらに2023年9月のスクラムフェス三河や、2024年1月のRSGT 2024(Regional Scrum Gathering T
ソフトウェア開発において、アジャイルという考え方はかなり浸透しています。多く出版物やWebコンテンツ、さまざまなコミュニティやセミナーが存在し、アジャイルの情報には触れやすい状況になってきました。一方で企業においてアジャイルを導入しようとする際に開発チームのどこを変えるべきか、組織固有のルールとどう折り合いを付けるかなどに頭を悩ませる方も多いでしょう。 『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』などの著作で知られ、アジャイルコーチとして企業の組織づくりを支援する永瀬美穂(@miholovesq)さんは、これまで複数の大学で授業におけるアジャイル導入も支援し、その成果を発表する「Agile PBL祭り」を主催してきました。永瀬さんによると、学生は前提知識もないところからソフトウェア開発を学ぶため、社会人エンジニアより自然とアジャイルに取り組める面もあるそうです。 大学はなぜ教育にア
ウクライナ軍に入隊したアジャイルコーチが、さまざまなメソッドを駆使して中隊長としてのリーダーシップを実現した話(前編) アジャイル開発の代表的な方法論であるスクラムをテーマに、都内で1月に開催されたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2024」で、経験豊富なアジャイル開発のエキスパートとしてウクライナを拠点にアジャイルコンサルタントをしていたドミトロ・ヤーマク(Dmytro Yarmak)氏が、ロシア軍の侵攻後にウクライナ軍に入隊し、中隊長としてリーダーシップを発揮するためにさまざまなメソッドを駆使して軍隊の組織を変革していった経験を語ったセッション「A True Story of Agile Coaching in Ukrainian Armed Forces」が行われました。 軍隊という、企業とは異なる構造や目的を備えた組織で、しかも多くの民間人が入
こちらはバイセルテクノロジーズ Advent Calendar 2023の23日目の記事です。 前日の記事は高谷さんの「バイセルのデータ基盤構築の道のりを伝えたい - SQLで必要なデータを自由に活用できる環境を目指して -」でした。 こんにちは。 テクノロジー戦略本部開発3部の岡島です。 私はバイセルのリユースプラットフォーム「Cosmos」のうち、インサイドセールス部門(IS)が使用する顧客管理システム「CRM」のプロダクトマネージャー(PM)、エンジニアリングマネージャー(EM)を務めています。 今年5月に開発を開始し、10月に1次ローンチを迎えることができました。 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7685/tdnet/2363314/00.pdf 開発中、当初計画していた要件に加え、現場からの要望もたくさんいただきました。 その中から「やるべきこと」と
2023.12.08 スキル マイクロソフトアジャイルグローバルチーム 考える前に手を動かせ、質問する前に自分で考えろ…日本の社会人にとっての“あるある”は「世界最先端で働くエンジニアにとって真逆の考えだった」と、書籍『世界一流エンジニアの思考法』で紹介したのが、米国マイクロソフトのエンジニア・牛尾剛さんだ。 10月末に発売された著書は、各書店やAmazonの売れ筋ランキングで上位に入り、読者からは驚きや感嘆が交じったXが連日ポストされている。 「即レス」は非効率 「試行錯誤」は非効率 「後で文書化」は非効率 「ググれ、カス」は非効率 「早く失敗しない」は非効率 「納期を守りすぎる」は非効率 「会議の前に準備する」は非効率 「口頭だけでなく文書化」は非効率 何もかも覆された…でも超納得の一冊 pic.twitter.com/EmAQ3bSTfI — もとやま📚著書『投資としての読書』 (
