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【平家物語15 第1巻 殿下の乗合〈でんかの のりあい〉〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【平家物語15 第1巻 殿下の乗合〈でんかの のりあい〉〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
嘉応《かおう》元年七月十六日、後白河院が出家された。 といっても、今まで通り、政務は、続けられてい... 嘉応《かおう》元年七月十六日、後白河院が出家された。 といっても、今まで通り、政務は、続けられていたから、 別に変りはなかった。 益々わがまま一方になる平家のやり口については、 心の内で、何かとご不満を感じていられた様子だったが、 それを公けにされたわけでもなく、 平家の方でも当らず、さわらずといった態度で、 表面は、何事もない平和な日が過ぎていった。 が、事件は、思いがけないところから、口火を発することになった。 重盛の次男で、新三位《しんさんみの》中将 資盛《すけもり》は、 まだ十三の腕白坊主だが、年は若くても、 良い星の下に生れたおかげで、身分は高く、 したい放題の事をしても、誰もとがめるものがいないから、 図にのって、遊び廻っていた。 嘉応二年十月十六日、珍しく雪が降った。 たいした雪でもなかったが、退屈していた資盛は、 雪にかこつけて、枯野《かれの》へ鷹狩に出かけていった。 年頃