プロミュージシャンの自宅スタジオや、著名ボカロPの作業部屋などに行くと、よく見かけるドイツRMEのオーディオインターフェイス、Fireface。ちょっと高価ではあるけれど、気になっているという人も少なくないと思います。Fireface UCXやFireface UFXなど、いくつかのラインナップがありますが、現在の主流製品はUSB/FireWire両対応のものとなっています。 先日、発売元のSynthax Japanの担当者と話をしたとき、ちょうど9月20日からキャンペーンを行うということを伺ったので、このタイミングで、ハイエンドオーディオインターフェイスのFirefaceとはどんなものなのかを改めて紹介してみたいと思います。 RMEの18IN/18OUTオーディオインターフェイス、Fireface UCX(下)とAdvanced Remote(上) 一般的にコンピュータ関連の製品というの
ここしばらく、日本語で使えて、 iTunesのように使い易く、今使用している音楽ライブラリーをそのままインポートできて、CD読み込み精度やライブラリー管理、タグ編集機能も優秀で、非圧縮もFLACもApple Losslessも聴けて、RMEインターフェイスをASIOドライバーで使えるWindows用の音楽プレイヤーはないかと探していたのですが、なにやら「MusicBee」というソフトウェアが話題になっているようで。早速RMEのインターフェイスで試してみましたのでご紹介します(2013年7月現在:MusicBee ver. 2.1.4924)。 MusicBeeのメイン・プレイヤーはとてもシンプルで、設定画面もメニューもすべて日本語で使えます。デフォルト画面は以下の要素で構成されています。 左:音楽ライブラリー、ポッドキャスト、ラジオ、プレイリスト等を選択する「ナビゲーター・パネル」 右:再
パソコンを再生機器として活用するUSBオーディオというスタイルが確立されて以降、音楽ファンが使用するハードの傾向にも大きな変化が出てきている。レコーディングの現場で活用されるようないわゆるプロ機が、一般的な音楽ファン/オーディオファンから高い注目を集めるようになったのだ。 そもそも192kHz/24bitや96kHz/24bitなどのハイレゾ音源は「スタジオマスター」とも言われ、レコーディングスタジオそのままのスペックを持った音源を家庭で楽しむことができるということが大きな魅力となっている。これはCDという限られたスペックのメディアからの解放を実現する。このデータによる音楽信号のやりとりは、USBオーディオが普及するよりもっと前からレコーディング現場では一般化されていた。こうした経緯を考えると、「レコーディング現場と同じ環境で再生できる」という側面からプロ機が注目されたことは必然の流れだっ
俺のPCがこんなにいい音だったなんて。RMEがゴージャスすぎた2024.01.19 15:3052,115 尾田和実 PCの音も、レコードプレイヤーの音も。これなしではいられなくなる。 プロのレコーディング機器としては最高峰。でも、リスニング専門でも魅惑的なサウンド。RME(アールエムイー)「ADI-2/4 Pro SE」は使ってみて、はっきりそう言い切れる「マスターAD/DAコンバーター」なんです。 まず、AD/DAコンバーターとは何か? ポイントはAとD。これは頭文字なんですが分かりますでしょうか? Aとは、アナログの略です。そして、Dとはデジタルの略になります。そして音というのは、すべて空気の振動なので、最終的にどこかでアナログの信号に変える必要があるのです。 つまり、AD/DAコンバーターとはA(アナログ)とD(デジタル)の間をいったりきたりできるように信号を変換する交換機、ぐらい
RMEは、ドイツ・フランクフルトで開催されたMusikmesse 2010にて、持ち運びにも便利なバスパワーに対応するモバイル型の高性能オーディオインタフェース「Babyface」を発表した。 コンパクトなボディーの本製品には、ふたつのUSBポートが設けられ、多彩な機能をすべてバスパワーで利用できる 本製品は、高い安定性と音質で定評のある「Fireface」シリーズの新製品。同社「Fireface UC」同等の最適化されたUSB2.0のハイスピードバスを搭載する。また、独自の伝送技術により超低レイテンシーを実現したほか、最大192kHz対応のデジタル入出力(ADAT/SPDIF)なども搭載する。さらに、本体のminiTRSジャックは、ブレイクアウトケーブル経由でステレオTRSジャックでの利用が可能。高度なジッター抑制を実現する「SteadyClock」、新たに3バンドEQ、リバーブ、ディレ
