アメリカンカープラモの歴史は3イン1の歴史だ。 本来は完成状態で出荷されていた実車プロモーション用の模型をあえて組み立てずバラバラの部品のまま、少年たちの心をくすぐるカスタマイジング・パーツを封入して「君だけの1台を作ろう!」と提案したことがアメリカじゅうで爆発的に受けた。 しかし、10年あれば少年は大人になってしまうし、新しくやってくる世代の興味はとてもうつろいやすい。3イン1カープラモの爆発的ヒットから10年以上、1970年代のアメリカンカープラモはその舞台裏で苦心に苦心を重ねていた。まるでトランプのスートのように考えられていたファクトリーストック(工場出荷状態)/カスタム/コンペティション(レース仕様)の3択に、いかに新しい選択肢を組み込むことができるか。 >ホビコレ MPC 1/25 1976 シボレー カプリス トレーラー付き 3in1 1978年式のシボレー・カプリス・セダンに