ザッケローニ監督が香川をベンチスタートとした意図 日本時間20日未明のキックオフとなったコートジボワール対コロンビアの結果を受け、日本代表はギリシャに勝たない限り1次リーグ突破の確率が著しく低くなることになった。 この日の先発はコートジボワール戦と変わったところでは、森重に代わって今野が入り、香川ではなく大久保が右サイドで先発を務めていた。先発メンバー変更の意図、また、アディショナルタイムも含めると約60分もの間、相手が1人少ない状況にも関わらずスコアレスドローという結果になってしまった理由をデータから紐解いてみたい。 ギリシャは初戦のコロンビア戦で攻撃を仕掛けるアタッキングサードでのプレーの49.1%が右サイドだった。右サイドのトロシディスとサルピンギディスの攻撃参加はギリシャの数少ない攻撃のストロングポイントだ。 日本にとってコートジボワール戦の2失点がいずれも自分たちの左サイドを起点