話題のインターフェイスThunderbolt 最近よくいただくご質問に「RMEはThunderboltには対応しないんですか?」というのがあります。 物理的なポートについては、さすがにファームウェアアップデートでどうにかなるものではないので今後発表される製品に期待することにいたしまして、その前に「そもそもThunderboltって実際のところどうなの?」という点について少々。 (2016.10.18追記) RMEの新しいフラッグシップ、Fireface UFX+にはFirefaceシリーズとして初めてThunderboltおよびUSB3が採用されました。しかし、それはレイテンシーや音質向上のためではなく、MADIの搭載による多チャンネル(96in/96out)を安定して送受信するためのものです。 ご存じの方も多いかと思いますが、Thunderboltの中身(プロトコル)にはPCI Expr
ひと昔前はPCIバス接続の内蔵型オーディオインターフェイスはいろいろとありましたが、USB接続が圧倒的になった今、内蔵型オーディオインターフェイスの選択肢は少なくなってしまいました。もちろんSound Blasterなど、コンシューマ用製品はいくつかありますが、しっかりレコーディングができ、業務用の音質に耐えうるオーディオインターフェイスがあまりないのが実情です。そうした中、RMEからリリースされたのがPCI Expressバスに接続する30チャンネル192kHz対応のオーディオインターフェイス、HDSPe AIO Proです。 RMEは先日、USBオーディオインターフェイスのFireface UCX IIを発表し、大きな話題となっていますが、こちらHDSe AIO Proもかなりの実力を持つオーディオインターフェイスであり、Fireface UCX IIと同様、SteadyClock F
シンタックスジャパンは、高い安定性と音質に定評のあるRME社の24ビット/192kHz対応USBオーディオインタフェース「Fireface UC」(USB Compact)を、2009年10月17日から発売開始すると発表した。価格は、オープンプライス。 Fireface UCでは、RME社のHammerfallコアをベースにして、新たに設計された独自の伝送技術を採用。ハイパフォーマンスなオーディオ入出力を実現させるために、最適化されたUSB 2.0ハイスピードバスを搭載。マルチチャンネルでも超低レイテンシーを実現していて、従来のUSB製品を凌駕して、プロフェッショナルユースに耐えるハイスペックを実現している。なお、使用OSにより自動的に切替えが行われる2つのファームウェアを本体に内蔵することで、そのレイテンシーはPCI Expressを採用した製品にも匹敵する、Windows Vistaで
(株)シンタックスジャパンは、同社が取り扱うRMEについて、768kHz/24bit対応の単体DAC「ADI-2 DAC」やAD/DAコンバーター「ADI-2 Pro FS」、そして今回の日本での発表会が初めての発表となるMADI/AVBコンバーター「M-32 Proシリーズ」を始めとした新製品群をさる2018年6月13日に発表した。 発表された製品については本稿後半をご覧いただくとして、ここで特に注目したいキーワードが「AVB」という規格である。 AVBは正式名称を「IEEE 802.1 AVB」という。AVBとは「Audio Video Bridge(オーディオ・ビデオ・Bridge)」の意味で、アメリカの電子工学・電子工学技術の学会であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.=電気電子技術者協会
■音楽制作用オーディオインターフェースRME「Babyface」のDAC機能に全力で迫る PCオーディオに興味を持っている方なら、RMEというブランドの音楽制作用オーディオインターフェースには聞き覚えがあるのではないだろうか。音楽制作用オーディオインターフェースはDACによる再生機能とADCによる録音機能の両方を備えるが、RME製品はDAC部分の音質も評価されており、オーディオ用としても人気を高めているのだ。 そのRMEのオーディオインターフェースの中で最もコンパクトかつ安価な製品が今回紹介する「Babyface」。実売69,800円程度。音楽制作用インターフェースとしてはかなり小型な部類で、デスクトップへの収まりも良好。RME製品の中から、この連載で取り上げるならやっぱりこれだ。
