京都府は22日、8日の大雨で南丹市八木町の工事現場から桂川に流出したドラム缶について、7本のうち空の1本を除く6本を回収したと発表した。 いずれも亀岡市内で見つかり、微量の有害化学物質PCBが付着する恐れのある作業着入りの3本も全て発見された。周辺の水質検査で異常はなかったという。
大阪から北東に進み、京都府京田辺市付近で発達して豪雨をもたらす積乱雲の研究を、桃山高(京都市伏見区)のグローバルサイエンス部の生徒たちが進めている。たびたび府南部に大水害を起こしたとみられる積乱雲を「田辺五郎」と名付け、発生条件やメカニズムを探っている。 気象予報士の資格を持つ同部顧問で阪本和則教諭(41)によると、田辺五郎は、大阪湾から淀川沿いに北東へ進む積乱雲で、京都・大阪府境の丘陵地帯を越えた後に急発達する。次々と発生して記録的な豪雨をもたらす場合もあり、過去に起きた南山城水害(1953年8月14~16日)や府南部豪雨(2012年8月13~14日)の原因とも推測されるが、詳しい発生条件などは未解明という。 京都市では、夏の積乱雲を発生地域にちなんで「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」と呼ぶ。同部は05年、伏見区付近で発達する新しい積乱雲を確認し、「桃山四郎」と命名。今回、続く形で田辺
雪がわずかしかないゲレンデ。営業できずにスキー大会やスキー教室も中止となった(26日、京丹後市弥栄町・スイス村スキー場) 西日本を中心に暖冬の今冬、雪深いとされる京都府北部の丹後半島ではほとんど降雪がない状況が続いている。京都地方気象台によると、降雪は平年のわずか1、2%しかない。除雪費や交通事故が減少した一方で、府北部唯一のスイス村スキー場(京丹後市弥栄町)は開業できないまま今季の営業終了を決めた。「こんなに降らない年は生まれて初めて」と住民らが口をそろえる。 気象庁のデータによると、今季観測された降雪は市街地の京丹後市峰山町で12月30日、1月26日、2月11日の3日のみ。降雪の合計は平年値で12月は43センチ、1月で112センチだが、今季は12、1、2月ともそれぞれ1センチしか降っていない。大雪だった昨年2月は合計151センチで、最大83センチの深さまで積もった。 原因について、京都
滋賀県は19日、今年9月の台風21号による農業被害をまとめた。記録的な強風により、ビニールハウスや倉庫など農業施設の被害箇所数が4393件と戦後2番目の多さとなり、被害総額は38億2800万円に上った。 施設関連では、ビニールハウス3647棟が被害を受け、うち912棟が全半壊した。農業用倉庫のほか、堆肥舎や牛舎など畜産関連の施設や獣害防止柵、果樹棚の被害も目立った。 農作物では、野菜や果樹が枝折れや落果などで収穫できなくなり、339・78ヘクタール、3億9900万円の被害が出た。水産業では、漁船26隻が沈没や浸水したほか、定置網のえりが67箇所で倒壊や破損し、157件、1億900万円の被害があった。 県農政課によると、被害箇所数は1959年の伊勢湾台風(5183件)に次ぐという。被害総額は平成に入って3番目となり、90年の台風19号(49億8600万円)、2013年の18号(46億6800
台風で飾り金具が落ちて現れた「葵紋」の飾りの跡。チョークでなぞり跡を確認している(23日午後、京都市中京区・二条城) 二条城(京都市中京区)の国宝・二の丸御殿の屋根で、築城した江戸幕府の初代将軍徳川家康ゆかりの葵(あおい)紋の飾り跡が、26日までに見つかった。皇室別邸となった明治期に取り付けられた飾り金具で覆われていたが、今月4日に直撃した台風21号の強風で金具が外れ、思わぬ形でお目見えしている。 葵紋が見つかったのは、二の丸御殿の南妻面の破風板。直径64センチで、木板か銅板に彫刻した葵紋が取り付けられていたとみられる。台風通過後、二条城の職員が被害を点検したところ、飾り金具が外れた破風板に葵紋の跡が浮き出ているのを確認した。 二条城は家康が1603年に完成させ、15代将軍慶喜が1867年に大政奉還を表明するなど徳川家とゆかりが深い。1884(明治17)年から、市に譲渡される1939(昭和
放水銃などの防火設備で「打ち水」をする東本願寺の御影堂(27日午後5時8分、京都市下京区) 真宗大谷派本山・東本願寺(京都市下京区)は27日、猛暑対策として防火用放水設備(ドレンチャー)を使った大規模な「打ち水」を境内で初めて実施した。水のシャワーが御影堂(ごえいどう)を包み込み、涼しげに屋根から水を滴らせる建物に参拝者が見入った。 京都市内は猛暑日が続き、同寺では参拝者のために建物内で扇風機を設置している。だが、効果は限定的なため、伝統的な避暑の知恵である「打ち水」を境内で取り入れることにした。夕刻に試験的に放水を実施したところ、翌朝に2度ほど気温が下がる効果があったという。 午後5時すぎ、屋根部分の防火用放水設備から一斉に水が噴き出し、御影堂が水煙に包み込まれた。初日は特別に放水銃も使用され、約5分間たくさんの水がまかれると、夕立の後のように境内に涼しい風が吹き抜けた。同寺は「朝と夕方
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
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