「金利60%」の高利貸し疑惑を本誌・週刊ポストが報じ、騒動となった日本維新の会の中条きよし・参院議員。本誌が確認した中条氏の本名で交わされた「金銭消費貸借契約書」には〈利息配当は年60パーセントとする〉との記載がある一方、中条氏は1000万円の貸付を認めて資産等報告書を訂正したものの、自身の持つ契約書では金利の部分は空欄で、「金利をもらおうと思ったことは一切ない」と主張している。 その中条氏はYouTubeに公式チャンネル「本音の扉」を持ち、制作費を税金である「調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費。以下、旧文通費)」から支出している。同チャンネルの動画制作に関わるのが、芸能事務所社長のX氏だ。X氏は中条氏と同じ相手であるA氏に1000万円を貸し付け、A氏から返済がなされていないとして損害賠償請求の裁判を起こしている。X氏は本誌の取材に、「A氏は以前、中条氏から紹介された」と語っている。