製品開発ストーリー #7:RME Babyface Pro 〜 業務機と同等のAD/DAを搭載、さらなる高音質を追求した定番オーディオ・インターフェース RMEの定番オーディオ・インターフェース、Babyfaceがフル・モデル・チェンジ! 現在開催されているMusikmesseにおいて、RMEは新製品「Babyface Pro」をお披露目しました。「Babyface Pro」は、オリジナルBabyfaceのコンセプト(コンパクトなテーブルトップ筐体で、バス・パワー駆動)はそのまま受け継ぎ、業務用機のADI-8 DS Mk IIIと同じAD/DAコンバーター・チップを搭載するなど、音質面を徹底的にブラッシュ・アップ。マイク・プリアンプやヘッドフォン・アンプも新設計のものに置き換えられるなど、“Pro”の名に相応しい超・高音質オーディオ・インターフェースとして生まれ変わりました。Musikme
>>> 筆者の楽曲が聴けるSpotify Playlistはこちら <<< ちはテラムラだよ!! 新しいオーディオインターフェイスRME Fireface UFX IIを導入しました。 オーディオインターフェイスとは名前の通りパソコンにオーディオデータ(音)を入出力させるための機材です。 これまではRME社のFireface800という2004年発売のモデルを愛用しておりました。 バンド時代のデモやプリプロはほぼコレで録ってたし、中古で購入して10年近くも使ってたのかな。 PCとの接続はFirewire800とFirewire400が使えて、僕はFirewire800接続で使用してました。 Fireface 800 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン] 2月下旬のある朝、インターフェイスの電源が勝手に切れていて(※基本的に入れっぱなし)そのあとスイッチを入れ直
独RMEのAD/DAコンバーター「ADI-2 DAC FS」に搭載されるDACチップが、AKM製「AK4493」からESS製「ES9028Q2M」に変更となったらしい。今年10月22日、RME製品の日本展開を手がけるシンタックスジャパンのYouTubeチャンネルに、それをアナウンスする動画がアップされている。 動画によれば、DACチップ変更の原因は昨年発生した旭化成エレクトロニクス(AKM)工場の火災に伴う、AKM製チップの供給難にあるという。もっとも、AKM火災の影響を受けているのはRMEに限った話ではない。国内外のさまざまなオーディオ系メーカーがDAC周りの仕様変更を余儀なくされていることは、オーディオファンの方々であれば周知の通りだろう。 RMEの目的はアップデートではなく、あくまで“同じクオリティの製品を供給し続けること”にあるため、AK4493と機能やパフォーマンスの近しいES9
New M-32 Pro II Series High-end, 32-channel 192 kHz converters with AVB or Dante Fireface UFX III 188-Channel, 24-Bit/192kHz high-end USB 3 Audio Interface
一生付き合いたいと思える音だから。今さら聞けないRME × Genelecの話2023.12.26 11:00Sponsored by Genelec 武者良太 プロクオリティとプロクオリティの融合だしコラボだし共演ですよ、このセットたち。 みんなー。家で音楽聴くときにスピーカー使ってるかーい。イヤホンもヘッドホンもいいけど、空間に音が溶け込んでいるような感覚がビシバシに効いてるスピーカーで聴くヘビロテ曲って本当に良いよねえ。真摯に音楽と向き合うときもご飯食べているときもマンガ読んでいるときも、散りばめられた音の数々に胸がときめいちゃうし。 ところでPCにハイレゾやMP3ファイルを入れている、またはストリーミングサービスを使って聴いている人が多いと思うんだけど、そんな皆さまにサイコーにバチバチに相性1000%超えのオーディオシステムが出たんです。それがRME x Genelec(ジェネレッ
