【読売新聞】 「泥人魚」「ベンガルの虎」などテント劇場で時代を挑発し日本の演劇界をリードした劇作家、演出家、俳優で文化功労者の唐十郎(から・じゅうろう、本名・大●義英=おおつる・よしひで)さんが4日、急性硬膜下血腫のため東京都内の病
【読売新聞】 「新型コロナは利権団体によるデマ」「ワクチンにはICチップが入っている」など、新型コロナの感染拡大を機にSNSなどで広まった陰謀論。そんな陰謀論に「ハマりやすい」人の特徴をあぶりだした日本人社会心理学者の論文が学術誌「
【読売新聞】 今年6月に始まる、図書館の蔵書などの一部を電子メールで利用者に送信できるようにする新制度で、利用者が負担する権利者への補償金額が、書籍1ページにつき「ページ単価の10倍」となる見通しになった。新制度のために設立された管
石川県野々市(ののいち)市教委は、市内の国史跡「御経塚(おきょうづか)遺跡」から出土した土器の文様2種類を、誰でも利用できるオープンデータとしてホームページ(HP)で公開している。 遺跡の知名度アップが目的で、家具や食器のデザイン用など営利目的でも無料で利用できる。自治体が文様をモチーフにしたデザインを活用する例はあるが、文化庁によると、オリジナルのまま自由に使えるようにする取り組みは珍しいという。 御経塚遺跡は、縄文時代後期中葉から弥生時代初期(3700~2500年前頃)の環状集落。東北などと交易していたとみられ、出土した土器の独特の文様から、当時の北陸で作られた土器の指標として「御経塚式土器」が設定された。
日本年金機構が委託した業者のデータ入力で約95万2000人分にミスがあった問題は、機構側のずさんな業務管理が一因だった。 うち入力漏れの約8万4000人分で過少支給が判明。さらに約31万8000人分の一部で支給額に誤りがある見通しで、機構は26日にも詳細を公表する。度重なる不祥事に、識者は「体制を抜本的に見直す必要がある」と指摘している。 ◆「まさか」 「まさかスキャナーで読み取っているとは……」。ある厚生労働省幹部は、主なミスの原因が業者の契約に反した入力方法にあり、それを見逃してきた機構のチェックの甘さにあきれた。 機構が所得控除などに関するデータ入力を委託した情報処理会社「SAY企画」(東京都豊島区)は、2人1組で手入力するという本来の入力方法ではなく、スキャナーを使って紙のデータを読み取っていた。機械が誤認識した漢字などが残り、配偶者の所得区分を示す丸印も誤って認識され、過少支給な
「こすると文字を消せるボールペン」の特許を巡り、筆記具メーカー最大手の「パイロットコーポレーション」(東京)と同業界2位の「三菱鉛筆」(同)が対立を続けている。 パイロット側が取得した特許を巡る訴訟で、知財高裁はパイロット側に軍配を上げたが、その後に同社が起こした仮処分の裁判で、三菱鉛筆は反論を展開している。 消せるボールペンは、パイロット側が2006年、欧州で「フリクション」シリーズを売り出し、07年に日本でも販売を始めた。 同社によると、摩擦熱で65度に達すると色が無色透明に変化する特殊なインクを使い、ペンの上部に付いた専用のラバーでこすると、書き損じた文字などを消すことができる。鮮やかな色合いを出せると同時に、消す際に紙を傷めにくいのが特徴で、ボールペンだけでなく、蛍光ペンなどでも応用されている。 一方、油性ボールペン「ジェットストリーム」などのヒット商品で知られる三菱鉛筆は、今年1
国会図書館の検索機能をスマートフォンから使うと、スマートフォンの現在地が漏えいする恐れがある。検索結果のURLアドレスに、利用者の現在地情報が含まれているためだ。Facebookやブログなどで紹介した場合に、GPSの位置情報が一般に公開されてしまう。(ITジャーナリスト・三上洋) 検索結果のURLに利用者の緯度・経度が 国会図書館の蔵書検索機能に問題がある。スマートフォンで検索すると、結果のURLに利用者の位置情報が含まれてしまう問題だ。 <写真1>が実例だ。iPhone(iOS9.3.5)で国会図書館サーチを利用した画面で、上にある検索結果のURLを、右側に引き出してみた。URLの最後に「lat=35.xxx」「lng=139.xxx」という文字がある。「lat」は緯度(latitude)、「lng」は経度(longitude)で、場所を示している。 この場所を地図で表示したところ、筆者
