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  • 最も過大評価されている作家:三島由紀夫

    三島由紀夫は日本を代表する文豪・憂国の士といわれるが、過大評価され過ぎだと思い、所感を書いておく。 駄作が多すぎる三島由紀夫はかなり多作な作家で、小説・戯曲だけでおそらく200作を超える。 新潮社の三島由紀夫全集はバカデカサイズの全42巻からなり、通読した人間は三島の専門家くらいだろう…専門家すら怪しいが。 なぜならあまりにしょーもない作品が多すぎるから。 三島由紀夫といえば金閣寺。少し落ちるものとしては仮面の告白、潮騒、美徳のよろめき、鏡子の家、憂国、豊饒の海がある。 しかし他の95%の作品は・・・? 私は三島由紀夫が好きで、小説だけでなく戯曲を含めて結構読んでいる方だと自認しているが、若者がつまらぬ観念を語るだけの作品、あまりに紋切り型の恋愛作品が多すぎて、読むのが時間の無駄・苦痛だ。 打率の低さは擁護しきれないほどである。 三島由紀夫vs東大全共闘2021年に『三島由紀夫vs東大全共

      最も過大評価されている作家:三島由紀夫
    • 文学フリマへの批判と提言|西中賢治

      2024年5月19日に、『アラザル』の新刊となる16号を発行します。「政治」を特集した13号(2020年発売)に続き、2度目の特集号として「経済」をテーマに制作しました。昨今の物価高や円安、税制改正によって、お金の問題が生活の中で大きくなっているこのタイミングで、同人それぞれがお金について考えたエッセーを掲載しています。 https://x.com/arazaru/status/1790958151883424005 さて、「インディペンデント批評誌」として発行している『アラザル』は、2008年の創刊以来、常に都内で行われる文学フリマに合わせて新刊を作ってきました。増刊号を出す際や、何も新刊のないタイミングでも文フリに出店してきたので、我々にとっては文フリはもっとも大きな発表の場になっていると言えます。しかし、今回の16号は文学フリマで販売しないことにしました。正直に言うと、同人の誰もがぼ

        文学フリマへの批判と提言|西中賢治
      • 戦前の少女小説復刊相次ぐ 常識に反発、奮闘に共感 活字の海で - 日本経済新聞

        絶版となった戦前の少女小説の復刊が相次いでいる。現在では忘れられてしまった作品の中から、現代にも通用する良作を掘り起こそうという動きが強まっている。「誰からも離れて、たった一本、山の頂きに咲いている桜の花のような女になろう」――。森田たまの『石狩少女(おとめ)』(ちくま文庫)は明治時代の北海道に暮らす多感な文学少女、悠紀子が主人公だ。「平凡にお嫁にいって、平凡に人妻として一生を終るべき人じゃ

          戦前の少女小説復刊相次ぐ 常識に反発、奮闘に共感 活字の海で - 日本経済新聞
        • 「私のおかげで少女たちは自由になった」─小児性愛作家のゆがんだ“愛情”

          写真と手紙を人質にとられて 1976年にジーは18歳になり、何度かの苦悩に満ちた試みの末に、ようやくマツネフの支配から逃れた。その頃には彼女は彼に対してますます批判的になっていた。「批判の気持ちが強くなってきたのです」と、彼女は言う。 だが、彼女の人質状態はその後何十年も続くことになる。今度は彼の作品と、そこで使用される自分の手紙に囚われることになったのだ。 交際していた3年のあいだに、ジーはマツネフに促されて愛やセックスについてあけすけにつづった手紙を何百通も書いた。 マツネフはその一部を1974年に小児性愛を熱烈に擁護した『16歳以下』(Les Moins de Seize Ans)に使用し、彼女の許可なしに出版する。別の著書(『離教的情熱』、Les Passions Schismatiques)によれば、彼はそれらの手紙を「大人と子供の関係は子供にとってもきわめて豊かなもので、その後

            「私のおかげで少女たちは自由になった」─小児性愛作家のゆがんだ“愛情”
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