最初の売上はMRR10万円。それを獲得するまでに1年1ヶ月かかった。MRR100万円を超えるのに2年。問い合わせは毎月5件くらい。投資家とのMTGは辛く、友人の「売上いくら?いつ上場するの?w」には苦笑いで返してた。3年やってMRR280万円までしか伸ばせずにピボット。スタートアップなんてこんなもん! — 諸岡 裕人|カミナシ CEO (@morooka_hiroto) February 9, 2022 そこで2つのことを感じました。 「サクセスストーリーではなく、苦労話や失敗談を聞くことで活力になったりする場面もある」ということ。過去の自分など特にそうですが、上手く行ってない時ほど誰かの苦労した話を聞くと、「自分もがんばろう!」と思えました。なので、このnoteは順調な方よりも、昔の自分のように苦しい状況にいる方に向けたものになっています。 2つ目は、「みんなリアルな数字を知りたがってい
「事業をやめる」ということに関して書かれた文章は非常に少ない。 一番多いのは「事業を成功させる」に関しての文章で、次に多いのは「事業をはじめる」に関する文章だ。 「はじめ方」や「成功のさせかた」についてはたくさんの文章があるのに、「おわらせ方」については分からない。 事業に限らず、世の中のあらゆる側面で、この現象は観測される。恋のはじめ方を教える文章は多くても、おわらせ方を教えてくれる文章はほとんどない。 だからこそ、「おわらせ方」を書いた文章を大事にしたい。 おわらせ方の文章を、世の中に増やしていきたい。はじめ方と同じくらい、おわらせ方も大事だと思うから。 だから今日、ぼくがやっていた事業と、その事業をおわらせるにいたる経緯について、じっくり書いてみようと思う。 世界初の月額会員制村作りサービス「あの村」 僕がやっていたのは、あの村という事業だ。 「DASH村みたいなことを、自由に主体的
起業して 8 年しか経っていないが、だらだら書いてみる。 自分の会社は従業員は片手で足りるくらいの IT 系零細企業。 税金は高い売上はすぐ入ってこない自分の給与は自分で決められる仕事は簡単に見つからない社員を雇うのは難しい経理、総務、法務、営業事務、書類仕事は多い賞与はいくら出してもいいオフィス賃貸費用は安いほうがいい銀行はとにかくお金を貸そうとしてくる資本金は銀行からお金を借りない限りどうでもいい経営の相談ができない顧問税理士は役に立たない帝国データバンクや東京商工リサーチへの登録が必要になる時がある自分宛ての投資マンション迷惑電話がくる社員の月給が低ければ低いほど経営が楽になる社員の年収は可能な限り高いほうが良い自分の年収に興味がなくなる収入を増やすのも、支出を減らすのも難しい賞与はいつ出してもいい顧問弁護士は必要だが、いつも必要なわけではない自社製品だけで会社を回すのは現実的ではな
チャーリーです。 追記:ビジネスモデルを図解できるツールキットを販売中です。この記事にあるような図解を自分でもやってみたいという方はぜひ。 もう2018年も1/4が終わったというにわかに信じがたい状況ですが、ビジネスモデルを図解し続けたものがたまってきたのでここらで13個一挙公開します。 - 目次 -俺のフレンチ サマリーポケット 未来食堂 Cansell プチローソン Unipos SCOUTER ポプテピピック ZOZOSUIT Optoro Fundbox PillPack Farmers Business Network 100の事例を図解した「ビジネスモデル2.0図鑑」という本を発売しています(本記事の事例ふくむ)。予約開始と同時にnoteで全文無料公開という試みをやっています。本記事に興味を持ったらそちらもどうぞ! 俺のフレンチ俺の株式会社は2012年創業、あのブックオフの創業
ホームEXレポート6ヶ月後に会社が潰れるのが確実になった時、ベンチャー企業のCFOがやるべきこと 【とあるCFOの独白】 ベンチャー企業でCFOをしようとする人間はよほど物好きな人間だと思っている。 それ以上に変わり者が多いのはCEOだが、変わり者の上に強気一辺倒で攻めるCEOの場合とは異なり、CFOのポジションはいつも資金繰りに追われ、夢の中まで追いかけてくるCF計算書の悪夢に苦しめられている人も多いのではないだろうか。 今から10年ほど前、そんなポジションでCFOをしていた。 社長はベンチャー企業の経営者と言うには異色の50代後半。 30年の歴史があり、売上50億円、従業員数700名あまり(うち、パートアルバイト500名程度)を抱える地域では知られた中堅企業で、業界の規制緩和で先進的な事業に取り組み始め、第二の創業を迎えている時だった。 鼻の利くVC(ベンチャーキャピタル)が集まり多く