文化庁の文化審議会漢字小委員会は9日、漢字の手書き文字について、「はねる」「とめる」など細かい違いで正誤はなく、多様な漢字の形が認められていることを説明する指針案をまとめた。 今春までに指針の確定版を作成して文化庁ホームページに掲載し、書籍化も予定している。 現在の常用漢字表でも、漢字には様々な書き方があり、細かい違いは許容されるとしている。しかし、2014年度の国語に関する世論調査で、「はね」「とめ」や点の向きなどの違いで、人によって正しいと考える字形が違うことがわかった。 指針案では、点や線の「長短」「方向」「つけるか、はなすか」「はらうか、とめるか」「はねるか、とめるか」など、違いがあっても同じ漢字として認められる事例を示した。常用漢字表にある全2136字でも、1文字につき2~3個、手書き例を示した。 また、学校のテストなどでは、指導した字形以外の字形であっても、柔軟に評価するよう求
勤めていた図書館の情報端末を不正に操作し、貸出期限や冊数の上限を超えて、数十冊も本を借りていたとして、東京都狛江市は26日、40歳代の女性職員を停職6か月の懲戒処分とした。 発表によると、女性職員は2010年から市立中央図書館に勤務。同館では同時に貸し出せるのが8冊までだったが、今年1月29日時点で計44冊を借りていた。うち12冊は、最長4週間の貸出期限を超えており、4か月借りていた本もあった。 端末の不正操作で返却期限を改ざんし、貸出冊数の上限を超える場合に画面表示される通知も無視する手口で、「昨年秋頃からやっていた。仕事で読まなくてはならなかったが、読み終えられず返せなかった」と話しているという。 1月23日、別の職員が約30人待ちになっている小説があるのを不審に思い、調べたところ、女性職員が期限を過ぎても返していないことが発覚。事情を聞いた結果、不正操作などを認めた。本は全冊返却され
開幕したソチ五輪のフィギュアスケートに出場する高橋大輔選手(27)が9日、現地入りする。 「ソチでは楽しんで下さい 父」「最後の夢に向って楽しんで おかん」――。高橋選手の地元・岡山県倉敷市の知人らが今回の五輪のためにつくった寄せ書きには、身を削って息子の夢を支えてきた両親の言葉も添えられていた。 高橋選手は、とび職の粂男(くめお)さん(68)、理容師の清登さん(64)夫婦の四男として、倉敷市で生まれた。自宅は家賃3万7000円の平屋建ての借家。決して裕福ではなかったが、温かい家庭で育った。 気弱で優しい4人兄弟の末っ子の「大ちゃん」は、小学校ではいじめっ子の格好の標的。友達のかばんを持たされ、よく泣きべそをかきながら帰ってきた。自分で解決させようとした両親は「また泣かされたの?」と言っただけで、あえて突き放した。小学2年から始めたスケートは、嫌なことを忘れられる「逃げ場所」だったという。
「夜の図書館」を本に親しむきっかけ作りに活用しようという動きが、全国の公共図書館に広がっている。子どもたちから預かったぬいぐるみが夜に絵本を広げている写真を撮ってプレゼントしたり、演奏会やゲームを開催したり。各館の職員は、活字離れを防ごうと知恵を絞る。 「ここでお泊まりするから、あした迎えに来てね」。愛知県常滑市の市立図書館で先月21日に行われた「ぬいぐるみのお泊まり会」。絵本の朗読を終えた職員のお願いに、参加した子どもたち21人が、お気に入りの「友達」を預けた。 職員らは閉館後、ぬいぐるみが本棚に登り、本を広げる姿を写真に収めた。翌日、ぬいぐるみと一緒に写真を渡すと子どもたちは大喜びで、中村紗菜ちゃん(5)は「本を読んだの?」と顔をほころばせた。クマのぬいぐるみなら、クマが主人公の本などを「ぬいぐるみが読んだ」として紹介。親からも「自分の好きな本だけでなく、人が薦めてくれる本にも目を向け
