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九州火の国熊本城下、良縁求めてえんやこら - 書痴の廻廊
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九州火の国熊本城下、良縁求めてえんやこら - 書痴の廻廊
集計が出た。 しめて一万二千四百十三件。この数字こそ1930年、元号にして昭和五年を通じての、九州火の... 集計が出た。 しめて一万二千四百十三件。この数字こそ1930年、元号にして昭和五年を通じての、九州火の国熊本一県下に於いて成立したる婚姻数に他ならぬ。 「減ったなァ」 「ああ、去年と比較(くら)べて四百ばかりの減少だ」 「不景気に歯止めがかからぬ以上、仕方あるまい」 「結局それか。聞いたかね、岐阜の山奥あたりでは、貨幣経済が崩壊したぞ。物々交換が商取引の主流として復活したとの評判だ――」 実務に当たった吏員の間で、こんな会話が、きっと取り交わされたろう。 ちなみに昭和五年から数えてちょうど九十年目、令和二年時点に於ける熊本県内婚姻件数はというと、調べてびっくり「六千七百九十三件」! 五桁を逃すどころではない、九十年でほとんど半減しかけてる。 人口自体は五割を増している筈なのに、この為体(ていたらく)はどうだろう。 古人もさぞや驚かれるに違いない。日本人が結婚しなくなったというのは最早疑う余