IBMとクックパッドで計6年間エンジニアを務めた女性が、これまでにない定食屋をオープンした。お手伝いすれば一食無料、カスタマイズオーダーも自在。飲食業界の型にはまらない経営が話題を呼ぶ。 未来食堂の店舗内部。一見普通の食堂だが、茶碗の数やおひつで各自がご飯をよそう仕組みなど、飲食業界では「ありえない」試みが満載だ これまでになかった形態の飲食店として、話題になっている定食屋がある。今年9月、東京は神保町のオフィスビルの地下にオープンした「未来食堂」だ。オーナー兼店主は、東工大理学部数学科卒で、IBMとクックパッドで計6年、エンジニアを務めた小林せかい氏。異業種ならではの新たな視点で、飲食店の常識を覆すようなサービスを提供している。 美容院や花屋と同じサービスを カウンター形式で12席の店構えは定食屋として一般的だが、独特なのはメニューだ。未来食堂のメニューは、日替わりでひとつだけ。しかしプ
企業訴訟, 会社法務 起業家があらかじめ知っておくべき10の法的な知識|企業法務の勘所 2016.10.08 これから起業を考えている方や起業して間もない方に、私が弁護士としてぜひお伝えしておきたいことがあります。 それは、起業前にはなかなか予測できない法的な知識です。 これまで多くの会社を見てきましたが、特に売上が伸び始めたスタートアップ企業では、予想もできなかった「トラブルや事件」が必ずと言っていいほど起こりました。 例えば、経理担当者の不正は10年以上会社を経営している方であれば、ほとんどの方が一度は経験があるのではないでしょうか?しかし、ほとんどの起業家は自分の会社ではそういうことは起こらないと思っているものです。 会社を始めたばかりの頃は、事業を伸ばすこと、そして資金繰りのことでどうしても精一杯になってしまいます。そのため、トラブルが起こる可能性を事前に潰しておくことはあまり重要
20年来の友人の言葉 つい先日、古い友人に会う機会がありました。 私「久しぶり。元気にしてる?」 友人「時間ができて。実は先月までで会社を辞めたんだ」 私「何それ!?これからは何をやるの?」 友人「カフェをやろうと思って。うちの奥さんが作るカレーが美味いから、それを看板メニューにして」 私「でも全然、畑違いじゃない?店の場所は決めたの?」 友人「まだ決めてないよ。でも知り合いの不動産屋はいるから大丈夫」 私「(決めてないの?)何か準備しているの?」 友人「起業する人向けのセミナーがあるみたいだからそれに出ようと思って。開店資金も貸してくれるって!」 私「(おい、最初から人の金をアテにするのか!)運転資金とかは毎月幾らくらい掛かるか試算した?」 友人「まだだよ。夢はこれからさ!」 私「そうかい。頑張ってね・・・」 とその時は時間が無かったので、それだけの話で分かれました。 この話を聞いた私は
多くの企業が新規事業に取り組んでは失敗している。新規事業はそもそも難しく、企業の中で始める新規事業もスタートアップも成功するケースはわずかしかない。中でも既存事業をもった企業の中で新規事業を立ち上げるのは、非常に難しい。スタートアップに比べて恵まれた環境にあるにも関わらず、である。 私たちも大手システム会社の社内ベンチャーからスタートしたので事情はよくわかっているし、「納品のない受託開発」では新規事業に取り組むお客様の相談を多く受けてきた。本記事では、そうした経験から新規事業の当事者でなく、既存事業の経営側がやっていることで失敗させてしまっている点について考察した。 たくさんの関係者を入れる 仲間内で始めるスタートアップと違い、企業で新規事業に取り組む場合は、社内からメンバーを集めてきて体制を作るところから始まる。事業計画をもとに必要なスキルを持った人員が配置される。しかし、そこに落とし穴
「会社員は稼げないよ」と私はコンサルタント時代、出会う多くの中小企業経営者に言われ続けた。 「そう言われても……」と思いつつ、彼らの稼いでいる金額を聞かされるたびに、私は驚きを禁じ得なかった。 せいぜい30人程度の中小企業であっても、それなりの割合で経営者は3千万円以上の報酬を手にしている。100人を超えている企業で、長く続いている企業であれば、億単位で報酬を手にしている経営者も珍しくない。 「上場企業の社長の報酬が数億円」で驚いている場合ではない。儲かっている中小企業の経営者の報酬は、それこそ青天井である。 だが、多くの経営者はそれを黙っている。「従業員には言えないよ」と私はなんども聞かされた。 もちろん彼らはリスクと隣り合わせである。何かの拍子で会社が傾けば手元に残るのは借金であるし、従業員の不始末を自らの責任にしなければならない時もある。 だが「リスクを取っても経営者になりたい」とい