甲賀流忍術の継承者で、「最後の忍者」と呼ばれる三重大学特任教授・川上仁一さん(64)が5日、同大の学生約200人に就任以来初めて講義を行った。 川上さんは2011年に特任教授となり、人文学部の山田雄司教授らと協力して忍術書を分析したり、忍者に関する市民講座の講師を務めたりしてきた。 講義は、10月に始まった山田教授の授業「忍者・忍術学」(全15回)の一コマで行われた。 川上さんは「忍術修行の経験談」と題し、6歳頃に先代宗家と出会い、18歳で宗家を引き継ぎ、会社員をしながら約30年間修行を続けたことなどを説明。先代から、音を立てない歩き方や排せつを我慢する訓練を受け、薬草を使った薬の調合などを学んだことを紹介した。 川上さんは、忍術を「自衛のための総合的な生存技術」と定義し、「現代にも活用できる忍術をまとめ、耐え忍ぶ精神を持つ忍者を、日本文化の一つとして国内外にアピールしていきたい」と語った
小学生の女の子を中心に「アイカツ!」が大流行している。「アイドルカツドウ」の略で、キャラクターの着せ替えをさせながら、アイドルとして育てるという設定のトレーディングカードアーケードゲームだ。ゲーム機の前には、着せ替え用カードを手にした子どもたちが列を作る。テレビアニメや関連商品も人気で、専門家はヒットの要因を「アイドルブームにうまく乗り、女の子の琴線に触れた」とみている。 ■熱中■ 「カードが増えて、新しい服が手に入るのが楽しみ」。名古屋市緑区の大型ショッピングセンターに11月22日から春休み頃までの期間限定で開設された、ゲーム機や関連商品が並ぶアイカツのオフィシャルショップ。母親と訪れた同区の小学4年の女子児童(9)は「1年がかりで集めた」という約150枚のカードが入った分厚いファイルを手に、ゲームに向かった。 1プレー100円で、1回につき洋服などファッションアイテムのカードが1枚出て
沖縄出身で、ボケの真栄田(まえだ)賢(けん)(37)=写真左=とツッコミの内間政成(36)=同右=の漫才コンビ。2010年の「M―1グランプリ」(テレビ朝日系)の決勝では、4分の持ち時間で10個程度しかボケを入れない超スロー漫才で観客と審査員を驚かせ、準優勝した。 「間」をたっぷり取った漫才で人気者になったが、「緊張感にあふれる賞レースではよく受けても、地方の営業や一般のライブでは受けづらい」(真栄田)ことがわかり、最近はボケ・ツッコミの役割を逆転して、内間の屈託のない言動に真栄田が茶々を入れる漫才も作っている。内間は、「あの時よりも今の方が腕は退化しているかもしれないけど、漫才はだんだん面白くなっている」と、ひとごとのようにのほほんと語る。 今春、真栄田が初めて出したエッセー集「自分が嫌われてると思ってる人へ」(ヨシモトブックス)の中でも、相方の天然エピソードが満載だ。 ブタのキャラが主
学校の図書室の蔵書を3年半で約3000冊(550万円相当)を、中古書店に転売していたとして、新潟市教育委員会は30日、市立小須戸中学校に勤務していた元図書室司書の40歳代の女性を、窃盗の疑いで秋葉署に告訴した。 市教委によると、女性は2008年4月から13年3月まで臨時職員の司書として同校に勤めていたが、09年9月頃から、新たに購入した図書を10~30冊ためては、市内3か所の中古書店に新品のまま転売していた。転売は徐々にエスカレートし、12年度に購入した約500冊のうち、残っていたのは6冊だけだったという。 後任の司書が、購入したはずの図書が見当たらないことに気づき、発覚した。 女性は、市教委の調査に対し「生活が苦しくほとんど食費に充てた」などと話しているが、弁償のめどは立っていないという。市教委の管理マニュアルでは、購入図書の検品は担当教諭と司書が2人ですることになっているが、守られてい
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