蔵書デジタル化、障害者担う 施設で作業「やりがい大きい」―国立国会図書館が事業委託 2024年01月29日07時04分配信 国立国会図書館に所蔵された本のスキャンに取り組む女性。上部設置のカメラで見開きを撮影する作業を繰り返す=2023年12月14日、東京都東村山市の「コロニー東村山」 国立国会図書館が進める蔵書のデジタル化の一端を、就労支援施設で働く障害者が担っている。スキャンやデータ管理など専門性のある業務を全国8施設が受託し、計3万冊余りを手掛ける。公共性の高い仕事に「やりがいは大きい」と胸を張る。 メタバース図書館がオープン 名古屋市 東京都東村山市の就労支援施設「コロニー東村山」では昨年12月中旬、暗室に置かれたスキャナー機器の前で、身体や精神に障害のある10人ほどが黙々と作業に取り組んでいた。「余白は10ミリ以内」といった決まりの下、見開きの撮影を繰り返し、1時間で1、2冊をこ