数十時間で手足の壊死を起こす「人食いバクテリア」とは？致死率3割の【劇症型溶血性レンサ球菌感染症】が増加中！| GME医学検査研究所

数十時間で手足の壊死を起こす「人食いバクテリア」とは？致死率3割の【劇症型溶血性レンサ球菌感染症】が増加中！| GME医学検査研究所

劇症型溶血性レンサ球菌感染症（STSS）の患者数は、2019年が最も多く415例の報告がありました。その後、...概要を表示 劇症型溶血性レンサ球菌感染症（STSS）の患者数は、2019年が最も多く415例の報告がありました。その後、新型コロナウイルス感染症が流行していた2020年は報告数が減少していましたが、2021年以降から再び増加しはじめ、2023年は過去6年間のうちで2番目に報告数が多い年となりました。（2023年の感染発症例は340例、届出時死亡例は97例の報告） 国立感染症研究所によると最近の傾向としては、20〜49歳の割合が増えていることが報告されています。 20～49歳の症例と死亡例は、2021年（症例：19例　10.7％、死亡例：2例　6.9％）から2023年（症例：82例　24.1％、死亡例：23例　23.7％）の間で10％以上も増加しており、50歳未満を中心に増加しています。また子供よりも大人のほうが高い死亡率となっています。 劇症型溶血性レンサ球菌感染症を引き起こすA群溶血性レンサ球菌の中