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よみものとマーク・フィッシャーに関するshimomurayoshikoのブックマーク (2)

  • マーク・フィッシャー「ヴァンパイア城からの脱出」(2)

    ヴァンパイア城の内部 第一の構造は、わたしがヴァンパイア城と名付けたものである。ヴァンパイア城は罪の意識を拡散することに特化している。この城は、破門や告発を望む「僧侶の欲望」と、一番に誤りを指摘したいという「学校的かつ学者ぶった者の欲望」、そして内輪集団のなかで開明的な人でありたいという「ヒップスター的欲望」によって運営されている。ヴァンパイア城を攻撃する際に生じる危険は、それがあたかも、レイシズムやセクシズム、あるいは同性愛差別に対する戦いを攻撃しているように見えかねない点にある−−−−もちろんたとえそう見えても、今後、ヴァンパイア城攻略の思想を強めるためにあらゆることがなされるべきなのだが。だが、ヴァンパイア城とは、そうした差別に対するあらゆる戦いについての唯一の正当な表現であるというよりは、ブルジョアリベラル的な倒錯として、またこうした戦いの運動のエネルギーを奪うものとして理解される

  • マーク・フィッシャー「ヴァンパイア城からの脱出」(1)

    この夏、わたしはあらゆる政治的な運動から引きこもっておこうと考えていた。過労で疲れ果て、生産的な活動をすることもできず、ソーシャル・ネットワークをさまよい、抑と疲労が増大するのを感じた。 「左翼」のツイッターはしばしば、むごい、意気消沈させる地帯となる。今年の早い時期に、人目を引くようなツイッターの炎上があって、そこでは左翼的とみなされる特定の人々が「呼び出されて」非難されていた。左翼的な人が言っていたことには時として不愉快なものがあった。だが、それにもかかわらず、彼らが個人的に中傷されて追求されるやり方は、恐れを抱かせるものだった。悪意に満ちた魔女狩り的な道徳主義が放つ異臭がそこにはあった。わたしがこうした現象について表明しなかった理由は、言うのも恥ずかしいことだが、恐れていたからだ。ごろつきたちは遊び場の別の場所にいる。わたしは彼らの注目を惹きたくはなかった。 こうしたやりとりにおけ

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