企業ネットワークに10年ぶりとなる大きな変革の兆しが訪れようとしている。Office 365に代表されるパブリッククラウドの急速な普及により、企業のIT基盤は抜本的な見直しを迫られている。これをチャンスとみた事業者やインテグレーターが「クラウド最適」をうたって積極攻勢を仕掛けている。その先兵となるのが「SD-WAN」。クラウドから端末まで、フラットにシンプルにつなぐ理想の企業ネットを目指した動きが今始まった。 SD-WANへの取り組みを本格化させたのが、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)である。2017年3月、企業ネットワークを丸ごと仮想化して、マネージドサービスも併せて提供する「▼SDx+M」ソリューションを発表した。「SD-WANの先行ユーザーから、変更をかけたり故障にあったりした際の運用に苦労していると聞いた。自身で維持していけるケースは限られるようだ。こういうユーザーに向けて