柴田: 「しば談」の第一回目は、習い事のマーケットプレイス、サイタを創業して売却した有安伸宏さんににお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 有安伸宏さん(以下、敬称略): 19歳の時に初めて起業して以来、今まで4つ会社を作り、うち3社を売却してます。ネット系の創業経営者として、あわせて15年位の経験があります。直近に作った会社は、習い事のレッスンのマーケットプレイスを運営するコーチ・ユナイテッド株式会社。その会社を2013年に上場企業へ売却、2016年2月に社長を退任して、今に至ります。 個人でエンジェル投資もやっていて、家計簿アプリのマネーフォワード社、ファッションECのMaterial Wrld社など、コンシューマ向けの事業に投資しています。あとは、Tokyo Founders FundというExit(注:IPOもしくはM&A)を経験した日本人8人でやってるファン
実家に帰省した際に、40年間一つの会社を経営し続けてきたオトンに「仕事人生を振り返るインタビュー」をさせてもらった前回からの続きです。 どうでもいいですが、写真の奥に立っているのは専業主婦歴46年のオカンです。@実家の食卓 どんな注文でも「できます。やります」とハッタリをかまし続けたオトン ――ひょんなことって、なにが起きたの? たまたま飛び込んだ建築会社で、なぜか”事務用品業者”に間違われて、応接室に通されたんだ ――相手が勝手に勘違いしてくれた、と 話をしているうちに、お互い”なんか違うぞ”って気づいて、そこでマンション管理の会社だと説明したんだ ――ふんふん そしたら、会計管理のサービスには興味を示してくれなかった代わりに、”消防設備の法定検査とか、排水管の清掃はやってくれないの?”って訊かれたわけ ――会計サービスを売りにしているんだから、”頼む相手が違う”と答えることもできたけど
ベンチャー支援をしている知人から、総務省のプロジェクトでこんなんつくりましたということで、「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」という資料が送られてきたのだが、これが無料で配布されている資料とは思えないほどの非常に充実した内容で、いつか会社を始めるかもしれないと思っている人にはきっと役に立つだろうと思ったのでブログで紹介したいと思う。 冒頭に下記のように宣言されているだけあって、その内容は実に生々しい。 説得力ある合理的な事業計画」をどう作成し、日々の経営にどう活かすのか、相談相手の少ないベンチャー経営者の参考にしていただくこと、指針を少しでもご提供することを意図している。こういった努力の結果、日本から急成長ベンチャーが1社でも多く生み出されることを強く祈願したい。 P.5 総務省 ICTベンチャー向け事業計画作成支援コースの意義 より 事業計画作成について詳しく記された書籍は10年来多
現状に不満があり「起業をしたい」「独立をして自分の実力を試したい」と思ったことはありませんか? でも実際に自分にできるのか不安で行動にできないと多くの方から毎日相談を受けます。 実は私はドバイに住んでいますが、現在も日本で数十社の会社を経営している現役の経営者です。 20年ほど会社経営をしていますが、数多くの問題を乗り越えながら、20年無借金経営という成功を手にしてきました。 そんな私がお勧めする起業成功率を劇的に上げる本を10冊ご紹介したいと思います。 起業に関わるマインドや経営者として人や心を動かす方法やマーケティング・営業方法など起業するにあたり必要な本をご紹介します。 会社経営をしたばかりで毎日不安だった自分に読ませたいと思える本を厳選しましたので是非ご覧ください。 マインドセットが学べる 厳選2冊 成功の9ステップ 著者 ジェームス・スキナー 「リスクは最小に。でも素早く行動し、
コラム・マニュアル 2023-04-27 Z世代社員のトリセツ~理解不能?なZ世代とのコミュニケーションのコツ...
実行すれば売上増につながる実績のある方法を44個紹介します。いわゆる売上増の手法43個と売上下降局面に採りうるべき対策1個です。 売上増の手法の43個は大きく3つに分類されます。 客単価を上げる方法(8個) 成約率を上げる方法(17個) 見込客数を上げる方法(18個) こうした分類をするのは、あなたに売上を上げる仕組みを作って欲しいからです。 読了後、自社に最適な方法のいくつかを実践すれば、納得づくで売上を増やして黒字化する仕組みを作ることが出来ることでしょう。 偶然ではなく計算尽くで黒字にする方法を、いますぐ手に入れて下さい。 1.黒字化のために採るべき手法は、シチュエーションに応じて変化する まず最初に認識しておかなければいけないのは、黒字化を図るために採るべき手法は、会社のおかれたシチュエーションによって違うということです。 会社のおかれたシチュエーションは、大きく分けると2種類に分
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