Hi! I'm standing for the buying decision of a new soundcard or interface. I was wondering if there is a big difference from the Fireface 400 and the 800? I heard that the mic preamps are a little bit better at the 400 but the D/A should be little better at the 800 is that right? Anyone Compared them yet 1:1? Is that true that i have no possibility at these two units to add after the mic- preamp a
RMEのBabyfaceProは、新鋭の192kHz AD/DAコンバーターと2系統のスタジオ・クラスのマイクプリアンプ、SteadyClock を備えた12IN/12OUT、24bit/192kHzサポート、USB2.0仕様のオーディオインターフェイスです。新たに開発されたTotalMix FXでは、TotalMixの機能が拡張され、3bandのEQ、エコー/リバーブまでも、処理遅延を気にすることなくBabyfaceProの内部で利用することができます。 ■オーディオインターフェイス ・アナログ入出力:モノラル2系統のXLRバランス入力・出力に加えて、別にステレオ1系統のTRS Phone端子とミニ・ジャックの出力も用意。 ・高性能マイクプリアンプ:2系統のマイクプリアンプは、デジタル制御で最大70dBまでの増幅と独立した+48V Phantom電源の供給が可能。 ・デジタル入出力:TO
Thunderboltと並んで最近よく聞かれるのが、DSDというキーワード。曰く、なめらかで艶のある音質。曰く、原音に忠実な再生。曰く、PCMより容量が軽い、云々。そして「RMEはDSD対応しないの?」というのが、このごろのよくあるお問い合わせの流れです。ご存じの通りRMEは自分たちが必要性を感じたものは是が非でも実現するメーカーですが、DSD対応製品が存在しないということは、彼らが必要性を感じていないということなのでしょう。では、そもそもDSDって本当のところどうなんでしょうか。 最近よく聞かれるようになった単語なので、DSDというと従来とまったく違う新しい技術だと思われがちですが、実は現在主流のDACやオーディオ・インターフェイスに使われているAD変換、DA変換のチップは、DSDであってもPCMであっても同じデルタシグマ(ΔΣ)型とよばれるものが使用されています。これは、16ビットや2
RME社は、現在開催中のMusikmesse 2010にて、コンパクトボディでありながら、ほぼ全ての業界標準フォーマットに対応する入出力を搭載した、同社最新のオーディオインタフェース「Babyface」を発表した。 Babyfaceは、同社最新の192kHz AD/DAコンバーターの搭載とリファレンスクラスの高音質マイクプリなどをブルーを基調としたコンパクトなボディに凝縮。また、Windows/Mac用ドライバーのUSB2.0への最適化、バスパワーへの対応なども図られている。このほか、アナログ入出力、オプティカルTOSLINK(ADAT/SPDIF対応)、miniTRSジャック、MIDI入出力といった、同社の誇る先進的技術がふんだんに盛り込まれており、高音質もちろん、他機器との連動性などにもフォーカスをあてたオーディオインタフェースとなっている。価格は599ユーロ。発売時期は2010年夏
前面ディスプレイの消灯モードを追加 ドイツ・RMEの日本代理店をつとめるシンタックスジャパンは、6月13日、新製品発表会を開催。ハードウェア5製品と、ソフトウェア1製品をリリースした。 日本で初登場となった、オーディオインターフェイス「ADI-2 Pro FS」は、2016年にリリースされた「ADI-2 Pro」のマイナーアップデート機。ADI-2 ProからRME製コンポーネントの大きな特徴であるクロックを、最新のFS(フェムトセコンド)仕様に更新したモデルだ。 オーディオインターフェイスとは、録音スタジオや自宅スタジオでの録音用途向けに開発され、A/DコンバーターとD/Aコンバーターを1台に盛り込んだハードウェアのこと。 RMEのオーディオインターフェイスとして、同社初のDSD対応など最先端のスペックを備えつつ、最高グレードの音質を追求したADI-2 Proは、リリース後に高い人気を獲
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