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増田と ネタに関するaceraceaeのブックマーク (3)

  • タイムマシンになって

    父は奇妙な人間だった。TV鑑定団に骨董品を出すと言ってはスーパーマーケットの皿を買って来たり、タバコを買ってくると言っては駄菓子のハッカタバコを買ってくるという人だった。その天然ぶりと珍妙さは折り紙付きであり、近所からも道端の湿ったコケ類の如き柔らかな中傷を浴びた。 ある時父は失踪した。まるで真冬の嵐に巻かれた雪景色の向こう側に消えるようにいなくなった父であったが、家族からも不思議と心配されることはなかった。母は変わり者の父のことだからきっとどこかで生きている、とのんきな様子でせんべいを頬張り、そうした様子で何年も過ごした。母がせんべいのことすら忘れる頃になると俺も成人になったのだが、どうにも父のことは今すぐそこにいるように感じられて仕方がない様子だった。そのように語る俺ですら、父が死んだという認識はない。父の失踪はまるで都市伝説のみたく脈々と受け継がれてゆくようにも感じられた。 ある日の

    タイムマシンになって
  • もうなにも鴨いや

    人間が一時的に嫌になったので箇条書きでイヤなことを綴ります 一通り書いたあと読み返したら、口が悪すぎた。 どれもこれも世界が悪い。私が悪循環に陥ってしまった、この世界に非があると思う。 (当に口が悪い) ・嫌という言葉 ・漢字とカタカナが入り混じった文 ・ヒトなのに人間と呼んで誇らしげに生きること ・上司の嫌なとこだけ見て良いとこを挙げない自分を含めた小数名 ・その陰口を聞いて呼び出しパワハラモラハラの末に同僚を退職させた上司 ・狭い世界のしきたりを押し付けてくる会社の先輩 ・一人〇〇ができな〜〜〜い!!と阿鼻叫喚する田舎生まれヒップホップ育ちの元ヤン・シングルマザーの先輩 ・お昼の世間話の内容がずっとコロナ・ウィスキー・オーストラリアだった一週間 ・情報共有が下手すぎて、同じ内容のプロジェクトが3つ同時進行していた事 ・ひとりで案件を抱え込み、挙句一大プロジェクトに失敗したのに何わぬ

    もうなにも鴨いや
  • 鞭はめちゃくちゃ痛い。本当に痛い

    とあるニュースで鞭打ちを罰で受けた、という記事を読んでふと思い出した。 ただ、鞭でぶっ叩かれた感想をシェアしたくてこの文章を書いている。他意はない。 色々な事情で武器として作られた鞭を受ける機会が何度かあった。そういうプレイではなく、武器としての鞭を経験するのだ。 まず、鞭はとにかく痛い。というか痛いを超えて精神が折られる。それも、熟達した人ではなく今初めて鞭を持ちましたって人がものすごく軽めにやってもそれぐらいになる。 熟達した人の気は流石にまずいらしく、10%ぐらいに威力を落としてくれたけどそれでもヤバかった。 1発目 俺はやれるぞ、ほかの奴とは違うと心に硬く誓うがあまりの痛みに精神が折られてどうでもよくなる。 2発目 来ることがわかってるので備え体にめちゃくちゃ緊張が走る。激痛で話せなくなる 3発目 体を硬直させようが、何をしようと無駄だということを悟る。 つまり、守るものが何もな

    鞭はめちゃくちゃ痛い。本当に痛い
    aceraceae
    aceraceae 2019/08/03
    一本鞭は痛いよ。九尾猫的なのは痛くないからそういうのと混同してはいけない。
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