はじめに NTTドコモ サービスデザイン部の伊山と申します。私は、ahamo契約者向けのアプリであるahamoアプリの開発業務に従事しております。 本記事では私が1年目社員だった22年度から23年度前半にかけて取り組んでいたアジャイル開発についての学びの体験談をご紹介いたします。 これからアジャイルを学ぶ人へ少しでも参考になれば嬉しく思います。 学びのきっかけ 現在、私の所属するサービスデザイン部では様々なサービスにおける開発手法の一つとしてアジャイル開発の手法を取り入れており、ahamoアプリでも開発手法としてアジャイル開発を取り入れています。ahamoではその中でも主流の開発手法である「スクラム」の手法を取り入れています。 私の参画時はチーム立ち上げからすでに数年たち比較的チームが成熟してきている状況でチームとしてはスムーズに開発を進められている状況でした。一方で、私自身は入社して初め
アジャイルコーチングや各種トレーニングの際によく聞かれる質問についてまとめました。 なお、内容については十分注意を払っておりますが、有効性等は状況によって変わります。お客様の自己責任にてご利用ください。 https://assets.attractor.co.jp/wp-content/uploads/2023/11/0098.webp 675 1200 admin https://assets.attractor.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/logo_attractor_medium-300x138.png admin2023-11-10 21:00:162023-11-11 22:16:21Q. プロダクトバックログアイテムはいつ見積もればいいですか? https://assets.attractor.co.jp/wp-content/upload
アジャイルのカギは 経営にあり ITSS+ アジャイル領域 Ver1.0 Ⅰ. イントロダクション Ⅱ. ある銀行でのアジャイル実践例 Ⅳ. 実践例で読み解くPMBOK🄬🄬第7版の12の原則 アジャイルWGメンバー一覧 目次 4 8 26 30 38 41 40 V. IPAから読者へのメッセージ 37 1. 経営の立場からのメッセージ 2. 現場の立場からのメッセージ Ⅲ. 老舗旅館でのアジャイル実践例 8 14 22 Ⅰ. イントロダクション なぜ変革をせねばならないのか 市場競争が激しくなり、競争相手は日本だけでなく世界にまで広がり、これまでのやり 方では先々通用しなくなると、多くの経営者が感じています。そして、あなたも、大切 な現場の仲間たちも、そんな厳しい状況の中で、日々苦闘しています。現場の仲間とは、 社員はもちろんですが、一緒に業界や地域を盛り上げようとしているビジネスパ
「アジャイル領域」は第4次産業革命を実現するために必要なアプローチでありながら、アジャイル開発そのものに関する適切な理解が十分普及していないという問題意識から、2017年度より「アジャイルWG」を設置し、アジャイル領域へのスキル変革のための指針づくりに取り組んできました。 2017年度は、アジャイル開発のベースにあるマインドセットや原則、アジャイル開発プロセスやチームの特徴、及び開発者の学ぶべきスキルについて検討を行いました。2018年度は、アジャイルの必要性を補足するとともに、ビジネスを主管する側にスポットをあて、ビジネスを成功に導くためには、事業部側がどのように振る舞い、役割を果たすべきかについて検討を行いました。その結果を下記のとおり、まとめました。 2019年度は、アジャイルソフトウェア開発にこれから取り組もうとする企業をターゲットに作成しました「アジャイルソフトウェア開発宣言の読
この数年は、「探索」と「適応」の必要性をひたすらに訴え、その実践に向けて組織に動いてもらう、そのためのあらゆる支援を行う、ということに取り組んできた。「探索」と「適応」という言葉が決して、伝統的な組織に馴染むわけではないが、他に言いようもなく、この言葉を押し通してきた。 正直なところ、探索適応という概念の普及は端緒についたばかりである(ついていると思いたい)。「探索適応がいかに伝統的な組織の現有ケイパビリティや指向性と合わないか」ということを数々の機会で語ってきたが、その必要性についてはもはや確信の域を超えている。「効率への最適化」に最適化していた組織が、かえって目の前のことに、顧客の声に対応できなくなっている、「非効率での安定化」に至っているこの現状を突破するには? 「探索適応」という手がりは小さな、小さな「希望」になりうる。 探索適応を組織に宿すためには何かしら拠り所が必要だ。そこで、
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