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#2761. 「言語的保守主義」再考
「#2751. T. S. Eliot による英語の詩の特性と豊かさ」 ([2016-11-07-1]) で引用した宇野によると,保守... 「#2751. T. S. Eliot による英語の詩の特性と豊かさ」 ([2016-11-07-1]) で引用した宇野によると,保守主義の源流はアイルランド生まれの英国ホイッグ党の政治家 Edmund Burke (1729--97) に遡る.「保守主義」という用語を Burke の用いた意味で用いるならば,以下のことを踏まえる必要があるという(宇野,p. 13). (1) 保守すべきは具体的な制度や慣習であり, (2) そのような制度や慣習は歴史のなかで培われたものであることを忘れてはならず, (3) 大切なのは自由を維持することであり, (4) 民主化を前提にしつつ,秩序ある漸進的改革が目指される Burke は政治における「保守主義」のことを語っているわけだが,これを言語における「保守主義」に応用するならば,どのようなことになるだろうか.というのは,「#1318. 言語において保守