中央東線特急「スーパーあずさ」の新型車両「E353系」の試乗会が22日、松本―甲府間であった。カーブで速度を落とさずに走行するための装置に新たな機構を採用し、現行車両よりカーブでの傾きを抑えて乗り心地を改善させた。JR東日本は12月23日に新型車両の営業運転を始める。 普通車の座席は「南アルプスと梓川のきよらかさ」をコンセプトに掲げ、水色が基調のデザイン。1993年導入の現行車両「E351系」は座席が緑や紫で、より明るい雰囲気を出した。車両の外装は南アルプスの雪を表現した白をベースとし、側面上部にあずさのイメージカラー、薄紫色のラインをあしらった。 12月23日から松本―新宿間の「スーパーあずさ」の4往復に12両編成の3本を導入。順次増やし、「スーパーあずさ」「あずさ」の全便を新型車両に切り替えていく。 JR東日本長野支社の伏田忠広運輸部長は「ビジネスとレジャー双方の利用者に快適に乗っても